かめのまちづくり

焼津でまちづくりについて勉強しています。私がまちづくりについて調べたこと、考えたこと、みんな読んでね(^^♪

春の香りです!

2013年03月24日 | 日記

春になって、我が家の庭も何だか華やいできました。

以前、有機農学校のまあ先生から、「虫のつくような農産物は、基本人が食べるものではない」という話を聞いて、びっくりしたことがありました。よく、「虫がつくような農産物は、農薬などが使われていない安全な証拠」というようなことを話す方がいらっしゃいます。わたしもまた、そう思ってました。

まあ先生に、どうして虫がつくような農産物は人が食べるものではないのかと聞いてみると、植物に虫がつくのは、その植物の体が弱っているからなのだそうです。食物連鎖とはそういうものだと。ふうん、そんなものなんだと、よく理解しないままその場は終わってしまいました。

もうすでに自生してしまって何年も経つ我が家のイチゴ。

このイチゴ、本当に強いなあと思います。水をやることも、肥料をやることもなく、ただほったらかしなのに、毎年、花を咲かせ実をつけるのです。

見てください。ごつごつして固くて栄養もなさそうなこの場所。5月になると、奇跡の1粒か2粒の実をつけるのですが、これが甘くて香りがよくて本当においしい!今年も楽しみ!

きっと子孫を残すためにイチゴも必死なのでしょう。

ペパーミントも同じく自生してしまいました。何年か前に、種は買ってきたものの、育てるのが面倒臭く、父が春菊を処分したあとの土の上にパラパラとまいてほったらかしにしていたのですが、芽をだし、根を伸ばし、ぐんぐんと大きくなっていきました。冬になると、ほとんどが枯れてしまうのですが、少し暖かくなると、つくつくと、新しい芽が出てきます。今年も気が付くと、こんなに大きくなっていました!

きっと、農作物をいただくということは、どんなに環境が悪くても種を残そうという、その生命力をいただくということなのだと思いました。まあ先生の言葉って深いなあと思う!

さて、せっかく育ったミントです。おいしくその生命力をいただきましょう!

今日は中近東風のミントティー!本当はグリーンティーで作るようですが、今日は紅茶で!

フォションのアップルティー。香りが喧嘩するかもと心配しながら、たっぷりのミントと、それからたっぷりの砂糖と一緒にポットの中へ。沸騰したお湯を注ぐと、いい香り!

甘くてさわやかなアップルミントティーになりました!ふくよかな春の香り!読みかけの小説を手に、幸せな午後です。

きっと、蒸し暑い中近東で飲んだら、また一味違うんだろうなあ!

ちょっとこの紅茶にはまりました。でも、このまま飲み続けたら、せっかくのミントをすぐに使い切ってしまいます。ますます大きくなってもらわなくっちゃ(笑)!

 


悲しいパン生地

2013年03月19日 | 日記

今日は一日忙しい日になりました。

以前、親戚に頼んでいた味噌の材料が届きました。豆、麹合わせて3kg!豆をゆっくり煮て更に量が増えて5㎏弱!!まあ大変!母とフードプロセッサーで豆をつぶしましたが、終いには、モーターを回しすぎて焦げ付いたような嫌なにおいがしてきました!!

しかし、日本産の大豆とあって、煮ているときから本当にいい匂い!試しにつぶした豆をつまみ食いしてみると、香ばしい香りがして甘い!!味噌の出来上がりが楽しみです!!

味噌玉を作り、空気を抜いて、カメの中にぎゅうぎゅうと押し込んでいきます。涼しい場所において、出来上がりは1年後。手前味噌って、どこの家のものをいただいても、なんとも幸せな味がします。我が家の手前味噌はどんなお味噌に仕上がるでしょうか?待つ楽しみができました。

作ってみると案外簡単。リクリエーションにはもってこいです。

さて、もう一つは初めての試みです。自家製酵母のパン作り。一度やってみたかったのですよ。ついに本まで買ってしまいました!

