薫るクロニクル。

日常生活で思ったことや、趣味の山歩きの話しなど、思いついたことを綴る記録です。

賛否両論。

2007年08月28日 13時55分17秒 | Weblog。
 わたしはアルピニストの野口健さんのオフィシャルサイトをよく拝見している。
テレビ出演するときはチェックをするし、そのサイトのブログもよく拝見する。それは、野口健という人に親近感を覚えると同時に、その行動力に素直に人間性を認めてしまっているのです。
 そのサイトを見るようになる前には、「落ちこぼれてエベレスト」などの著書を読んだりしました。どのような背景から山登りを始めて、どのような背景から七大陸最高峰を登るようになったのか?そして今の取り組んでいる富士山やエベレストの清掃登山を始めるきっかけなどが書かれており、野口健さんが見え、それからとても行動や発言に注目するようになったのです。

 わたしが思うに野口健さんは怒りをパワーに変換し燃料にして行動を起こしているように思える。若いときだけではなく、今でもそうだと思う。ブログのコメントなどは賛否両論で、有名人ともなるとひとつの言葉から本当にいろんなコメントが書かれている。否定的な書き込みなんかも多く寄せられていて、読んでいるだけでこちらもネガティブパワーを貰ってしまうんじゃないかと思われるほどマイナス思考のコメントがあったりする。わたしも今回、この自分のブログの更新をしているということは、そのネガティブパワーを受けてしまったひとりだということだろうか・・・。

 人は不思議で日常的な会話の中からでもポジティブな人と会話をしたりするとやる気がおきて来る。その良い例がセミナーだと思う。わたしも毎回セミナーに出向いた後というのは、そのセミナーの影響を受けていろんなビジョンが浮かんできて楽しくなってしまう。逆にネガィティブな会話は、それを聞いた人をも感染させ、暗く重い気持ちにさせてしまう。
 ということは、ポジティブな会話をしていればいつも前向きで楽しい生活ができるのではないのだろうか?とさえ思う。

 だからいつも前向きな野口健さんの考え方は面白く、共感が持てる。しかしその内面は批判を真っ向から受け止めその怒りを原動力に次なる行動力に置き換えているのではないのだろうかと憶測を覚える。
 人を引きつける魅力は、次に発信する文章や言葉を期待させる。きっとこれからもわたしに興味を抱かせる発信者のひとりであることは間違いないことだろう。
 次のテレビ出演が楽しみで仕方がない。

文章のこと。

2007年08月24日 14時15分58秒 | Weblog。
 最近お客さまからお便りを楽しみにしてくれているという話しを度々耳にする。そんな話しを聞くと、とてもうれしい気分になり、大変な作業だけれどしていてよかったと思う。
 お店を運営するようになり始めた会員様へのお便りなのだけれど、ほとんどがお店と関係のない脱線した内容で、趣味の話しや他店の美味しい食べ物の話しなどがメイン。でも、出来るだけ文章から映像がイメージしてもらえるように意識はしている。

 最近気が付いたことなのだけれど、有名な作家さんは読んでいると「色」がある。この色とは、赤とか青とかの色ではなく、文章から伝わる作家さんらしい表現力のことだ。それは意識をしているのか?そうでないのかは判らないが、なんとなく似通った空気感が伝わる。そんな文章が書けるようになれればいいな。なんて最近思う。
 あとは文章の表現では、色や音や匂いは伝わりにくい。(この色は赤や青の色のこと)わたしの仕事はコーヒー屋なのだけれど、このコーヒーの香りという匂いの表現には頭を悩ませる。どんぴしゃの言葉ってなかなかないことに気付くのだ。だから、文章のなかでその色や音や匂いを意識して伝わるようにしたいと思っている。

 運営上の仕事の一環としてはじめたお便りとこのブログだが、このブログも同じように表現の場であることに違いない。最近更新を怠っていたのも、いい加減な文章はあまり好ましくないと思うようになってしまったからだ。ただの日記としても、読んでくれる人がいるので、どんな内容でも文章としてきちんと書きたいと思うようになってきた。なので、これからはどうしても伝えたいことや、面白かったことなどをきちんと表現していきたいと思うので、毎日の更新ではなくなりますが、きちんとした文章を載せていきたいと考えております。
 
