定年 再就職とシネマの日々(旧かんちゃんSr.のオヤジな日々)

あと3年で70の大台です。再雇用の職場も定年、パート仕事をしています。映画と写真を愛しているオヤジです。

パターソン(2016年 アメリカ)

2017年09月03日 21時27分36秒 | 日記

アレン・ギンズバーグも生まれた、ニュージャージー州パターソンで、バスドライバーをしているその名も、パターソンの1週間を描く。
パターソンは、生活の余白に詩を綴っている。バスの乗客の話しに耳を傾け、仕事後は ride on timeでパブへ行き、1パイントのビールを飲むが、決して飲み干したりはしない。
アジア系の妻は、夫の詩作の才能を信じるが、夫は自作の詩を世に出そうとは、思っていない。
最終盤に日本の詩人(永瀬正敏 演)が唐突に現れ、パターソンと絡むが、それもまたいいシーンとなる。
ストーリーは特にない。僕が最も使いたくない感動した時の流行り言葉「心がほっこりする」作品だろうか。
家庭生活で、妻がしてくれたどんな些細なことにも、パターソンは謝意を述べる。
夫婦円満には、そこが大事(だった)。