理系でありながら、宿題の作文に類稀な才能を発揮する高校生。作家を志したが、夢叶わなかった担任の国語教師。その2人がシーソーゲームを繰り広げていくわけだが、そこはフランス映画で、冗長にストーリーが流れていく。
なんといっても見どころは、中年の教師(読者)と生徒(書き手)が、男同士で妄想に妄想を重ねていくところだ。日頃、妄想に耽ることの多い僕だが、途中から現実と妄想の区別がつかなくなり、少々引いてしまったのです。でもおしゃれ感溢れる映画でした。
早稲田松竹でゆったりと鑑賞。早稲田松竹は名画座で、客には思いつめたような映画ファンもいて。パンを食べようとして袋に手をかけたら、背後から肩を強く掴まれ、注意された。もちろん僕が悪いのだが、今の世の中、妙に正義漢ぶる人がいて、逆に怖い気がする。(スミマセンでした)
映画「危険なプロット」予告