女2男1の高校生の三角関係を描いている。生半可なラブストーリーではなく、60代半ばのオジサンには刺激が強かったです。

劇中のカラオケ場面での歌唱が優れて上手かったので、主役の山田杏奈はアイドルグループ出身かと思いきや、役者1本の人だった。
複雑な思春期女子の心情を上手く演じている程度の次元を超え、同世代の若者の危うさを知らしめる演技力がある。
綿矢りさ原作映画作品は『勝手にふるえてろ』『私をくいとめて』と観て来たが、端的に言って今作は、も
っともエグい印象。
今年公開の作品の中で、同列の刺激があったは『うみべの女の子』。
青木柚が周囲を翻弄するある意味
イッてしまった中学生を演じる。
最近作『MINAMATA』での、ジョニデとの掛け合いも、堂々と演じた。
山田杏奈・青木柚 同じ匂いがする俳優、末恐ろしい。