『5.5畳記』  鴨長葱 著

プチ世捨て人の痛い雑記by人生挫折オンリーの40代改めジジイ屁垂れフリーター

世捨乃愚流滅 2016

2016-12-25 07:10:57 | 料理・グルメ

  今年も愚流滅に精進を致しました。去年までにある程度世界の料理を食べたので、今年はまだ食べた事の無い外国料理は無いか、と探し回ることもしませんでした。そういうこともあって、今年はあまり写真を撮りませんでした。上記の写真はお気に入りのインド料理店のセットメニューです。普段はランチのマトンカレーしか食べませんが、今年は一回だけディナータイムにセットメニューを食べてみました。棒状の挽肉料理はシークケバブとかシシカバブとか呼び名がありますが、サイドメニューでは一番好きな料理ですね。これだけ食べたい時もあるのですが、ちょっと気が引けて、これだけ頼むということはしたことはありません。お惣菜として販売している別店舗もあるのですが、そこの挽肉は鶏肉で、羊肉のシークケバブが好きな私にはちょっと物足りないです。



  焼肉ランチです。もちろん一人焼肉であることは言うまでもありません、汗。焼肉も美味しいですが、ユッケジャンスープも美味しいです。キムチは、塩味、酸味、甘味、苦味、旨味が全て感じられ、世界でもっとも複雑な味わいの食べ物の一つと言ってもいいのではないでしょうか?



  オムライスのビーフシチュー掛けです。西洋料理の中ではデミグラスソースは一番好きなもの一つですね。なかなか食べる機会もありませんが。


  あと覚えているのは、トリュフ塩付きポテトフライですね。トリュフについては香りという感覚はもてませんでした、匂いという感覚ですね。別の食べ物に例えるとニンニクみたいなもので、食欲はそそるけど、部屋の香りとしては使える匂いではないといった感じです。外国人は松茸を使用済みの靴下の臭いと感じると聞いたことがありますが、個人的にはどちらかと言えばトリュフの方が松茸よりも靴下の臭いに近い気がしました。




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プチ世捨て人もビックリ!?

2016-12-24 15:36:43 | 読書
  図書館で本を借りて読みました。例によって外国人の日本滞在記です。今度の外国人はインド人のシャルマ氏です。題名は「喪失の国、日本」。著者はインドの調査会社の調査員としてインドの経済成長のための参考として、日本の調査を命じられて来日しました。1990年代前半に2年弱日本に滞在して日本に対して様々な感想を持ったようです。



  他の日本滞在記でもあるとおり、日本人は正直者で礼儀正しいという印象は持ったようですね。こういう記述を何度も読むと逆に外国に行くのが怖くなってしまいますね。まあ、相対的に日本人が他国の人と比べて正直で礼儀正しいだけで、日本人も腹の中では黒いことを考えたりしてることもありますね。



  上記の通り、日本を褒める記述もありますが、日本に関して理解に苦しんだり、辛らつな言葉を並べることもありますね。でもユーモアを交えて書かれていることが多いです。中でも「インド人もびっくり」のフレーズが出てくる日本のカレーについての記述は面白かったです。これに限らず、著者は読者を飽きさせまいとして、常に面白おかしく筆を進めようと苦心していると行間から感じとれる気がしました。


  著者はさらにサービス精神を発揮して、自身の恋愛感情まで披露してくれました。ここに出てくるスローチャナーというインド人女性はフィアンセがインドにいるのですが、著者は彼女を好きになってしまい、こんなお願いをしているわけです。彼女もそれを感じ取り、気の利いた返答をしています。後日彼女から箪笥の裏の文字を見たと連絡が来たようですね。

  
  後はカースト制が残るインドならではの視点もありましたね。例えば、インドではカラオケは普及しない、何故なら、歌を歌うのは下位カーストの人達で、そうじゃないカーストは歌を聴く方だ、という記述がありました。


  この本の結論としては、表題にもある通り、著者は日本を喪失の国と捉えました。具体的には、経済成長を重視したあまり、日本の伝統的な習慣や佇まいが失われてしまったというものです。京都を旅行して日本の伝統文化に感動した後、大阪に移動して失望してしまったという記述もありました。これは他の日本滞在記でも見られたもので、幕末に来日した外国人が明治時代になって再来日して西洋化した日本をとても残念に思ったという記述と似ています。


  グローバル化と称してアメリカのような貧富の格差が世界へ拡大し、殆どの人が消費文化に踊らされている先進国の現状を日本を通して感じ取り、インドも同じ道を辿ってもいいのか自問自答するようになり、最終的には著者はインドの先進国化に加担することから降りて、インドの伝統的な布を海外に輸出する貿易会社を経営することに方向転換しました。


  このようなインド人もいるのですから、伝統文化だけでも日本は世界の人の関心を呼ぶことが出来るという見方もできる気がします。資源の乏しい日本が背伸びして経済大国でいるよりも、2番じゃいけないんですか、どころか経済順位世界20位くらいに後退して、海外の資源や原子力に頼らず、質素に生活して伝統文化を重視した観光立国になるというのも一つの手かなぁと思いました。

 最後にこの本で驚いたことを書くと、訳者はインド旅行をしてこの本の原本をインドの古本屋で手に入れるのですが、その後立ち寄った町で訳者に声を掛けたのが偶然にも著者だったのです。9億分の1の出会いだと書いてありました。こんなこともあるのですね、ちょっと出来すぎだと勘ぐりたくなりますが。著者は現地語の原本を英訳してあげると申し出て、この日本語訳本が完成するに至ったようです。色んな面で面白かった本ですね。



