薫るクロニクル。

日常生活で思ったことや、趣味の山歩きの話しなど、思いついたことを綴る記録です。

冷めたコーヒー。

2005年11月30日 15時29分36秒 | コラム・エッセイ。
これは、浜松百撰の4月号に載せていただいたコラム。
自分でローストしたコーヒーを飲んでいて気がついたことを記してみました。
豆の品質をチェックするときにも、温かいときと冷めたときの2回チェックすることがSCAA(スペシャルティー・コーヒー・アソシエーション・オブ・アメリカ)では定められています。それは、冷めたときに評価が上がる場合があるのでそうなるのです。



~冷めても美味しいコーヒー~

冷めたコーヒーほどマズイものはない。そういう言葉を聞いたことがある。しかし、私が選んでローストしたコーヒーは冷めても美味しい。それには理由がある。それはダメージの無い豆を使い、最適のローストを施したコーヒーは冷めると、温かいときとは違った旨さがあるのです。もちろん香りや広がりは温かいほうがある。しかしコーヒーの本来の良さである良質の酸味が主張してくるのです。そのためには味にダメージや汚れのないスペシャルティーコーヒーと呼ばれるレベルのコーヒー生豆を使わなくてはならないことは必須であることを述べておきます。