まずは酵母づくり。10日ほど前から始めました。

野菜や果物、色々なものでできるようですが、本当にできるかどうか疑問だったので、まずは手軽に手に入るリンゴでやってみることにしました。

瓶にリンゴを一口大に切り、砂糖と湯冷ましを加え、1日2回、蓋をあけてガスを抜いて、後は放っておくだけ。その内、元気に泡立つようになるとのこと。

面白いもので、最初は甘いリンゴ水といった匂いだったものが、その内シュワシュワしてきて、シードルのようなにおいになってきました。しかし、本に書いてあるほどシュワシュワはしてこない。ううん、大丈夫かしら。

先日有機農学校のまあ先生にそのことを話すと、

「けっこう、農薬が悪い影響をあたえるんだよ。」とのこと。

まあ、もう少し気長にと、何日か待ってみたら、蓋をあけると「ポンっ!」という音がして、勢いよく泡が立つようになりました!なんだか、成功したような気がします!!

で、味噌作りの後、パンの仕込みです。

試しということで量を少なくしたお蔭で、生地は簡単に練りあがりました。これから1次発酵。寒いときは、8時間から、12時間程度かかるということ。でも、ちょっと暖かくなってきたから、夜には焼き上げることができそうです。楽しみにしながら、色々な用事を済ませました。

で、晩御飯をたべて、そろそろ8時間は過ぎたかという頃、そっとパン生地をのぞいてみました。そしたら、なんということでしょう!!こねあがりとなんら変化していないじゃないですか!!

 ちょっとくらい膨らんでもいいのに…

がっかりです…。まあ先生の「あーあ、やっちゃったね!」という声が聞こえてきそう。母からも「やっぱりね!」というお言葉をいただきました。どうしようかなあ。このまま焼くと、ガッチガチの歯が立たないパンになっちゃうし…明日クレープみたいに焼いてみようかなあ…

悲しい気持ちで、ふと目をあげると、数日前に採ったキンカンが!自家製の無農薬キンカン!これです!これなら元気な酵母ができそうです!と母に言うと、「いい加減にして頂戴!」と怒られてしまいました…

今日の成果は味噌だけ…せめて今日を無駄にしないよう、味噌は大切に保存しようと思います。

でも、いつかチャレンジしてやる!と心に誓った夜でした!」

 


マルタカ鈴木商店さんでお話を聞いてきました。

2013年03月17日 | 日記

すごく面白い八百屋さんがあるので行ってみませんか。知人の紹介で、マルタカ鈴木商店でお話を聞いてきました。

西小川にあるマルタカ鈴木商店。外装がすごくかわいらしい八百屋さんで、以前から気になっていたのですが、なかなか入るきっかけがありませんでした。楽しみです。

お話を聞いたのは、お店の奥さん。とても柔らかな印象の方です。

「お店を始めるときに、今の八百屋は野菜を売るだけではだめだと思ってお惣菜を作ることにしたんですよ。」

確かにおいしそうなお惣菜が並んでいます。

何でも、以前マクロビオティックを勉強していたとか。あまり知識のない私には、すごくストイックなもののように思えます。惣菜もマクロビにこだわっているのでは…。

食に制限やこだわりがあるのではないのでしょうかと伺いました。

マクロビオティックは食品を陽と陰に分け、そのバランスを取ることで、心と体のバランスを取るものなのだなあとお話を聞いていて思いました。

「すごく面白いのよ。実践すると、体もとても健全になるし。ただ、色々と制限されるし、調理法も大変だから、一般の人たちが受け入れるのは大変かもしれない。」何でも、主食の玄米を例にとっても、もっちりしてとてもおいしいのだけど、炊くのに1時間30分かかるんだそうです。

そこで、考えを改めたのだとか。「おいしいものは何でもいただく。そして、それを作ってくれる人に感謝すること。」とてもシンプルで素敵な考えだと思いました。

現代では、みなとても忙しく、自分が何を食べるのか、それがどんなふうに作られているのか、そんなことにこだわる余裕がありません。「美容にいいもの」や薬のように「体にいいもの」は求めるけど、それも一時的なもので、継続しているという方は案外少ないのではないでしょうか。自分が一体どんなものを食べているのか、考える機会というのはもちたいなあと個人的にいつも思っていました。

きっと、マルタカ鈴木商店さんの野菜やお惣菜は、心がこもったものが置かれているんだろうなあと思いました。

私は、農家さんが本当においしいと感じているものを消費者が手に入れられる、そんな仕組みがないかと思っているんです。という話をすると、

「うちのイチゴはね、初倉の農家さんの完熟イチゴなんだよ」と奥さん。ただ、完熟しているだけに、仕入れも大変だし足がはやく、値段も高くなる。それでも固定のファンが付いているのだとか。

