かめのまちづくり

焼津でまちづくりについて勉強しています。私がまちづくりについて調べたこと、考えたこと、みんな読んでね(^^♪

またまた大失敗!!

2014年08月25日 | 日記

小浜白うりは、焼津の在来作物の一つです。もうすぐ90歳というおじいちゃんが一人で作っています。おじいちゃんが小さいころから作り続けられているこの白うりは、銅が太く、丸っこい形。柔らかい歯ごたえが特徴です。

おじいちゃんは、昔我が家の辺りに行商に来ていた農家さんの一人。ですから、この白うりはわたしの懐かしの味でもあります。祖母は、特にこの白うりが好きで、「長いのではなく、丸い白うりを頂戴!」とよく言っていたとおじいちゃんが笑って教えてくれました。

 

今年は暑いうえに雨が少なかったですよね。例年なら7月中旬には採れだしているはずですが、お蔭で半月遅れのスタートとなりました。その上、葉の枯れも見られて、残念ながらあまり芳しくない状態。長くは収穫できないとのこと。絶対おじいちゃんの畑に話を聞きに行くようなツアーを企画しようと決めていたんですが、今年はちょっと無理そうです。

せめてどなたかの目に留まるよう宣伝したい!!ということで、静大稲垣先生と、焼津市役所の半田副市長を訪問することに。ところがこれが大変なことに!!

自慢の白うりの味をお伝えするのに、生のものと、あと漬物を食べてもらいたいなあと、酒がす漬けを作ることにしました。できれば磯自慢の酒がすで漬けたいなあ。

簡易的な作り方ですが、白うりを塩にして10日間。そして、細かく切って酒がすに2日ほど漬けます。

さて、そろそろ酒がすを用意しておかなくっちゃと、明日には漬けなくちゃという日に酒屋さんに買いに行くと、「ごめんね。酒がすは酒を絞る頃からしか手に入らないんだよ。9月の終わりか、10月かなあ…」と殺生なお返事が!!

えー!!なんてこと!!酒がすって年中あるもんじゃないの?!

どうしよう、どうしようとあっちに問い合わせ、こっちに問い合わせ。えらいことになってしまいました。幸い、ベストではないですが、フリージングして保存した酒がすを売ってくださるお店があって、そこの酒がすで手を打ちました。

そして今日、副市長を訪問してきました!

焼津では、まちなかの「まさかこんなところにあるわけないよね」という畑から在来作物が見つかっていること。どれもとてもおいしいこと。きっと探せばまだまだ見つかるだろうということなど、いろいろお話させていただき、副市長からはこんなところで宣伝してみたらどうだろうといった貴重なアイデアをいただきました。

…が、私は酒がす漬けのことで頭がいっぱいで。

ベストな選択をしなかっただけに、白うりの魅力を伝えられるかどうかが心配。自分ではおいしいと思うのですが、受け入れてもらえるかどうか分からず気が気ではなくて(笑)。

幸いおいしく食べていただけたようで、「秘書室の人たちも好評」とのお言葉をいただきました。

ほっとすると、大切なことを思い出しました。おじいちゃんに「宣伝してきたからね!」と報告しなければなりません。「お写真を…」とお願いすると、快く引き受けてくれました。

稲垣先生とお二人で、とってもかわいらしく撮れました!!

さて、家への帰り道、ふと疑問に思いました。白うりが採れるのが夏ですよね。で、白うりの酒がす漬けって、わりと一般的だと思うんです。今のような冷凍技術が整ってなかった時代、酒がすって、どうやって保存していたもんなんでしょうか。謎です。


プロに教わる!

2014年08月15日 | 日記

14日の花火大会。親戚の人たちとみんなでご飯を食べ、花火を観るというのがわが家の伝統になっています。

今年はやらないと言っていた母が、先週急にみんなに召集を掛けました。えっ、急に言われても困るんだけど…と思った時にはもう遅かった。総勢16名から「行くよ!!」のお返事が返ってきました。「私ひとりじゃ無理だからね」と、声だけは下手な母の言葉(笑)。でも、たくさんで食べるごはんって、おいしいですよね!!

それからが大変!みんなの胃袋を満たすメニューを考え、買い物をし、仕込みも5日がかりです!!そんな時間も楽しいんですよね。

困ったのがデザート。なにかすっきりするものを1品作りたいものです。で、思いついたのが桃のコンポート!

