狂った！？子供向けアニメの元ネタ小説

　　図書館でＳＦ小説を借りて読みました。『バーサーカー：赤方偏移の仮面』（フレッド・セイバーへーゲン著、早川書房）という題名で、かなり古い短編小説です。因みにバーサーカーとは狂暴な人などを指す言葉で、北欧神話等に登場する狂ったように戦う戦士が語源らしいです。ドラクエのモンスターやＦＦの魔法、漫画の題名にもなっていますね。


　　何故この小説を読んでみようと思ったかというと、ネットで「ザンボット３」というアニメの元ネタだと知って興味を持ったからです。ザンボット３は私が子供の頃に見ていたロボットアニメです。宇宙から突然侵略してきたガイゾックという敵とザンボット３というロボットに乗って戦う話なんですが、かなりエグい内容になっています。


　　先ず、主人公達が一般民衆から非難され続け、投石を受けたりもします。何故かというと、戦闘で壊れた町が次回には直っていることはなく、民衆も焼け出されて難民になり、そうなった原因は主人公達にあると考えてしまうからです。３家族からなる主人公達は外見は普通の日本人ですが、実は大昔に地球にやってきたビアル星人という宇宙人で、故郷の星をガイゾックに滅ぼされています。民衆に彼らが宇宙人であることが知られ、ガイゾックが地球に現れたのは彼らが地球にいるからと思われています。そんなわけで、主人公で中学生の勝平は同級生から「私達を助けたいなら、早く地球から出て行って！」とまで言われる始末です。


　　次に敵のガイゾックのとる作戦が子供向けアニメでは類を見ない程、極悪非道な作戦を仕掛けてくることです。有名な作戦では「人間爆弾」作戦があります。人間を誘拐して爆弾を体内に入れて記憶を消し、元の生活に戻し、体内の爆弾が時間が来ると爆発するという作戦です。勝平の同級生も人間爆弾にされるのですが、ビアル星の科学技術を持ってしても、爆弾を取り除くことは出来ず、なす術がありません。
　　爆弾にされた人たちは他の人を爆発に巻き込まないように、人がいない所へ移動してい行きますが、その中にその同級生もしました。「人のいない所へいくよ。最期くらいカッコつけさせてくれよ。」と達観したように振る舞って去っていきましたが、歩いているさなかに死ぬことが怖くなって半狂乱になります。しかし無情にも時間が来て爆発していしまいます。それを見た勝平は何も出来ない自分に無力感を感じ、「ごめんよ。」と慟哭します。
　　同級生が半狂乱になるシーンは強烈なのに覚えていないのですが、何故か爆弾になった人達が集団で夕焼けの中、荒野を歩いて行くシーンは覚えています。これから自分が爆発して死ぬことを分かっている人達が集団で歩いている状況に言い知れぬ陰惨さを感じたことが頭の中に残っています。
　　１９７０年代のアニメですが、現在は中東等などでリアル人間爆弾が存在する始末ですね、汗。


　　最後にラスボスと対峙するシーンですが、敵の母艦内に突入してラスボスと相まみえると、ラスボスは脳の形をしたコンピューターでした。それはガイゾック星人が作った悪意を持った生物を感知して滅ぼすコンピューターでした。
　　ラスボスから自分の家族を犠牲にしてまで何故地球人を守るのだ、いままで散々迫害されてきたじゃないか、というようなことを問われるのですが、勝平はみんないい人達だ、みたいなことを言うのが精一杯で、明確には論破出来ませんでした。自分達が命がけでやってきたことが完全否定されるという展開です。結局はラスボスは撃破して、地球に戻るのですが、その時の勝平が「俺たちはつまらないことなんかしなかったよな。」とつぶやきます。


　　分かり易い勧善懲悪とは違ったストーリーですが、子供の自分には分からなかったですね。まあ、全話見たかも記憶は定かではないのですが…、汗。ストーリーの意味については高校生くらいにならないと理解出来ないような気がします。子供時代も大人になってからも２度楽しめるおいしい作品という見方も出来るかもしれません。


　　エグい内容を３本立てで紹介したのは、「怒り新党」でザンボット３が紹介されたことに倣っています、汗。毒舌のマツコや有吉も突っ込まずに引いていましたね。まあ、最後の善悪逆転に関しては、悪意を持った生物を滅ぼすコンピューターを作ったガイゾック星人自体も悪意の生物だろ！！と突っ込めるとは思いますが…。「欧米か！」（特に世界の警察だった米（過去形！？）：死語）とも「宇宙の警察（宇宙刑事！？）か！」とも突っ込めるかもしれせん、汗。あと、ラストシーンは、とある海辺になんとか脱出して気を失っている勝平のもとに迫害から一転して祝福しに民衆が掛けつけて、その民衆の中で、同級生の女の子の膝枕の上で、勝平が目覚めるところで終わるのですが、これは漫画版の「ＧＡＮＴＺ」のラストシーンでオマージュされているようです。