八百屋というのは、常に野菜と触れ合う仕事なだけに、本当においしい野菜を仕入れることができるのだとか。八百屋というのは野菜の究極のセレクトショップであるという言葉がとても印象的でした。

以前、野菜ソムリエの勉強をしていた時、「現代社会では、生産者と消費者を結ぶ役割の存在がいない」という話を聞きました。八百屋さんは、正に生産者と消費者を結ぶ貴重な役割を担っている存在だと、改めて感じます。今は、対面販売の形式を取るお店が少なくなっただけに、敬遠される面もありますが、農家さんのところに行かずして、おいしい野菜に巡り会えるなんて、幸せなことだと思います。

そんな八百屋さんで売られている惣菜、おいしいんだろうな。

家族の形態が変わりつつあり、夫婦2人だけというお宅も多くなりました、自分で作るには少なすぎで面倒。でも食べたい!というものがあるというのは、一人暮らしをしたことがあるので、身に染みてよくわかります。中食は好きではありませんが、安心して買えるお店があれば、絶対いいなあと思います。

お店を初めて長くたつので、野菜やお惣菜のファンがついているそうですが、それでも全く売れない日があるのだとか。お惣菜など、手を掛けたものを廃棄するのはつらいものだとおっしゃってました。やはり大変なお仕事なのですね。

さて、お約束がてら初めてお店を訪ねたときに買ったぬかみそ漬けが本当においしくて、すっかりファンになってしまいました。母が失敗して以来、我が家の糠床はダメになってしまいました。だから余計においしい!酸味が程よくきいていて、うまみが凝縮されている感じ。キュウリ1本ばりばり食べれてしまいます。ほかほかのごはんにぴったり!

買っていく皆さんが口々に褒めてくれるのだとか。さぞや工夫があるのでしょうね。と聞いてみると、おかあ様から受け継いだ年代物の糠床だそうで、「工夫なんかしてないの。」とのこと。やはり糠床は、年々おいしく育っていくものなのですね。

糠床はとても敷居の高いものだったのですが、育っていくものだと思うと、早速始めなければと固く心に誓いました!

そして、帰りにまたも糠漬けを買ってしまいました。食卓にのぼったしゃきしゃきのキュウリとやわらかなカブ!幸せな夕食となりました!

マルタカ鈴木商店さん、ありがとうございました!


春の有機農学校です!

2013年03月16日 | 日記

やってしまった!昨日遅くまで出歩いていたせいで、寝坊してしまいました。急いで富士宮に向かわなければ…ならないのですが、ついつい富士山に見とれてしまいました。やっぱり近いですね。本当に大きく見えます。

 

快晴の富士宮、今日は春の有機農学校です。やっぱり春は芽吹きの季節ですね!

 

冬の作物がその役目を終えて、春の野菜たちが自分の出番を待っています。ポットには小さな苗がいっぱいです!

「今日は植え付けまで一通りやるからね!」とまあ先生。畑へとみんなで移動します。道中、研修生の男の子とまあ先生が、コンブを車に積んだかを確認していました。「コンブ?」一体なんの器具でしょうか。やはり農業は分からないことがたくさん!

で、畑に着くと、何やら砂のようなものをリュックのような器具に入れ、それを背負わされました。

「かめちゃん、これからコンブをまくからね」

パッケージを見ると、なんとそこには昆布の絵が!!

えっ、コンブって昆布なの?!と聞くと、「そうだよ」とまあ先生がにやりと笑いました。昆布にはアミノ酸をはじめ栄養分がいっぱい!そういえば、焼津のお米農家さんも、田んぼに海洋深層水をまいていました!

リュックにはノズルが付いていて、「ただ振るだけだから!」と説明を受け、さっそく体験です。言われたようにノズルを振ると、緑の粉がザッ、ザッっと風に舞っていきます。その香りがまた、おいしそうで…

昆布をまき終わると、恐怖のトラクター体験。今日は研修生の岡ちゃんが、前で指示をだしてくれました!右へ左へ指示を出す岡ちゃんの顔、こんなに食い入るように見つめたのははじめてでしょう(笑)。よろよろしましたが、ちょっと慣れたせいか、今日は悲壮な顔はしてなかったであろうと思われます!今日は、小さな畑1つ分、自分で耕しましたよ!!肥料をまいて畑を耕し、マルチをかけて、穴をあけ、畑が出来上がっていくのっておもしろい!

