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諫早干拓訴訟和解協議決裂・基金案に佐賀漁業者強固に反対

2017-03-28 07:21:20 | Weblog

諫早干拓事業の開門差止め訴訟で長崎地裁は国が示した基金案を佐賀県漁業者の反対で
受け入れ困難と見て、和解協議を打ち切り決裂しました。

この諫早干拓訴訟は国営の干拓事業に反対して起こされた訴訟で当初は環境問題として
争われて居ました。

処が養殖ノリや貝の不振等が続きこれが皆干拓事業のせいにされて本格的諫早干拓訴訟
が激化して行った。

漁業不振は確かに諫早干拓も要因のひとつですが、他にも熊本新港埋め立て、福岡筑後川
井関の問題・佐賀県も埋め立て工事を行っています。
また有明海沿岸の海水汚染等々数え挙げれば数々ありますがそれがすべて長崎県の諫早干拓
のせいにされたら堪ったものではない。

漁業不振を諫早干拓のせいにして国から莫大な保証金をせしめる漁業者との噂もあった。
時勢の流れで佐賀地裁が出した判決が福岡高裁で支持され体勢が決まった。

その間に、国は国営事業として強行に長崎県の諫早干拓を行い、干拓地で農業生産を始めた。

高裁判決が出された時、悪い事には環境問題で五月蠅い民主党政権であったため、国が推進
した諫早干拓の敗訴を認め上告しなかった。

そこから事が面倒になった。

両者に何の利益ももたらさない開門問題が大きな争点となり益々混迷して来た。

長崎県では対抗して開門反対の訴訟を起こしこれがまた事態を複雑にした。

兎に角諫早干拓は意地の張り合いで事態は益々混迷して来て居る。

最早政治的決断の時期は過ぎどうしょうも手のつけ様がなくなった。

佐賀県の漁業者側には強力な助っ人がついて居て煽って居るので余計事は
面倒になって居る様ですね。

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