かめのまちづくり

焼津でまちづくりについて勉強しています。私がまちづくりについて調べたこと、考えたこと、みんな読んでね(^^♪

井川にて

2015年11月26日 | 日記

先日、井川へ行ってきました。

静岡県では、ふじのくに「食の都」づくりの一環として、静岡県産の食材を積極的に活用し、県の農林水産業や食文化の振興に貢献していていて、料理人や菓子職人の方々を「ふじのくに食の都づくり仕事人」として表彰し、パンフレット等で食の仕事人として紹介していますね。私もよく目にします。

先日は、この「食の仕事人」の方たちを対象とした研修会でした。

静大の稲垣先生から「ここで焼津の在来作物を紹介しませんか」といううれしいお誘い。
場違いかとも思いましたが、せっかくなので、参加させていただきました。

先に結果を言っちゃいますと…
緊張しいの私です。わずかな時間だというのに、声は震えるし、足は震えるし、まあひっどい発表で(笑)。家に帰って反省するばかり…。

傷も癒えた今日この頃、 それでも集まった方たちに焼津の在来作物について話を聞いてもらったのは嬉しかったし、当日は、勉強になることいっぱいで、参加してよかったなあと思いました!

行きのバスの中では稲垣先生の在来作物の講義。じっくりお話してもらって、在来作物について再確認。

「プロジェクトZ」のイベントで井川へ行って以来ですから、ちょうど2年ぶりでしょうか。

これは在来の蕎麦用の畑。

前回行った時には焼畑を久しぶりにやりはじめたばかりで、来年は種用にしか採れないとのお話をされていましたが、少量のようですが、それが蕎麦としてすでに販売もされているとのこと。すごいなあと 思います。

井川は在来作物の宝庫なのだそうです。
ちょうど葉さかい期で、見ることのできるものは少ないとのことでしたが、それでも、ちょっと歩いただけでも、いくつもの在来作物を見ることができます。

 

これは「ほもろこし」っていったかな?雑穀の仲間

黒小豆だそうです。小豆と同じように使えるんですって。

これはずいき。よく、乾燥させて煮物として使うものですね。大好きなんだ、これ!

これは地かぶと呼ばれるもの。漬物にしたらすごくうまかったと参加者の方がおっしゃってました。

さて、見学途中にひょっこり現れたねこちゃん。「この子、在来なんじゃないの?」と誰かが言いだし大笑い!

見学の後には井川の食材を使ったお弁当をいただきました。在来作物も使われていて、おいしいお弁当

和ダイニングゆいさんとアクアヴィンテさんの共同作。

 

 

右下、在来の里芋団子。淡い味付けで、おいしかった!
鹿のカツレツも時期的にベストではないけどとお話がありましたが、すごくおいしかった。低カロリーで高たんぱくなんでしたっけ。脂身があまり好きではない人には持って来い!

あわ飯もかみしめて食べる感じがよかった!

お弁当は、完全に冷めて完成形なので、なかなかメニュー選びが大変ですよね。どれもおいしかったし、やっぱりプロの技ってすごいなあ!! 

同席したのが調理人の方だったので、普段聞けない話も聞けて楽しいひと時でした。

ちょうど紅葉が燃えるように美しい時期で。

その豊かな自然の中で、閉ざされた環境で暮らしてきたからこそ、この素晴らしい食材が残されたんだなあと改めて感じました。
若い移住者の方が、在来作物を作りはじめたこともあり、井川の在来作物は、「オクシズ」ブランドとして販売も可能なものも増えてきたとのこと。素敵ですね!!

焼津の在来作物を考えるにあたり、かねがね、どこか一括して在来作物を集めるところがあり、そこから在来作物を欲しい消費者やお店のもとへ配送するようなシステムが必要になるなあと考えていたのですが、正にそんなシステムもできつつあるというお話をうかがって、またまた感激!

井川のように大々的なことをやるほど、焼津に在来作物があるわけではないし、私ができることなんてほんのわずかですが、前を歩く人がいるということは、こんなに心強く感じるもんなんだなあと感じた一日でした。

稲垣先生は講義の中で、在来作物を「風」に例えられました。
その土地土地の気候風土、風景の中ではぐくまれたからこその風格。

どんな土地に根を張り、風景に溶け込み、 どんな人たちにどんな風に育てられ、どんな人たちがどんな風に関わったか。
在来作物には一つ一つ ストーリーがあります。

新しい作物に関する情報もちらほら入ってきている今日この頃。焼津港町ではぐくまれた作物とそれにまつわるストーリーを、どんな風に演出してみせるのか。きっとそれが在来作物の生き残る道につながるのではないか。目下それが私の課題です。悩みでもあり、楽しみでもあり(笑)。

さてさて、井川のお土産は里芋でした(在来ではありませんでしたが 笑)。
色々あってなかなか使うことができませんでしたが、やっとお料理することができました。
シンプルなのがいいなあと思っていたので、鶏と、今が旬のカブと一緒に醤油糀で蒸し煮にしてみました!



