仮に僕も長生きをするなら、いずれ辿るべき道であろうが、父親の身体もなかなか自由がきかなくなり、所々で介助が必要となっている。だが、文武両道であった父ゆえ、94歳にして外を歩けることには感服するしかない。
食事は出勤前に僕が運び、夕方は妹の担当となるが、主食はもっぱら粥である。
赤いスープジャーを、デパートで購入したが、その後ネットで追加、そしてスーパーで更に追加購入し、写真のトリオで毎日を回している。
レトルト粥は、意外に高価で、オンラインまとめ買いでも、殆ど値引きはされない。大体は5時頃起きて、卵料理を作ったりが僕の日課になった。年老いた肉親の見守りのおかげで、早寝早起きが身についてきた。
今週末は、都内のレストランで、父の教え子たちが、誕生日会を企画してくれている。教え子といっても、僕より先輩にあたる人々である。わが国も老老介護の時代に突入していることを実感。