今日、焼津市の消防防災センターで行われた、「“おつかい”にチャレンジ」というイベントに参加してきました。
市内の子供たち200人が子供たちが消防防災センターに出没したまちの商店街に出かけ、子供たちだけでおつかいにチャレンジするという企画。聞いただけでワクワクします。まちには横断歩道もできていておまわりさんもいて自転車もバイクも車も走ってます。
ミニチュアのまち!!これはすごい!!
商店街には魚屋さん、ケーキ屋さん、電気屋さん、おむすび屋さん、お醤油屋さんなどなど、バラエティー豊か。お店もそれぞれ工夫されていてこれまたワクワクします。本気のお買い物ごっこ。おもしろい!!
噂のうめえぞこれは醤油、売ってました!!
お向かいのお魚屋さんは、さながら目で見て触れる魚図鑑のよう!!
自分たちだけで買い物に行くのは初めてという子が多く、不安も大きい。その子達が満面の笑みで帰っていけるよう、サポートしていきましょうというお話が、主催者の方からありました。本当に楽しい企画!!
私は果物屋さんで売り子さんにチャレンジです。今日の花形商品いちご!!一番目立つところに配列しました!下見に来た子達の目がこのいちごに釘付けです!
さて、イベントが開始されると、子供たちはお金を(本物です)握りしめ、まちを行きかう車やバイクに注意しながら横断歩道をわたり、お店にやってきます。顔は真剣!
以前、苺屋さんで売り子をしていましたが、来るのは海千山千のおばちゃんたち!!すきあれば値段をまけさせようとねらってきます。値段を死守したまま、いかに気分のいい状態でお客さんを帰すか。日々売場は私の戦場でした。今日はなんでかわいいおぼっちゃん、おじょうちゃんたちばかり!澄んだ目で「いちごください」なんて言われると私の心もなごみます。中には他のお店で買い物をした武勇伝だけ自慢げに話して、みかんを買い忘れちゃった!!なんていうお茶目さんもいたりして、ホンとに可愛い!大変でしたが、たのしい一日でした!!
コミュニケーション力やお金の数え方、困ったときの解決能力、それに勇気。子供が買い物をするのは本当に大変なんだなあと間近で見てつくづく思いました。お父さんお母さんは建物内の控え室モニターに映される子供の姿を見守ります。家族の手助けは本当になし。子供たちは身を寄せ合って不安げに店に入ってきます。声も小さいし、お金を出すのに手間取ったり。思わず「がんばれ!」って言ってあげたくなる。それだけに帰っていくときの子供の顔の晴れやかなこと!!私まで嬉しくなります。きっと今日は夕飯の時にお父さんやお母さんに自慢げに話すんだろうなあ。
中には大変なスタッフも…
真ん中にいる兄ちゃんは気楽でしたが(おっと失礼)両側二人は大変!!着ぐるみはくさいってよく聞くけどどうだったんだろう。特にバイキンマン君は、やっぱりヒールなので「子供にしっぽひっぱられました…」とお昼ごはんを食べながら力なく笑ってました。お疲れ様。
さて、控え室に映される子供の姿を見守るお母さんの中に我が友が一人混じっていました。イベントが終わった後、「子供の姿が映らないかと画面を一生懸命見ていたけど、結局ほとんど映んなくて…その代わりにあんたのアップが映ってた!!これってひどくない?」とのたまわって帰りました。友よ。どうして私を責めるのでしょう。私は一生懸命仕事をしていただけなのに(笑)!