ビルマの揉め事

　　ミャンマー（旧国名ビルマ）は今クーデターで大変なことになっていますね。警察官が小さい子供を撃ち殺すとか、ミャンマー国内が狂気に満ちていると感じます。映画の「ランボー最後の戦場」を思い出しました。この映画では少数民族らしき人達がゲーム感覚で軍人達に殺されていましたが、今回は主要民族のビルマ族も含めて殺されていますね。ミャンマーでは仏教が生活の中に根付いていて警察官や軍人も含めて子供の頃から慣れ親しんでいると思うのに、基本の五戒の一つの「不殺生」を何の抵抗も無く破っているのはどういうことなんでしょうか？出来るだけ早くミャンマー国内が平和を取り戻すことを願います。


　　前置きが長くなりましたが、去年の８月頃からビルマ語を勉強しています。ビルマ族の言語でミャンマーの公用語ですね。一昨年位に仏教の瞑想会に参加したことがあって、ミャンマーが瞑想の本場らしいということで、その当時は行きたいという気持ちは無かったけど、将来行きたくなるかもしれないと思ってビルマ語の勉強を始めました。結果的にミャンマーに行くことが無くても良い脳トレになるだろうと思って勉強を細々と続けています。


　　仏教に興味を持ったきっかけは鴨長葱著と銘打ってブログを書いていることもあって、鴨長明が仏教の修行に取り組んでいたことですね。色々な仏教本を読んでみて（勿論図書館で本を借りて、汗）、中村元先生の著作から原始仏教に興味を持ち始め、現在のミャンマー、スリランカ、タイ等に根付いている南伝仏教（上座部仏教・小乗仏教）が、どうやら日本に伝わっている仏教よりも、よりお釈迦様の直接の教えに近いらしいことが分かり、南伝仏教の瞑想に参加してみたのでした。


　　勉強の内容について書きますと、最初はビルマ文字が難解そうだったので、カタカナビルマ語で基本的な文法や日常会話を勉強していました。ビルマ語の文法は日本語と殆ど一緒で最後に動詞がきます。否定形がフランス語と一緒で動詞を否定形を作る二つの文字で挟みます。ビルマ語は「マ」と「ブー」で、フランス語は「ヌ」と「パ」ですね。日本語に当てはめると「マ食べるブー」で「食べない」という意味になります。因みに「これは」は「ダー」、「です」は「バー」、林檎は「パンディ」、ペンは「ピン」というみたいですね。


　　

「ダーパンディバー」　　「ダーピンバー」　「ウッ」　「パンディピン！」、汗。

　　カタカナビルマ語の勉強を続けていると、英語の勉強をカタカナで続けている感覚になってきて違和感が出てきたので、ビルマ文字は難解そうだけど、せめて基本の子音と母音だけでも覚えてみようと思いました。子音の文字の内、殆ど日常会話で使わないものを除いた２０文字位を覚えました。母音は一部だけ一部覚えました。母音は７０文字位あるし、それぞれが似ているので、日常でビルマ文字を使うのでもない限り全部は覚えられそうもないと思ったからです。日本語でいうと「あ」と「め」とか「シ」の「ツ」のように似た文字が大量にあるのです。それでもビルマ文字の文章を見ると何となく、これはア行だとかカ行だとか朧げに分かるようになったのはちょっと嬉しかったです。


　　ミャンマーの　独立記念日　国軍記念日にミャンマー軍の司令官がスピーチをしているのをニュースで見ましたが、センテンスの最後に「メ―」と言っているのだけ耳に残りました。「メ―」とは未来形の助動詞で英語で言うと「will」にあたります。ヒアリングの勉強を独裁者のスピーチで行うことになったことがちょっと悲しいと思いました。多分スピーチなので堅い教科書のような語り口になったからだと思います。それに対してデモ参加者達はくだけた日常語か英語を話していたので、耳に何も残らなかったのではないかと推測しています。こんな感じでビルマ語を勉強しています。これからずーっと続けていくかは分かりませんが、現時点では脳トレを兼ねて勉強を続けて行こうと思っています。


＜追記＞
　　自分に出来ることはほどんどないですが、ミャンマーを支援している団体に振込で寄付をしました。今後のミャンマーに何らかのプラス効果があることを祈ります。

ヒーターラビット

　　極寒時期の就寝時に、もう屋外では着る機会がないであろうアンゴラウサギ製のコートを着用していたのですが、伸縮性が無くて寝苦しいので、結局使用を止めてしまいました。

　　最近は寒さも収まってきたので、小さめのジャンパーとこのコートの二着で寝ています。ジャンパーとコートの間に隙間がかなりあるので伸縮性が無くても寝苦しいことがないですね。就寝時の「ヒーティング」にこの「ラビット」コートを何とか有効利用出来て良かったです。

