日々好日

さて今日のニュースは

佐賀県破算

2007-09-07 11:34:51 | Weblog
今朝佐賀県がこのままでは3年後に破算し財政再建団体に転落する見通しとの発表
がありました。
佐賀県と言えば夏の全国高校野球で奇跡の逆転劇で優勝した佐賀北高校。
お笑いで佐賀には何もないと宣伝した はなわ。全国に佐賀の元気を発信した
島田洋七の がばいばあちゃん。話題には事欠かさない様です。
佐賀県は面積が日本の42位。人口866万人でこれも42位と言う比較的小さく
まとまった県です。
財政規模も4300億円程度。うち自主財源34%1500億円程度県税収入は 730億円程度(17%)地方交付税32%程度1400億円(19年度ベース)県債残
630億円程度。交付税以外は17年度ベースです。
佐賀県はこのままの収入歳出を推移すると、3年後の2010年度には収支不足
がふくらみ、財政再建団体に転落するとの見通しだそうです。
これは各府県にとっては人ごとではないと思われます。
3億円国税を地方税移行の三位一体と言う小泉さんのマジックに幻惑され、5億円
地方交付税減と言う仕打ちを受け、各自治体は四苦八苦しています。
今回の自民公明与党の参院大敗を受け、来年度の予算では地方交付金の増額や
地方格差対策で可成りの額のバラマキが盛り込まれた様です。
法人事業税や法人住民税所謂法人2税を1兆円程度地方に再分配する事を検討して
いるとか。税制格差や地方財源の拡充等阿倍政権の地方重視政策をアッピールする
狙いとか。いずれにしても、東京等大都市以外に取っては願ってもない政策です。
来年度税制改革で実現を目指すと言って居るが果たして実現できるか?少し眉唾
ものではと、意地悪い考えを捨てきれません。
私は、佐賀県の窮状を察し長崎新幹線を全て長崎県で、何て言いだし兼ねない
今の長崎県のトップが心配です。
この様な事態に長崎新幹線等もっての他と言いたい。大反対です。