　　小説の話からかなり逸脱してしまいました、汗。まあ内容は普通の娯楽小説でしたね。遥か遠い昔に、とある宇宙人が外敵を滅ぼすために知的生命体を感知するとそれを滅ぼすコンピューターを作って、その宇宙人も滅んでコンピューターだけが宇宙に彷徨していたのだが、地球人を発見してしまい、戦いが始まり、地球人がそのコンピューターをバーサーカーと名付けたという設定です。この設定をちょっといじって使ったようですね。


　　普段、読書については小説を含めてフィクション物は読む習慣が無いので、短編を数話読んでやめてしまいました。小説は心理描写が多い恋愛小説や独白調の小説などは読み応えがあると思いますが、アクションシーンが多いＳＦ物なんかは、アニメ・漫画・映画で育った私にとっては、小説なんかは蛋白な感じがして、アニメ等程楽しむことがなかなか出来ません。過去に「椿姫」（恋愛小説）、「吾輩は猫である」（独白調の小説）なんかを読みましたが、古い小説ではありますが、面白かったですね。

半隠遁生活に一服の性涼剤 四服目

　　以前書いた記事「半隠遁生活に一服の性涼剤　　三服目」で紹介した「わたしだってするんです」という漫画について、ネットサーフィンしていたところ、あるサイトで見覚えのある漫画を見つけました。
　　それは昔、漫画雑誌か何かで読んだことのある漫画でした。上の画像がその時読んだ話の一コマです。電車の中で男性が穴の開いたポケットに手を入れてオ〇ニーし、それにつられて女の子もオ〇ニーしだすという話で、なんでこんなことをしているんだ？とちょっと混乱したことを覚えています。しばらく経ってから何という漫画なのか気になって、ネットで探していたのですが、タイトルを覚えていなかったので色々キーワードを入力して検索したりしたのですが、発見出来ませんでした。それが今回見つかってとても嬉しかったです。
　　漫画のタイトルは「セルフ」。タイトルが分かったので、本屋や古本屋で探し回って何とか全４巻を揃えました。作者にお金が入るように本屋でいくつか買いたかったのですが、古い作品なので流石に売っていませんでした。


　　作品のテーマは上記の通り、「わたしだってするんです」と同じオ〇ニーです、汗。かなり斜め上な展開のギャグ漫画です。主人公は中学生の時にとなりのアパートのお姉さんに誘われて以来、女性との関係が途切れることがなく、そのために生まれてからオ〇ニーをしたことがないという超絶リア充設定の国木田陽一という男性です。しかも仕事は図書館職員です。公務員で彼女持ちという分かりやすい勝ち組です。ただ、国木田クン自身は女性にそれほど興味がないようで、告白も常に女性からで付き合っていても常に受け身で草食系男子といった感じです。


　　そんな彼ですが、あるご老人が返却したオ〇ニーに関する学術書を見て、初めてオ〇二ーに興味を抱き、ネットなどで調べながら、こんにゃくやらローションやらを使って色々試行錯誤していきます。その試行錯誤の様が、「ストイックにオ〇ニーを追究していく」という感じでなんともシュールです。そして、誰もいない海辺の崖で致すということになるのですが、そこでロリータファッションを身にまとった男性恐怖症の夏目宇多という女の子に見られてしまいまいした。その崖は彼女の特等席で、話の流れで近くの洋館に連れて行かれたのですが、そこはオ〇ニー研究所で、先生と呼ばれる人物がいて、国木田クンは先生の指導のもと、「正しい」オ〇ニーを修練していくことになります、汗。


　　先生から毎日規則正しく行うよう指導を受けた国木田クンは、ホテルで彼女と致したあとも、真面目に日課に取り組みますが、彼女に勘付かれてしまします。彼女と国木田クンの同僚の女性の会話で、まともに「オ〇ニー」と言えない様子がおかしくて笑いを誘います。

　　彼女からフラれたりと色々紆余曲折を経て最後は仕事も辞めてしまい、負け組一直線なのですが、本人は今まで受け身だった生き方から、「自分自身」を握ることで「自分自身」を取り戻すことが出来た、と満足し物語は終わります。斜め上な終わり方です、汗。


