したのやムラ便りG

東京の片隅に眠る下野谷遺跡。「したのやムラ」と呼ばれる縄文のムラがありました… (non official site)

第2回 民具展示に向けて(染物リハーサル)

2010年10月27日 05時47分04秒 | 幻の民族学博物館

西東京市の北地域、旧保谷村では、かつて藍やお茶の栽培が盛んでした。

藍は葉を栽培し、収穫、発酵させ、

「藍玉」という染料のもとをつくり出荷していました。

                                                                    11月3日に行われる「第2回 民具展示」では、 

そんな保谷の昔を知ってもらおうと、

「屋敷林の会」のみなさんが

藍染体験コーナーを開いてくださいます。

                                                                        おととい、そのリハーサルが行われました。

Imgp6409

かめしーたが到着したときには、すでに乾燥させた藍の葉っぱが

煮られ、こされ、

こんなきれいな「藍の花」ができていました。

Imgp6411

コットンの布を浸し煮て、水洗いして・・・

これを2回繰り返します。(繰り返す回数が多いほど濃く染まるようです)。

Imgp6410

この日は、もう一つ、屋敷林でおなじみのものを使って染めの試験。

なんだと思いますか?

Photo

くぬぎの殻斗(ドングリの帽子みたいなところ)です。

したのやムラのムラ人たちもドングリが好物だったけれど、

染物に使ってたかなぁ?

(漆を塗って赤くした糸は他の遺跡から出土しています。)

Imgp6414

「どんぐり染め」中

染めあがりがどんな色になるかは

3日の民具展示でのお楽しみ!

Imgp6417

藍染め作品の完成です!

リハーサルはばっちり!ご苦労様でした。

11月3日には、先着50名様ほど、ハンカチの藍染体験ができます。

屋敷林で育っている藍も見てくださいね!

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第2回 民具展示

2010年10月27日 05時09分20秒 | おしらせ(したのや以外)

「縄文の森の秋まつり」の報告の途中ですが、

おしらせをひとつ。

したのやムラのある西東京市は田無市と保谷市が合併してできた市です。

その保谷市域にかつて、

現在大阪にある国立民族学博物館の前身ともいえる建物があったことを知っていますか?

とりあえず「幻の民族学博物館」とよびましょう。

                                                                   その話は、また今度ゆっくりするとして、

その博物館のことや、その建設に夢をかけた渋沢敬三・高橋文太郎の軌跡を追う展示会が

昨年行われました。

その中でも好評だった野外での「民具展示」。

それが、今年は西東京市教育委員会社会教育課主催で

第2回 民具展示』としておこなわれます。

                                                                11月3日(水・祝)午前10時~午後3時

雨の日は11月7日(日)に順延です。

場所は、保谷駅から歩いて10分ほどの屋敷林をもつ民家の庭先。

昔の道具が展示され、昨年の展示の様子や屋敷林のスライドショウ、

藍染体験もできます。

詳細は、西東京市HPを見てみてくださいね。

かめしーたも参加します!

Imgp6239 民具展示の会場となる屋敷森。

かつては西東京市内に、多くあった風景です。

今でも、下保谷地域などにいくつか残っています。

後世に繋ぎたい景観の一つです。

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