オッサンレード

　　冬に入ってから自宅で育てたミカンを収穫して食べてきたのですが、今回は皮を使ってジャムを作ってみました。ボトムズ（bottoms：下層社会住人）としては皮も捨てずに利用したほうがいいかなと思ったからです、汗。因みに庭の蜜柑の皮は厚くてマーマレードの原料の夏ミカンとか甘夏に近い位です。無農薬なので皮も安全に食べられると思いますが、もしかしたら未だにセシウムやトリチウムが空気中に漂っていて、皮の表面に付着しているかもしれません！？汗


　　調理の方ですが、皮を細かく刻んで、砂糖を加えて５～１０分煮て完了です。食後のデザートとして食べてみたのですが、ボソボソしていて昔食べたマーマレードと全く食感が違うので、ネットでマーマレードの調理方法を確認してみたのですが、どうやら皮の内側の白い部分は取り除くようですね。でも白い部分にも栄養があるので捨てるわけにはいかないのが、ボトムズとしての矜持です！？汗　ネットで調べてみたら、白い部分には抗炎症作用があるみたいですね。自分は鼻や耳の中が頻繁に痒くなるので、多分炎症が発生していると見ているのですが、それに対して効果があるといいなと思いました。


　　昔、「装甲騎兵ボトムズ（VOTOMS）」というガンダムのようなロボット戦争アニメがあったのですが、兵士たちは戦争の犬ということでボトムズ（最低野郎）と蔑まれていたと記憶しています。兵士としては超優秀な主人公は戦争の原因の「神」と言われたコンピューターを壊して戦争を終わらせるのですが、その後また戦争が起きてしまい、「神が死んでも、戦争は起きた。戦争がある限り、利用される。俺たちはこの時代に生きるべきじゃないんだ。」と言って、恋人とともにカプセルに乗って宇宙に旅立ってしまいます。「原発が死んでも、原発再稼働が起きた、原発がある限り、利用することになる。ワタクシはこの時代に生きていていいのか？」などと中二っぽく思って、社会から出来るだけ距離を置きつつ、オッサンレードを食し、南伝仏教の禅を片手間に行っている次第です、汗汗。

大間のマヂカ！？

　　もう少しで東日本大震災から１０年ですね。お亡くなりになった方々のご冥福をお祈り申し上げます。


　　青森県に六ケ所村という村があります。同じ下北半島にあるので、マグロで有名な大間の間近かと思ったのですが、六ケ所村は半島の中程、大間は下北半島の先端と、結構離れていましたね、汗。マジか～、汗汗。


　　六ケ所村には全国の原発から出た放射性廃棄物をリサイクルするための再処理工場があります。一体原発何基分の廃棄物を保管しているのでしょうか？１０年前は福島第一原発が事故を起こしましたが、もしここで水蒸気爆発などの事故が起こったら福島の比ではないと推測されます。原発反対の市民団体が予想した被害だと保管廃棄物の１００分の１が放出してしまった場合、青森県民は即死、東北地方も急性放射性障害で数日か数週間で死亡してしまうというような内容だったと記憶しています。また関連しますが、フランスのラ・アーグの再処理工場では一時全電源消失状態になり、人類は滅亡寸前だったとされます。


　

（サーバー容量節約の為、過去の画像を使用しています）
『腐蝕の連鎖』：広瀬隆著：集英社
　　この本によると約１００年前に大津波が同じ場所で起きているので、今後１００年以内にまた同じ大津波が起きる可能性があります。その時に六ケ所村を大津波が襲うかもしれません。その時まで廃棄物がそのままだった場合、上記の被害が発生しないとも限りません。もしそのような被害が生じて、さらに私が生きていた場合、伝説巨神イデオンというアニメのジョーダン・ベスという登場人物のセリフを発してしまうかもしれません。ベス曰く「俺達はやる事が全て遅かったのかもしれん。」、汗汗。


　　過去の記事「秘密のショウリキマツタロウＳＨＯＷ　　原発件のヒミツ」でも書きましたが、この本は１９９６年に購入しました。今から１５年２５年も前に福島の原発事故が予測されていました。原発事故の後に改めて読み返してみて、マジか！！と思いましたね、汗汗汗。


　　そんなわけで、個人的には原発廃止と放射性廃棄物問題は早期に解決する必要があると思われますが、地球温暖化や最終処分場選定などの課題もあってなかなか進展しないでしょう。最早日本人は原発・放射性廃棄物と一蓮托生かもしれません。


　　上記の伝説巨神イデオンの放映と同じ時期１９８０年代前半に宇宙戦士バルディオスというアニメが放映されていましたが、このアニメの劇場版では宇宙人の人工太陽兵器によって北極の氷が全部溶けて全世界で大津波が起こり、さらに核攻撃で全世界が放射性物質で汚染されてしまいますが、これも東日本大震災そのものですね。何か気持ちがブルーになってきました。瞑想でもして気持ちを落ち着かせますか、汗。


　　中国が台湾のパイナップルを輸入禁止にしたようなので、台湾を応援しようと販売しているスーパーをネットで調べて、最近遠出して件のスーパーに行ってみましたが、販売していませんでした、汗。