 そんなことを考えるようになったのもある本を読んでから。やっぱ文章って素敵だと思った。

常念岳・(一の沢)

2007年08月15日 16時07分23秒 | 山。
 毎年恒例のお盆休みに友人と行く夏山登山。今年からはテント泊で行ってきました。

日曜のお店を片付けた後に、友人宅へと集合し、一台の車で登山口へと目指す。
常念岳の登山口までは車で乗り付けが出来ないので、途中の常念いこいの広場の駐車場に前夜泊という形で乗り入れ、朝方まで車内で仮眠をし、翌早朝から登り始めるというスケジュール。

 朝6時ころまでに朝食、トイレを済ませ、荷物をチェックしタクシーにて登山口近くに送ってもらう。
今年はその登山口までの林道が崩落しており、その復旧作業が間に合っておらず登山口から結構前でタクシーから降り、歩いて林道と崩落現場の迂回路を回り込み登山口に向かう。
今年は晴天で、景色の期待が高まる。が、その反面日焼けが心配になる。





登山口途中に見えた山の写真。でも、常念岳ではないと後でわかる。

登山口には、トイレがあり沢から引かれた水がトイレ前に流されていた。トイレを済ませた後にペットボトルに水を補給し、手と顔を洗い、ここから本来の登山のはじまり。
でも、ここまで林道を結構歩いた。・・・。





 一の沢登山口というだけあって、沢沿いの登山道を歩いてゆく感じ。
なので、夏場ではその抱負な沢の水のおかげで「水筒いらず」と呼ばれていると、以前ネットで言われていたことが本当なんだと実感。そして、その沢の水はとても冷たく、火照ったからだに心地よい。





ここまで、王滝ベンチ、笠原沢を過ぎ、ここから急な登りになる胸突八丁。
その前に、前の沢で休憩をとり水分とエネルギーを摂取。今回はテント泊ということもあり、始めて10キロを超すと思われる荷物を背負っての山登り。距離的にはもう残り半分を切っているが、ここからが正念場だろう。





 しんどい急な登りがつづく道の斜面に、きれいな花が咲いている。これはトリカブト。?

 そして、最後の沢で休憩と今晩と明日の朝までに使う水をここで2L汲み荷物が増える。2Lの水の重さは小学生でも知っている2キロの重量増だ。
ここからがまたまた急な登りが最後待ち構えており、あとで常念小屋で水を買えばよかったと後悔をするはめに。
最後の水場で11時ころだったが、雲が登りはじめていた。常念小屋に付くまでに辺りは雲で白くなり、周りの景色が見えなくなってきていた。





 そんな見えない周りの景色のなか、急に木がなくなると、アンテナが建っているのが見えたと同時に、いきなり目の前が開けた。到着の常念小屋だ。
 すると、今まで雲で見えなかった前の槍方面の雲が流されて、いきなり槍が目の前に飛び込んできた。





 実際は写真でみるより高く大きい。この時点で12時半くらい。
ここからテントを張り、少し落ち着いてから、小屋にビールを買いにゆき、景色を楽しみながら、友人との会話が弾む。
やっぱ、山サイコー。

 実はこの夜、写真はないのだが、夜空は満天の星。こんな星を見たのはブラジルのコーヒー農園を訪ねた時にみた星空以来。日本でもこんな星空をみることができる場所があることに感動した。もちろん雲も低く山の下へと寝床にもどり空一面遮るものは一切ない。実際にその場へと行った者しかあの絶景は望めない。
そして、この日は運がよく流星群がちょうど見れる日だった。
フリースとレインコートを上下で着込んでのたった30分ほどの時間の天体観測の時間で20ほどの流れ星に出会えた。