ううん~
見た目はあまり素敵ではありませんでしたが、鶏のうまみを吸って、とろっとろになった里芋がおいしかったこと!! 楽しい!!

明日は、藤枝の方たちと一緒に動いている「ほととぎす漬け」のプロジェクトの勉強会。今、焼津の「小浜白うり」という在来作物を使って、ほととぎす漬けのもとである奈良漬けを試し漬けをしている最中。明日は、毎年奈良漬を漬けてらっしゃる方を先生に迎えて途中経過を見てもらいながらお話を聞きます。こちらもとっても楽しみ!

 

 

 

 

 

 


外cafeつる屋 openです!

2015年11月22日 | 外cafeつる屋

外cafeつる屋なんていうと、ますますお店っぽくなってきましたが…


海辺でお茶会を開きました。
お茶会やりたい!ってブログで書いたらお友達の杉本さんから「じゃあ、自家焙煎のコーヒーいれるよ!」なんてすてきな提案をもらいまして!!ウキウキのお茶会です!

浜当目海岸
今日はちょっと曇り気味のスタートでしたが、やっぱり海は気持ちいい!!

中学生が部活中!

お散歩中の親子連れも!
みんなそれぞれの休日を満喫中です。

 

灯台も遠くに見えて、凪いだ海がきれい…
お友達などは、浜当目は富士山が見えないからなあと言いますが、やはり、近所だからでしょうか、私にとって海ってこの浜当目なんだよなあ…

お天気は、その後回復。お日様がさんさんと降り注いでくれて暖かくなりましたが、今日の風は特別つよい!!用意の途中で、蓋やらビニールやら豪快に舞って行って、みんなで大笑い!!

さてさて、朝ごはん抜きでおいしいブランチをという趣向。そろそろおなかがグーグー言ってきました。

今日のメニューはというと…

実は悩んだんですよね。
お茶会と云えば、サンドイッチにお菓子が定番ですが、今日はコーヒーなんで、もう少しカジュアルにしたい。
火にかけるものが多くなるとまた大変だし。

そんなわけで、お食事は軽めで



寒くなってきたので、ひよこまめと塩豚のトマトスープと

自家製のちぎりパン

 パンには2種類のパテを添えました。

ツナのパテには、春に漬けた塩ラッキョウを混ぜてみました!シャキシャキしていい食感!!

もう1種類はひよこまめのパテ!
先日、「孤高のグルメ」を見ていたら、ごろうさんが食べていたフムスがやたらとおいしそうで、家で作ってみたのですが…。本物はおいしいのかもしれませんが、私のレシピは香辛料が苦手な味でちょっとがっかり…。でも、ひよこまめ自体はすごくおいしいので、それだけでパテにしたらおいしかろうという結論に達しました!結果は…大正解!ひよこまめは栗豆とも呼ばれますもんね。ほこほこのクリーム、まずいはずがありません!

杉本さんから林檎のジュレとかりんのジュレの差入れ!

林檎のジュレは、パンに塗って!甘酸っぱくておいしんだ、これが!!

かりんのジュレは、お湯に溶かして柚子茶のようにサービスしてくれました。

ああ、温まる …

さてさて、お楽しみ。今日の主役。杉本さんお手製の自家焙煎コーヒー登場です!

一杯目はキリマンジャロ

かわいらしいミルでがりがり引いて、

すこーしづつ、お湯を垂らしていきます。お湯を掛けた途端、豆がふわっと盛り上がって、香ばしい香りが立ち込めます。なんて贅沢!

苦みが少なくすっきりしたキリマンジャロ。こちらはブラックで!

そして2杯目はブラジル! 

こちらは濃いめに入れてくれたので、生クリームを入れて!これがまたおいしい!!

コーヒーのお供は、バナナケーキとうちの母特製の羊羹、そして、金谷の柿です!今日はついつい3種類も用意してしまった!

我ながらすんごい量でしたが、お腹がすいていたのと、たのしいおしゃべりで、ついついいっぱい食べてしまいました!

強風を避けたため、残念ながら、海を見ながらという訳にはいきませんでしたが、波音を聞きながらのブランチ、幸せでした!

外cafeつる屋、今度はどこで開きましょうか?
皆さん、ご期待ください!

 

 


Dekoまんまで朝食を

2015年11月17日 | 日記

11月8日(日)。久しぶりに朝活してみました。

静岡市にあるコミュニティースペースDekoまんまさんとの共同企画。

Dekoまんまの河原崎さんは、食に大変興味があります。
私と一緒で食べるのも作るのも大好き!

で、みんなでワイワイ作ったり食べたりするスペースをどうしても作りたかったんだそうです。

「母の味は日本の文化」とおっしゃる河原崎さん。本当にそうですよね。今回は、 そんな「母の味」をみんなで一緒に作って朝から豪華に食べてしまおう!!という企画です!

