一戦共闘 ~羽ばたけ!若鴎たち 翔破への記録~

スポーツ全般・政治・生活に関わる事・・・好き勝手に書いてます。
辛口ありの、甘口ありの、疑問ありのという感じです。

甲子園14日目 素晴らしい決勝戦

2013-08-22 | 高校野球
決勝は、前橋育英vs延岡学園。
延学がエース高橋を攻略出来るか、また逆に前育打線が延学3投手にどう対するのか注目でした。
序盤は、前橋育英がペースを握り、初回から満塁のチャンスを作ったり、3回にも先制のチャンスを作るが、延岡学園の守りに阻まれ、徐々に流れが延岡学園に移る。
4回裏に延岡学園が満塁のチャンスを作り、2死から三ゴロを1塁に悪送球のエラーが絡んで、3点を先制。
しかし、5回表にHRを含む連打で同点に。
そこから試合が膠着状態となるが、7回表に先頭打者が3ベースで出ると、4番荒井のタイムリーでついに逆転!
9回裏に死球とヒットで0死1・2塁という場面を作ったが、エース高橋が踏ん張り、前橋育英が初出場初優勝の栄冠を勝ち取った。

高橋光成は、トータル680球を超える熱投。
50イニングで46奪三振を奪い、決勝戦で初の自責点が付いた。
まだ2年生ながら、天晴れ!
安楽だけじゃ無い!というのもアピール出来た。
もう既に、東の高橋・西の安楽という言葉も出来たくらい。
今年は2年生の投手で良い投手が多かった大会でもある。
上記の2名に次いで、明徳義塾の岸や浦和学院の小島など来年が楽しみな投手が多い。

前橋育英は高橋光成だけでなく、守備の良さが光った。
特にサードの荒井のバント処理や高橋知・土屋のニ遊間コンビは抜群の動きを見せていたと思う。

延岡学園も3投手を継ぎながら、守備からリズムを作って攻撃に転じる良いチーム。
特にエース横瀬のテンポの良さは、相手に考える時間を与えず流れを呼び寄せた。
1点差という試合での敗戦だが、どちらに転んでもおかしく無い試合だっただけに、最終回の攻撃が残念だった。

今大会は、近年稀にみる素晴らしい大会だった。
準々決勝は全て1点差の好試合、さらに東北勢の躍進。
大会序盤に強豪同士の試合が組まれてしまったくじ運もあったが、1試合ごとにチームが成長する姿を見れた大会だったと思う。
仮に浦和学院や大阪桐蔭が上位に残っていたとしても、優勝出来たかどうかは微妙。
高校生の成長力の凄さを見た2週間だった。

甲子園13日目

2013-08-22 | 高校野球
遂に準決勝。

第1試合は、前橋育英vs日大山形。
前橋育英が、終始イニチアシブを握って、そのまま押し切った。
特に守備の良さが目に付く。
エース高橋光成も、明日を見据えての省エネ投球で完投。
防御率0.00は凄い!!

第2試合は、花巻東vs延岡学園。
左の好投手同士の投手戦で、短時間で決着。
延岡学園のエース横瀬のコントロールとテンポの良い投球が印象的だった。
花巻東は全く球を絞れなかった。
打席で考える余地を与えないテンポは大事だ。
花巻東の千葉はちょっと違う意味で目立ったが、カット打法をバントとみなすという高校野球ルールはこういう選手を潰してしまう事となり兼ねない危険なものだ。
粘るなと言われても、野球のルールブックにはダメだとは載っていない。
粘る事も野球の醍醐味だと思うんだけど。
高野連の考え方は、ちょっと時として疑問が残る事がある。
四球を選択する事で自分を活かす選手もいるのだから。
それよりも、延岡学園の監督のガッツポーズの方が注意対象じゃないのか!?
選手よりも監督の方が目立つようなガッツポーズしてたが・・・

決勝は、前橋育英vs延岡学園。
高橋光成vs延岡打線、または前育のスキを付く作戦vs延岡学園の3投手みたいな構図かな。
そう点差はつかないと思うので、3-1くらいの試合になるような・・・
高橋君には防御率0.00で終わって欲しいと期待はしている。
前橋育英びいきでいきます。