田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

瑠璃色の花が開くの待ちながら 久々の薪作り

2011年05月21日 | 日記

5月21日(土) 太陽がぼんやりと昇る 暑いが風は乾いている

日の出時刻から20分も立つと田植機の機会の音が聞こえる。どこで田植えをしているか東の窓からのぞくが見えない。軽トラが一台止まっているが ・ ・ ・ 太陽も遅めの春霞にぼんやりと昇り、浅間につづく山々もいつもより更にノンビリと見えた。

朝一気合いをいれて薪作りをそよう外にでたが、チェンソーのエンジンを掛けて運び込んである木を薪の長さに切る。半分ほどきったところで急に止まってしまった。チェンソーのメンテをしたのは覚えてないほど前だ。オーバールをしようと分解を始める。

チェーンの回転軸のある部分を開くと、切りくずが詰まっていた。こういうのはエンジンが止まった原因ではないが、先ずは動く部分を完全にきれいにした。次にはプラグを磨き、チョークの点検 ・ ・ ・ 全てが終わったのは昼前、やっと数本の木を切ったところで昼飯となった。

 昼飯を終えて少しだけ休憩しているとミスジチョウが近にきた。カメラを構えて翅の裏側が薄いブルーに見えるのを狙うが、なかなか向きを変えてくれない。翅を閉じたり開いたり。まるで自分のシルエットに見ほれているようだ。

庭を一回りしてみると、一昨日Upしたタガソデソウに似ているミミナグサが咲いていた。こう言う地面に近くで普段は草とされ、名を名乗ることもない花に癒やされるのがうれしい。

 

昨日Upしたルリニワゼキショウ、この花の名は「ルリ」が付かないニワゼキショウだと「会津のマッチャンさん」からコメントをいただいた。この花をもう一度図鑑やネットで調べてみると、この花はいろいろな呼び名があるようだ。ニワゼキショウとの違いは花びらの先端らしい。ところが、別名アイイロニワゼキショウとかヒレニワゼキショウとも呼ばれているらしい。名前はともかく上の写真の花も同じように、花が咲いてなければ誰もが雑草と云う。このような美しさを見せてくれる素晴らしさを自然は持っている。

3時を過ぎた頃にMが庭に出てきて、集落の I  さんの息子さんが亡くなったと云う。交通事故で長く入院されていたと云うが、まだ幼子がいる。20代の若者がこの世を去る寂しさがある。チェンソーを片付け、辺りを掃除して家に入った。

 Mが庭から摘み取って小さな花瓶に生けたミヤコワスレ 哀しさを物語っている。

コメント
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