冬は2か月お休みだったため、だいぶご無沙汰しましたが、一気に春が来たよう!暖かな日差しの中、お昼のおむすびもおいしい!お昼を食べながら、まあ先生からいろいろな話を伺います。まあ先生は有機野菜をみんなに紹介するようなそんなイベントもたくさんやっていて、話を聞くだけ手もワクワクします。今度、富士宮のマルシェでも野菜を販売するんですって。焼津でも今度マルシェをやるんだよと盛り上がりました。

その内、今話題の若杉ばあちゃんの講演会をやるのだとか。

「ただ講演会だと面白くないんだよねえ。何か実際にみんなに食べてもらうのがいいと思うんだけど、どうすればいいと思う?」

私たちはこんなイベントをしたよとか、焼津でこんなお料理教室に出たよとか。無い知恵を絞りだして!本当に楽しい!実際にイベントをやる時にはぜひスタッフに加えてねと約束を取り付けてきてしまった(笑)!

午後はひたすらレタスと植えます。地道な作業!1畝の半分植えただけだけど、もう足がパンパン!。でも本当に気持ちがよい一日でした。

畑の脇に桜の木が植えられていて、花を咲かせる準備をしています。来月だと花は咲ききってしまった後かなあ。帰りがちょっとなごり惜しい!1か月のお別れです。

 

 

 

 

 


ご褒美です!

2013年03月16日 | 日記

今日はつる屋の会議でした。そろそろ次のイベントを考えます。

前回はみんなで土鍋でご飯を炊いて、ご飯にあった野菜のおかずを作りました。色々穴はありましたが、分かったこともたくさん!

お料理教室に参加してみると分かるのですが、実は、こういう教室に参加する人というのは結構決まった人だということ。参加してくれた友達は、料理に自信がないので、そういう「お教室」みたいなところは敷居が高いのだとか。簡単にできる料理ばかりで、参加できてよかったと、うれしそうに話してくれました。

逆に、年上のお姉さまたちにとっては、家族のために作るのではない料理教室のようなものが、息抜きになるようだということも分かりました。

色々な年代、タイプの人たちが、協力し合って料理を作る機会が作れたらいいなあと、つくづく思いました。

ありがたいことに、前回のイベントでは、どこのグループも楽しそうに料理を作っていて、本当にうれしかった!せっかく色々わかったので、それを生かして次の企画が立てられるといいなあと思います。

が、さすがに3月ということもあって、とりあえず女子(自分たちのことを「女子」と言ったがために、以前、友達に鼻で笑われました!)だけでスタートすることに。しめしめと急きょ会議の場所をファミレスに変更しました!お茶にデザートにと、幸せな会議です(笑)!

メンバーからは、本当に色々なアイデアがでて、色々な野菜で具を作って野菜マンを作ろう!とか、2回シリーズで料理教室で使った野菜を買いに行こうツアーをしようとか、もう書きとるのも大変なくらい(笑)!この間、アドバイザーの先生から色々教わった、魅力的な会議の開き方講座の効果が表れたみたい!本当に楽しい会議になりました。

おかしかったのが、メンバーの中でも、前回のイベントで土鍋でご飯を炊いたのがとても面白かったようで(全然特別なことではないんですけどね笑)、「土鍋でごはん」は今後シリーズ化が決定しました!メンバー自身がイベントを楽しめるというのも幸せなことです!

骨組みだけ作って、夏にイベントを開こうかというところで、はっと気が付いて時計を見ると、なんと22時をとっくに過ぎているじゃありませんか!!やばいとばかり急いで解散。でもみんな口々に「楽しかったね」の感想。ああ、つる屋を始めてよかったなあと思いました。

さて、遅くまでの会議のごほうびとばかり、友達がおみやげをくれました!長浜の油甚さんのもの。生絞り、軽く炒ったもの、深く炒ったもの、3種類のごま油!うれしい!

さっき散々お料理の話をしてくたくただというのに、またお料理をしたくなってしまいました!

  美しい色です!