<<追記>>

  アマゾンのレビューを見ましたが、訳者が著者を装って記述しているのではないかとレビューしている方がいましたね。もしかしたら、そうなのかもしれません。9億分の1の確率で作者と偶然出会ったというのがなかなか信じ難い話ですし。昔、図書館で借りたイザヤ・ベンダサンというユダヤ人の人が書いた日本論がありましたが、その著者も実は日本人だったらしいです。私はメディアリテラシーならぬ読書リテラシーをもっと身につけなければならないのかもしれません。まあ、仮に訳者=著者だとしても、読みやすくて面白かったですね、こういう感想を持ってしまうこと自体が情報操作しようとしている人の術中に嵌っているのかもしれませんが、汗。
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超菜野本Z

2016-12-11 14:00:13 | トレーニング・武術

  以前、「超菜野本」という記事名で護身術の本について書きましたが、今回も護身術の本について書こうと思います。「ザ・セルフディフェンスマニュアル」という本です。この本の特長は、昔のお侍さんが練習していた古武術(主に柔術)の中で、一部の高段者のみに伝授される危険な秘伝技を選んで、現代の路上で応用できるように手を加えたというものです。

  秘伝というのは部外者が見たら直ぐ覚えてしまうことが出来るので秘伝にしなければならないということらしいです。危険だけど、力はいらないので、女性や高齢者でも出来るとのことで、そのような技もあって参考になりましたが、やはりどちらかというとかなり練習しないと身に付かないものが多いというのが個人的な印象ですね。

  刃物を持った相手の手首をとるというのは、武道の熟練者でもかなり困難な動作なんじゃないかと思いました。以前少しかじった合気道はそれがメインの武道でしたが。とある護身術の講習会に参加したことがあるのですが、そこの主催者は刃物を持った相手の手首を掴むのは無理で、ある程度傷を負うことを承知で相手の懐に飛び込み、相手に致命傷を与えるしかないと言っていました。願望としては自分もスティーブン・セガールのように刃物を持った相手の手首をすんなり掴んで投げ飛ばしたり、関節技を極めたりする身体能力が欲しいところです。


  参考になったものをいくつか挙げると、

・ボールペンは携帯用の武器になる、間違っても刃物が仕込まれた護身用といわれるボールペンを持ってはいけない、過剰防衛を問われる可能性有
・目つぶしは空手漫画に出てくるように指をVの字にして突くのではなく、濡れた手の水を切るように軽いスナップで指先全体で相手の目を打つ
・相手の手や腕ではなく、指を掴めば、力が無くても相手の関節を極めることができる(上手く掴めればの話ですが)
・首を後ろから締められたら、中指を突きだしたグー(中高一本拳)で相手の手の甲を攻撃する(相手が痛みを感じない興奮状態だとXですが)



  話は変わりますが、高校生時代に読んでいて最終話まで読まずに読むのを止めた「ろくでなしブルース」という不良漫画があって、この護身術本を購入して数年後に、最終巻を読みました。するとラスボスのサリーという不良が主人公の前田太尊に対して行った攻撃内容が、この本の写真そのまんまでした。上記の写真のように太尊はサリーに鼻を折られました。この写真以外にも、太尊のパンチを両手で包み込むように受け止め、そのまま投げ飛ばすとか、見ていて「楽しく」なりました。

  この護身術本の写真の動きを真似て描いた可能性が高いですね。まあ、週一連載だと時間が無いから、格闘技の本をいくつか購入して参考にしていたのかもしれません。この護身術本の出版社から掲載の了承はもらったのかちょっと気になります。この記事のタイトルを「ろくでなしトレース」にしようかなという誘惑が頭をよぎりましたが、その辺がちょっと分からないし、高校生時代楽しい漫画ライフを過ごさせてもらった作者を悪くいいたくないという気持ちも多少あって止めました、汗。

  ネットサーフィンをしていると既存の雑誌などの写真をそのままトレースしている漫画家が沢山いるという指摘がされていますね。また、本や漫画の画像を勝手にブログに掲載している自分も「お前モナー」(死語!?)と言われそうです、汗。でもこの護身術本の作者はユーモアのセンスを持ち合わせているので、逆に有名漫画に掲載されて嬉しいと思っているのではないでしょうか?
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レシートのRe:使途

2016-12-04 06:42:37 | 節約

  買い物をした際、レシートは必ずもらうことにしています。家計簿をつけていて、レシートの購入金額を家計簿に転記します。もちろん、家計簿も市販の物ではなく、普通の大学ノートに自分で罫線を引いたものを利用しています。大学ノートも学生時代の未使用のノートをとっておいたものです。


  家計簿転記後は、主にメモ用紙として使います。食料品の買い出しなどにはよく利用しています。それ以外だと、休日にやることを平日の思いついた時点で書き留めておいたり、このブログのネタを箇条書きにしたり、下書きを書いたりすることにも使ったりしています。だから、時々裏側の全体に何か印刷しているレシートをもらったりすると、ちょっと残念な気持ちになったりもします。


  図書館で定期的に本を借りているので、栞代わりにも使ったりします。ティッシュの代わりに使ったりもします。それなりに使途の範囲は広いですね。これからもレシートを有効R:用していきたいと思います。


  
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