田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

被災者と同じ断水 などと云ってはいけない 

2011年05月04日 | 日記

5月4日(水) 晴れ なんとなく曇りとなり 午後はぼんやりとして

 庭の花も第二陣が咲き出し、桜が終わりを告げたと思うと隣の白い花、地元では小梨と云うそうだが、強い風が吹いても花びらは舞うことがない。レンズを近づけてみると黄金のリングがティアラのように見えた。

 庭を見て歩くとフサスグリも花を開きだし、3㎜はないと思う花でしっかりと密を吸っている虫がいた。カメムシの仲間か背中を見ようと覆い被さるように覗き込むと既に姿がない。

 桜より遅く咲き出したアーモンドが満開になった。低いところの枝先の花を見ると、やはり凛々しい。さくらと云うよりもアーモンドとカタカナ表記が似合う花だ。

 庭を半分くらい回ったところでMが水がでないと声がかかる。俺が顔を洗ったときには出ていたが ・ ・ ・ 7時30分になるのを待って役場に電話をすると、当直が寝起きなのかはっきりしない声で、断水の情報はないし、工事の話もないと云う。断水の原因究明中ながら、給水車が9時半にくるので集会所に容器を持ってきてくれと役員から伝言が伝えられた。

我が家は高齢者二人と犬二匹、飲料用以外の水は井戸の水があるのでど~てことはなが ・ ・ ・ と強がりを云う。昼頃には水が出るようになるとの腹づもりの言葉だ。

 昼飯前に給水車が来たので軽トラに積んだポリタンクを満タンにした。ところが、非力な高齢者には20リットル入れたタンクを家の中に運ぶのは大変だ。大きなタンクで欲張らず、5リットルを数多くすることがこれからの生活の知恵だろう。

水運びのあと再び庭を歩くと、道路脇の水辺ではホバリングの名手ホソヒラタアブ(上の写真)がいた。 土手の草のないところでは今年は初めてカメラでとらえた紅シジミ、懐かしい愛くるしい姿が嬉しい。

 庭の云い番低いところで桜草が咲き出した。桜草は湿り気のある水分の多いところを好むという。去年は花芽が少なかったが、今年は沢山の緑が顔をだし、マッチ棒の先ほどの小さなピンクがのぞいている。

明日の佐久環境フェアに使う道具を軽トラに積み込んでいると、役場の水道課の大の字課長が重たそうに水のタンクを届けてくれた。

 

夜になっても蛇口を拈っても水の出る様子はない。原因は水道タンクの水位を保つ部分のパッキンが壊れたとそうだ。それにしても、12時間以上の断水、俺たちは自分で選んだ住処だから、こういう事態も納得と云うところだが ・ ・ ・ 

水が足りなければ、集会所に朝まで給水車を置いてあるから ・ ・ ・ と親切な言葉をもらった。

コメント
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