大井川の親戚の家には昔田んぼとイチジクの木がありました。小さい頃、この田んぼでどろどろになって遊んだ後、出してもらったイチジクのジャムが、ねっとりして独特の香りでこの上なくおいしかったのを覚えています。
そんな訳で、イチジクジャムは私の大好物！！夏の終わりにイチジクが出ると、大量に仕入れて、半分はコンポート（これもおいしい！！）に半分はジャムにします。去年はまんさいかんに焼津のイチジクが出ていたのでそれをつかいました。コンポートはアイスクリームに添えたり、そのまま食べたり、すぐになくなってしまいましたが、ジャムは少しだけ出して後は追々楽しむように冷凍しておきました。
今日、母がこの名残のジャムをヨーグルトに入れて食べながら、急にふふふっと笑い出したのでどうしたの？と聞くと、暮れに弟が帰省したとき、朝パンと一緒にこのジャムを出してやると、「うめーなあ」とつぶやきながらながら食べたと言うのです。
うちの弟は、嫌いなものが出ると何かと文句を言うくせに、おいしいと何も言わないといういやな奴です。「人が作ったものなんかほとんどほめることがないのにね。」と二人して笑いました。どうやら弟にもこのジャムは合格点をもらえたようです！
私も今日はヨーグルトに入れて夏の名残をいただきました！！
去年のものはキビ糖を使ったので、また一段とどす黒い色をしていますが、これがけっこういけます！！ジャムは冷凍すると低糖でも半年くらいは全然味が落ちませんが、できれば砂糖を４割程度入れておくと安心です。