1月9日(日) 晴れ 昼頃には雲が広がり 夕方には雪が
徐々に朝の明けるのが早くなったような気がするが、ここ俺が住む集落に陽が射し込むは少し時間がかかる。尤も、夏になれば4時頃から明るくなるので関係はないが、今は細長い山沿いの奥では40分くらい誤差がある。
朝飯を終えて3日分の生ゴミを堆肥化しているダンボールの中へ入れるので、被いを外すと温度計は45℃もありムッと蒸気が立ちのぼる。ダンボーる箱を二重にして、内側に新聞紙を断熱材としていれてある。こうして春まで2ヶ月半、微生物が生ゴミを分解いて更に熟成させてくれる。
陽が高くなってリビングに指し込んでいた光も庇に遮られるようになると、犬たちのベッドは石張りの床から板敷きに移される。俺はリビングでPCに向かっているとき、彼らは相手にして呉れないことを知っていてベッドから離れない。
俺がPCにかじりついているのは、エコクラブの会報の仕上げにも関係しているが、Mが購入したパソコンのソフトがoffice Home and Businesで、これに同梱されている ofiice publisherと云うのが使いやすいのだ。彼女PCに着いてきたCD ROMを使おうと思ったら拒否された。そこで、購入と云うわけにも行かないので取り敢えずは評価版なるものを無償ダウンロードして使っている。会報はA4サイズ、4ページのものでどうってこたぁ~ないんだけど ・ ・ ・ このパブリッシャーを使うと便利で微妙なバランスを取るのもガイドがでてきてカンタンに仕上がる。今はこれを使って作る冊子があればいろいろやって見たくなる。
昼飯も至極カンタンに片手で作れる(俺が!!)もので瞬間に済ませた。気がつくと時計の針は4時、見間違いかと思った程だった。外が暗くなったところで、Mが柳の枝が欲しいから採ってきてくれと云う。山には柳はあるが、垂れヤナギはない。暗くなっているし、仕方なく白樺の枝をと思ったが、暮れに枝降ろししたモノはツンツンとして直ぐに折れてしまう。近くにあるプルーンの枝を切って彼女に渡した。真逆と思ったが、Mが作っているのは明日集落で作ることになっている「繭玉」だった。ヤナギの枝というから想像はしていたが、明日のために用意するのかと思った ・ ・ ・
上新粉と餅粉を合わせて電子レンジ蒸し上げ、スリコギでこね回してから丸めて今度は蒸籠に入れた。
赤・白・黄・緑と色とりどりの丸い餅をプルーンの枝先に指しこむのだが、俺が不安に思っていたとおり木が柔らかいのだ。
全ての餅を枝に刺したのかは定かでないが、「プルーンの木は却下」だと俺には聞き取れない声で言ったような気がする。
晩飯までの間、何か忘れたような、思い出せないことが有る・ ・ ・やはり、俺が暮れから松が明けるまでには、絶対に暮れに運び込んだ薪材は切って割り「薪とする」ことだ。昨夜までは今日の仕事としっかりと心の準備をしたのだが。
アシタハ 無理 アサッテハ 午後から出かける。そろそろ松が明けるのだが、汁粉が出てこなければ松は明けないのだろうか。
