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定年 再就職とシネマの日々(旧かんちゃんSr.のオヤジな日々)

あと3年で70の大台です。再雇用の職場も定年、パート仕事をしています。映画と写真を愛しているオヤジです。

名もなき生涯(2019年 米独)

2020年02月23日 23時43分00秒 | 日記
魂の自由を貫くと、現世では孤立しはじかれてしまう。

第二次大戦終盤、ヒトラーへの忠誠を拒否し、刑場に消えたオーストリアの一農民の実話。

祖国を守るという大義のもと、オーストリア国民が挙ってナチスに協力した時代、ひとり信念を曲げない男。家族・親族も村八分の辛酸をなめる。

3時間近い作品のラスト、
「訪れる人もいないような墓に眠る、名もなき生涯を終えた人々によって善は形成される」との字幕で終わる。

男は戦後に名誉を回復され、キリスト教における聖人に次ぐ位に列せられる。この歳になり「列福」という言葉を初めて覚えた。

イタトマれない

2020年02月22日 19時38分00秒 | 日記
野菜の分量減

仕事帰り、用事がある駅を2つも乗り越してしまう。体調は悪くないが疲労がたまり、腰かけると即睡魔が。

そのエリアで晩飯にすることにした。
駅の外階段下に3軒長屋が。
イタリアントマトJr.・ぎょうざの満洲・マクドナルド(並び順で)。

ひとしきり迷い、オヤジがナチュラルに溶け込める店 ぎょうざの満洲へ。
ロングタイム・ノー・シーの野菜炒めを注文すると、盛りの外周が一回り小さく、高さも低くなってる。
当然の経済原理で、価格が変わらなければ、内容量は減るよね。
昨今は、コンビニのカット野菜も、封入途中で閉じちゃった?のテイであるから。
中華調味料の味の機微もよくわからんが、オイスターソースが効いて◎。

迷ったのは、おふくろが最も好んだカフェ イタトマJr.にでも入ろうかと揺らいだゆえ。全席禁煙の貼り紙を見て、煙草なければイタトマれず入店は断念。

雰囲気だけで引っ張られ

2020年02月21日 23時10分00秒 | 日記
永瀬正敏、窪田正孝、誰?小西桜子がメインキャスト。

田口トモロヲ、俳優となると必ずいやらしい役。ナレーターとしては、あんなにステキなのに。

取り立てて食いつくべきストーリーはなし。
ただ、彫師と郵便局員のダブルワーカー役の永瀬正敏の雰囲気に吸い込まれ、2時間近く過ごしてしまう。
ひとつの軸は、親子2代の彫師が求道する男のロマンかもしれない。

ジム・ジャームッシュ作品『ミステリートレイン』の白T ジーパン リーゼントの不良っぽい面影が、50オジ
サンになった今ものこる。

小西桜子は今夏にかけて公開の、いくつかの作品に登場するようだ。
2020年ブレーク女優?軽く注目。

この作品、上半身着衣なしの女子が複数人散見されるためかR15指定。
昔の深夜テレビ11pmよりはるかにおとなしいのにな。

グッドバイ

2020年02月20日 15時44分00秒 | 日記
再燃か再再燃か定かではないけど、シネマでは太宰治ブームかも。

昨年公開の『人間失格』と比べ、見応えがあった。
人間には個体差があるとはいえ、木村多江/池谷のぶえ/皆川猿時の1971年トリオの各自の個性には脱帽。
それにしても、この3人はそろそろ五十路なんだなあ。

ひと世代下の小池栄子、これまでドラマで目にして、気にも留めなかったが、どこから出しているのかのダミ声の演技が秀逸。腕がある。

主演・大泉洋は好きではない役者のひとりで、今もそれは変わらないけど、自然な軽妙さを出せる俳優としては評価しています。(上目線)


定時上がりから歌姫へ

2020年02月18日 22時15分00秒 | 日記
仕事後直行、映画は娯楽であると実感!

高畑充希と山崎賢人のオタクワードの応酬が要所に有り。日本語の変幻自在さを感じさせる。

山崎賢人はクールオタ、脇をかためる賀来賢人のコメディアンぶり、斎藤工のツンデレ。

そして、高畑充希の歌唱は期待通り。2014年の『バンクーバーの朝日』での歌声を聞いた時に、必ずや人気女優になると踏んでいた。

全体は山あり谷ありを抜いたラ・ラ・ランドに似ている。60代半ばの僕のごとき世代には、前半のバックダンサーを従えた歌シーンが、かつてのNHKの歌謡ショー番組とかぶり、堪能できました。85点。