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チベット争乱

2008-03-21 13:41:02 | Weblog
日本のある新聞社がチベット争乱は中国国内問題だと盛んに力説して居ると言う。
確かにチベット自治区で起きている独立運動だと言えばそれまでです。
チベット族はモンゴルの1部族がチベットに移住して建国しインドから直接大乗
仏教の教えからチベット仏教と言う独特の仏教王国となりました。
ダライラマを信奉して秘境に見事な仏教王国を築いた独立国でしたが、近年清国に
支配され、また1950年当時中共軍に軍事制圧されチベット族の大量虐殺が行われチベット自治区が設置されました。聞くところによると日本軍の南京虐殺の比ではなかったと言う。そして1959年チベット動乱に対し、徹底的な武力弾圧で
10数万人もの難民が出た。その折り生き仏のダライラマもインドに亡命して
チベット亡命政府を樹立しました。
中国はまた政治経済で力を付け、世界に覇権を競う様になって来ると、力で奪い取った、チベットやウイグル地区、外モンゴル地区、それに台湾問題が吹き出て来ました。この地区を経済的集中的に嵩上げして浮揚を図ろうとまず、青蔵鉄道を敷設
し交流を盛んにしました。しかし潤うのは漢民族のみ、チベット族は蚊帳の外。
少数民族と言われるチベット族今やチベット自治区でも漢民族750万人に対して
チベット族600万人と言われます。
かってヒットラーやスターリンが行った民族抹殺作戦がここでも行われて居たの
でした。
チベット族は虐げられた民族です。チベット民族は中国政府に忠誠を誓わされ、 もし違反したら投獄やきつい処罰を受けると言う。チベットの国旗でも持っていると7年間も投獄生活を送らないといけないとか。
10才未満の子供がもしラマイダラの事でもしゃべったら、即引き立てられ投獄
されると言う。
ダライラマは非暴力に依る抵抗運動を推進して居るが、国家としての独立性、文化
や宗教自然環境を徹底的に叩きつぶされ、人としての基本的人権も侵害されている
と言う。
これはもはや中国の国内問題ではないと思います。
ダライラマは決して独立を望んで居るのではないと云う。チベット族の尊厳と
自治を要求しているとか。
中国が恐ろしくて物が云えない國にはなりたくないものです。

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