定年 再就職とシネマの日々(旧かんちゃんSr.のオヤジな日々)

あと3年で70の大台です。再雇用の職場も定年、パート仕事をしています。映画と写真を愛しているオヤジです。

政治と純情

2020年07月15日 21時18分00秒 | 日記
四国出身の政治家 小川純也49歳の17年間を追ったドキュメンタリー。

東大から霞ヶ関官僚のエリートながら、誠に一本気な男である。

党に属しながら、党利党益に供する行動が取れない。従って党内の出世は出来ず、すべからく発言権を持てない。

政治姿勢は中道、党を移った経歴もある。僕のような平均的日本人にとっては、中道は曖昧に映り、変節は潔しとしないであろう。

政治家になりたくてなったわけではなく、やらなければの心情で国会に出て、その意思は17年間まったくブレていない。

ハッタリをかませない。だから自己の迷いを周囲に隠さない。
政治家向きではない?

当選は5回、しかし選挙区で勝ったのは1回のみ。比例区当選者の発言機会は極端に少なく、ましてや現在は無所属である。

香川の選挙区の対立候補は、3世議員であり、候補者の弟は四国で6割のシェアの新聞社社主である。
選挙戦を前にして、新聞記事は偏向の度合いを増す。

香川で家賃4万7千円の自宅に夫婦で住む。永遠の少年のような政治家が我が国にも居たものだ。