2月29日(火) 晴れ 曇り 風が冷たい一日
朝陽は顔を見せながらも直ぐに薄い曇に光を弱められた。
太陽が部屋の奥まで差し込んで来る頃、集落のYさんが神妙な面持ちでやってきた。話を聞くと同じ班で最長老のTさんが亡くなった知らせだった。葬儀の段取りなどはまだ決まっていないが、明日には沙汰があるのでヨロシク頼むと云う。
俺の予定でも明日の夜は、リサイクル委員の研修会があり、俺たちのグループでやている「生ゴミ堆肥化」について説明をして欲しいと云う。数年前に同じような講習会で使った資料を引っ張り出したのだが、研修会の趣旨はリサイクルが中心なので、昔のもをそのまま使うわけにはいかない。午前中はじっくりと資料を読み直しながらスライドを作ったが、現物の生ゴミ段ボールを運び込んでの話はシナリオどうりに行ってくれるだろうか?
生ゴミは資源 生ゴミをリサイクルしよう
夕方になりYさんが来て葬儀は3月1日になったと云う。当日は夫婦で亡くなられたI本家へ7時30分に来てほしいと云う。その後のことは集まったときに説明があるが、一日空けておいてくれと云って帰った。
亡くなられたTさんが散歩をしている姿を見たのは、正月の松の開けたころか?それとも、暮れだったのだろうか?
物静かな人の良い翁だった 合掌