当日は生憎の雨模様でしたが、4名で朝食づくりです!

今回はシリーズ第一弾!「大根一本食べつくそう!」というもの。

しかーし!!ここでつまずきました。

時期が悪かった!!なんともうすぐ恵比寿講じゃあないですか。恵比寿講といえば、大根とカブは欠かせません!農家さんはどこもそこに照準を合わせているらしく、 大根が細い細い(笑)。結局悩んだ挙句、2本も食べつくすことになりました。

当日のメニューは、

大根のステーキ
大根と豚ひき肉の豆板醤煮
柿なます
大根とリンゴのサラダ
シラスのだいこんおろし添え
大根と油揚げの味噌汁
切り干し大根の醤油漬け
菜飯

と8品!!
大根だけでこれでもかといろいろ作っちゃいました!!

まあ、女が4人集まるとかしましい!かしましい!あーでもないこーでもないと言いながら、次々と料理ができていきます!

テーブルにすらーっと並んだ料理がこちら!!

 

おいおい、さすがにこれは作りすぎだろうと並んだ料理を横目に…、いいの、いいの、野菜中心なんだからと根拠のない理由で己を納得させ(笑)、いざ試食!!

揚げた大根にニンニクソースのかかったステーキは、サクサクした食感とパンチのあるソース。
豆板醤煮は、中華風でピリッと!
柿なますは、完熟の柿でほんのり甘く、柔らかな味。
大根とリンゴのサラダは、ピリッとコショウがきいて引き締まった味に。
シラスの大根おろし添えは定番ですよね!!
切り干し大根の醤油漬けは、ごまがきいてばりばり!!私の大好きな1品!
菜飯は、2本分の大根菜をこれでもかと入れたグリーンごはん!これだけで体がきれいになりそう!!

これをアツアツの味噌汁で掻き込めば、そりゃあ、まずいはずがありません!!

おいしい料理を食べると、みんな饒舌!!日常のこと、まちのこと、仕事のこと!あれやこれやと話は尽きず、あっと気が付けばもう11:00というありさま!

まんぷくの胃をさすりながら、それでも、河原崎さんお手製の豆乳餅をぺろっとたいらげ、お開きとなりました!

楽しいイベント!

みんなが帰った後、なんとまだ飽き足らず、反省会と称し、河原崎さんとお茶しました!

シリーズはまだまだ始まったばかり!
今度は何にしようかな?

みなさんまた、ご参加ください!! 


てのひらいっぱいのわたで

2015年11月02日 | 日記

最近お友達になった柳さんは、お友達を綿を畑にまき育てるという活動をしています。昨日は柳さんたちが今開催している展示会にお邪魔しました。

以前、何かの講座の時に、「布の素材はいくつもあるが、あなたのすきな素材はなにか」という質問をされたことがあります。
汗を吸うか、速乾作用があるか、着心地はどうか、発色は?
いろいろな選択肢を考えた上で、私が選んだ素材がコットンでした。

今は技術が高くなってきたが、それでも人工的な素材は好きになれない。発色などを考えると、今一なところはあるけれど、着心地がよく、何より飾らない感じの綿素材は、私にピッタリな気がします。だから、バッグや服を手作りするときも綿を使う。
なんでも素材から知りたい方だけど、そういえば、綿がどうやって育つのかは、見たことがないなあ…

お話を聞いた時、苦労して育てた綿花を自分の手でで糸を紡ぐときにはきっと幸せなきもちになるだろうなあと思いました。

でも、そうやって手塩にかけて作った糸、「どうやって使ったらいいの?」という質問を受けるのだそうです。
今回の展示会は、綿や紡いだ糸を使って「こんなものが作れます!」といった提案型の展示会。
私も素敵な作品に出合いました!



手編みのどんぐり。綿花の色は白に緑に茶色にと様々!初めて知りました!ステキ!

かわいい帯飾り

収穫した綿花をそのままリース

それから一番気に入ったのはこれ!

可愛いミニチュアドレス!!女の子心をくすぐられました!!

本当に色々なものに生まれ変わっていて、大切に育てられた綿花も幸せだなあと思いました。

私なら何を作るかなあ?色々な色を活かしてチェックの布を織って、バッグに仕立てられるかなあ?そんな野望(笑)を抱きました!
もしかすると一年じゃあ、できあがらないかも!!例のごとく途中で投げ出すかも!!
でも、そんなすてきな糸を使って作品を作ることができたら、さぞかし幸せな気持ちになれるんだろうなあ…

風にそよぐ綿畑はきっと美しいことでしょう。
一度畑ものぞかせてもらいたいなあ…そんなふうに感じた展覧会でした!

明日も展示会しているそうですよ!
かわいい作品に会いに行ってはいかがでしょう?

提案型展示会「てのひらいっぱいのわたで」

会場  ギャラリーtレンタル暗室とりこ
      静岡市葵区駿府町1-46

11月3日(火)  17:00まで