仏教のお経は、その内容の殆どがお釈迦様が他の人に対して説法している形式なのですが、自説経(ウダーナ)はお釈迦様の独白で構成されている珍しいお経のようです、汗。その自説経が掲載されている本を少し前に図書館で借りて読んで、気になった所を写真にとりました。題名等を記録するのを忘れたのですが、多分『小部経典 第一巻』 中村元他監修・訳 春秋社だと記憶しています。
上の画像では、お釈迦様が弟子の腕をつかんだ描写がありました。お釈迦様が他者の身体に直接触れる描写は珍しいですね。
お釈迦様がマガダ国の大臣から食事のお布施を受ける場面ですが、そのお布施に対して感謝する場面があります。昔読んだ本かネットのサイトか何かでは、托鉢で食事のお布施を受けたお坊さんは相手に感謝を伝えないと書かれていたような気がします。理由は相手に対して執着の心が生まれるとか、相手としがらみが出来るとかだったと思います。このお経では感謝の描写があったので、私の記憶と真逆だなと思いました。
これはお釈迦様が悟りを開いた人間は宇宙の寿命程長生きできるというようなことを呟いたことに対して付き人のアーナンダ尊者が聞き流したことについて、お釈迦様も同じように長生きして下さいと懇願しなかったことを問題視する内容です。別のお経で、アーナンダ尊者がお釈迦様から「本来の寿命(100歳)まで生きれたのだが、懇願されなかったから、もうすぐ(80歳)入滅することにする、こうなったのはお前のせいだ」みたいなことを言われたことと重なる内容です。現在の感覚からすると理不尽極まりない言動で、パワーハラスメントにあたるのではないかと思ってしまいます。
以上気になった文面を記事にしてみました。お経を読んでいると疑問点や納得いかない点もありますが、他に特に取り組みたいことも思い浮かばないので、今後もお経を読んだり、瞑想したりすることは続けていこうかなと思います、汗。
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