　　仕事を辞めるきっかけになったのが、ビルの屋上で全裸でオ〇ニーして警察に捕まったことなのですが、変態丸出しなことをやっているにも関わらず、結構切なくて自分が好きなシーンです、汗。

　　ロリータファッションの夏目サンは男性恐怖症ですが（にも関わらす、性欲が人一倍強いので、１日１０回以上オ〇ニーしてしまう女の子）、一番上の画像のお話の電車内オ〇ニーの際、トイレの中で、お互い手をつないでオ〇ニーをした時に治ってしまったらしく、男性恐怖症が治ったらお見合いすることになっていました。彼女は超絶良家の一人娘で、お家存続の為に出来るだけ早く婿を取る事を求められていたのです。それで手紙の中で、お別れの挨拶をしたのですが、手紙の最後で「もし、許されるのなら、もっとあなたを知りたかった」と書き記しました。国木田クンはそれを読んで、お見合い会場の隣のビルの屋上へ駆けつけます。



　　そして、俺のすべてを知ってください、と全ての服を脱ぎすてました。その脱ぎすてるところが何かちょっとカッコいいんですね(笑)。そして、オ〇ニーをし始めますが、それに呼応するように、趣味は何ですか？と聞かれた夏目サンが「私の趣味は………、　　　オ〇ニーです！」と答えて、オ〇ニーし始めます。付き添いの伯母さんは必死で止めますが、お見合い相手の放った言葉は、


　　

　「止めてはいけません。」

　　

　　「あなたには見えませんか。」

　　

　　「私にははっきりと見えます。」

　　お見合い相手もブッ飛んだ感性の持ち主だったようです、汗。上流階級の方々は平民階級の人間には理解出来ない感性を持っているのかも知れません！？その後国木田クンが逮捕されて、お見合いがどうなったかは描かれていませんが、どうやら成功裡に終わったように思われます。結婚後はお婿さんは精を吸い尽くされてしまうのでしょうか？おしとやかな夏目サンだから！？オ〇二ーで我慢するんでしょうね、汗。


　　話はちょっと反れますが、アラサーの時、とあるオフ会でお話しした女の子が、夏目宇多サンに似ていましたね。ロリータファッションを着て目がとても大きいロングヘアの女の子でした。夏目サンを初めて見た時、その女の子がそのまんま漫画化したと思いました。この漫画を揃えた時、その女の子は今元気にしているかなぁと思いましたが、しばらくして夢の中に出てきました、汗。体中に水疱が出来ていたので、夢の中では元気はありませんでしたね、汗汗。一緒に皮膚科に行こうとしたところで目が覚めました。




　　さて私も、早く…早くブログを更新し終えてオ〇ニーを！

シビれる！あこがれるゥ！？生山椒収穫 味覚障害発生！

　　今年も、生の山椒を収穫しました。上の画像は過去のもので、今年は苺は収穫出来ませんでした。過去の画像を流用したのは、画像フォルダ容量の節約のためです、汗。


　　今年も、ちりめんじゃこと一緒に煮て、ちりめん山椒を作りました。食べてみると、今回も口の中が歯科医院で麻酔を注射された時のように痺れました。さらに今回発見したのは、痺れた口の状態でお茶を飲むとしょっぱく感じることです。お茶を飲んでいるのに、塩水を飲んでいるように感じてとても面白かったです。一時的な味覚障害が発生してしまいましたね。



　　１ヶ月前に植えたカボチャは残念ながら発芽しませんでした。やはり１０年以上前に購入したタネだと、発芽させるのは難しいようです。

未完、完成するか？

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

「ミ～カンのは～なが～、咲～いて～いる～♪」

（みかんの花咲く丘　　作詞：加藤省吾）

　　最後に花を咲かせてから、１０年以上花が咲いていなかったミカンですが、今年はとうとう花が咲きました。育て始めてからは約１５年になります。育て始めは鉢植えで、その状態では花が咲いていたのですが、２年位経って地面に植え替えてからは１回花が咲いただけで、ずっと花が咲かないままでした。それが今回花を咲かせてくれたので嬉しい限りです。


　　ただ、花が咲いても実が成るかはまだ分かりません。実が成ったのは鉢植えの時の１回のみで、後は花が咲いても、その後直ぐに花が散って終わったり、初期の小さい実の状態までは育っても、結局大きくなる前に落果してしまいました。食べれる状態の実まで育ってくれることを祈りながら、見守っていきたいと思います。