 そして翌朝4時にテントから抜けだして、常念岳のピークを軽い荷物で目指す。
途中で太陽が東の空から明けてきていた。





 雲はまだ寝ており、雲海となって高く突き出した日本の有名な山のみ頭を出していた。





 太陽が顔をのぞかせ、槍や穂高も照らされて全貌を明らかにしてゆく。





 朝日を浴びてきた。





 常念岳のピーク直前で富士山を拝むことができた。日本を代表する山は大きかった。





 常念岳のピーク。槍をバックに看板と友人。こんなに天気がよいのは私が山登りをはじめてから始めてのことだ。 





 まだ暗いうちに登りはじめたので、降りてきてから常念岳を眺めることができた。昨日はずっと雲がかかっており、今回目的の常念岳をみることがはじめて出来た。

やっぱり、夏山の早朝はすごい。この後朝ごはんを景色のなかで済ませ、9時前には昨日来た道を下る。

でもやっぱりもっと時間が許せばその場に居たいと思う気持ちが大きくなる。お盆休みの夏山登山は友人二人とわたしの計三人で決める登山だからいつかはもっとこんな空間に数日間居る事ができる日程を組みたいと思った。
 今は明日からのお店の仕込みの合間にこみ上げて来る思いに浸りながら写真と言葉を選んでブログに書き込んでいる。終わったばかりの常念岳登山だったがもうすでに来年が楽しみで仕方がない。

 筋肉痛と日焼けで火照った心地よい疲れを残す体が、昨日までの余韻をより美しいものへと変えてゆく。

明日から3連休をいただきます。

2007年08月12日 14時55分49秒 | 仕事・店。
 今日の晩から小・中学校からの友人二人と一緒に山登りに出かけてきます。
その友人達は二人とも会社勤めですので、年に一度お盆休みに夏山登山に出かけるのです。
わたしが地元に帰ってきてからこれで三回目の参加登山は、いままで雨が必ず降っていたのですが、今回は雨に遭わなくてもよいかもしれないので、とても楽しみ。14日の朝方までは流星群が見られるらしい情報もラジオで聞いたので、山の上で神秘的な流れ星に出会うことができるかもしれません。

ということで、お休みをいただきますので、どうかご了承くださいませ。

コーヒー豆入れ替わりました。

2007年08月09日 15時14分05秒 | 仕事・店。
 久し振りの更新で、久し振りに仕事の内容です。(笑)
毎日、30℃を越す猛暑つづきで、くたびれている人も多いと思います。わたしもその一人ではありますが、コーヒーはこの暑い季節に新豆と入れ替わる商品が多く、コーヒーの旬と言っても過言ではないでしょう。
ですので、アイスコーヒーやジュース、ビールばかりではなく、新豆の持つ力のある時期のコーヒーをホットで召し上がってみてください。

コーヒー豆が2種類入れ替わりましたよ。
コロンビア・サンチュアリオ農園とグァテマラ・レタナ農園です。どちらも素晴らしいコーヒーですので、お試しあれ。詳しくはHPの”coffee”から取扱い商品情報をご覧ください。

ちなみに来週は三連休をいただいて、友人と山登りに出かけますが、もちろんコーヒーを粉にして持っていきます。
常念岳のテント場でお湯を沸かして、今回仕入れたコーヒーを使っているブレンド「ショコラブレンド」を堪能する予定です。コーヒーの香りのない場所で飲むコーヒーは、想像するだけでも楽しみです。
天気も週間天気予報では晴れつづきでしたので、日焼けに注意して楽しんでくるつもりです。

小学生日記。

2007年08月03日 16時31分14秒 | 本。
 以前「山と渓谷」でエッセイを載せている少女がいると紹介したのですが、今回はその「華恵」さんが小学生のときに書いた本を買ってしまいました。それが「小学生日記」という本です。
 はじめの数ページをめくっただけで、本当に小学生のときに書いたものなのだろうか?とうたぐってしまいます。サバを読んでいるのだろうか?
 本の帯を見て納得。全国小・中学校作文コンクール文部科学大臣賞を授与されたと記載されてる。

 わたしの思うよい文章とは、読んでイメージが映像化され、それが読み終えるまで繋がってゆく。それが私の思うよい文章なのです。今回の小学生日記では、それがあるのです。小学生の時にすでにこの文章力。これからが楽しみです。
 まだ途中までしか読んでいないので、楽しみに読もうと思います。