藤枝に本陣さんという八百屋さんがあります。「野菜、果物はなるべく焼津の農家さんから!」が信条の私ですが、桃は、どうしても本陣さんと決めています。

どうしてって…?

私、桃のジャムとコンポートが大好きなんです。できればたっぷり食べたい!でも、桃って高いでしょ?生食ならちょっと高くてもおいしければ「買おうかな」という気にもなりますが、加工するとなると、おいそれとは買えません。

そこで親戚に教えてもらったのが本陣さん。びっくりするほど安価な桃が買えます。

でも、安価だからとバカにするなかれ。これが生食としてもすごーくおいしい!だから、毎年フレッシュな桃を思う存分食べ、残りは加工というのがこの時期の楽しみ。生で食べておいしい桃を、惜しげもなく加工できるこの贅沢さ!!生でおいしい果実を加工するから、こちらもとてもおいしいものができます。

早速いそいそと本陣さんへ。お店に行くと、桃の箱の山ができていました。全国的にも名が知られている「あかつき」がたくさん入荷されてましたよ。

本陣さんのお店の方はとにかくいろいろ詳しくて、話を聞くのも楽しい。桃の山を指さして、どの桃がおいしいの?と聞くと、「生産者ごとに味が違うんですよ。」と、わざわざ試食させてくれました。生産者ごとの桃の試食なんて、おいそれとできるもんじゃありません。貴重な体験。同じ品種なので、大幅に変わることはありませんが、食べ比べてみると、やっぱり違う!

「おどろき」という名前の桃も試食させてもらいました。「桃は、手で持ってしまうとそれだけで傷んでしまうでしょ?でもこれは果実がとても硬いから…」と実際に持って見せてくれました。それで「おどろき」なんだ!!がっしりとかみごたえがあり、酸味のある桃。これもおいしい!!

対面販売って、どこか億劫になるところがあるのですが、お店の人とのやり取りも楽しいし、その道のプロにセレクトしてもらえるなんてお得感いっぱい。八百屋さんって、楽しい!!

知り合いのお宅へのお土産に「おどろき」を。わが家には「あかつき」を箱買い!もちろんお勧めの生産者さんのもの!

家に帰ってから、「生ぬるいままじゃおいしくないよね…」と思いつつ、耐えきれずに早速かぶりついてしまいました。甘味が強くジューシーな桃。幸せです。後はみんなのお楽しみに!

いつもは自己流なのですが、今年は、パティシエをしているいとこのお嫁ちゃまにコツを伝授してもらいました。ほのかにピンクのかわいらしいコンポートは、淡い味付けですが香りがどこかエキゾチック。プロってすごい!!

親戚連中に、このコンポートは大好評!あっという間になくなってしまいました。

そして、後のお楽しみはこれ!

残った桃のシロップです。お疲れ様と母とお互いをねぎらい、乾杯しました。

 

 

 

 

 

 


東海一の

2014年08月14日 | 日記

今年のお祭は弟の家族が都合で帰省せず、静かなお祭となりました。

寂しい反面、のんびりとしたお祭。母が「たまには流鏑馬を観に行ってみる?」と申しました。そんなわけで夜に父と母と連れだって焼津御旅所へ。

駅前通りの行列がなくなって何年になるでしょうか。わが家の周りは静かなもんです。だから、軒先につるしたお提灯を見るだけでワクワクします。たいしてお祭好きというわけではないんですけどね。

御神子・流鏑馬の神事は、華やかなだけに人気。普門寺の先には、もう人が集まり始めていました。

涼しい夜風の吹く焼津御旅所。

ですが、御神輿が白装束を引き連れて来ると、あっという間に汗と熱気に包まれてしまいました。幾重にも重なる「アンエットン」の掛け声を聞くと、こちらまで熱くなってしまうから不思議!

みんなくたくたのはずなのに、どこからこのパワーがあふれてくるんだろう。

母のお目当ての流鏑馬。凛々しい少年です!

  

母のお目当ては流鏑馬でしたが、私のお目当てはこれ。

掛魚の桶です。

今年はお友達の息子ちゃまが掛魚で参加しています。桶職人であるお友達のお祖父様が掛魚の桶を何年も前に奉納したんだそうです。その桶を彼女の息子ちゃまが担いで走る。素敵なお話。

ほんの少しの間ですが、以前、着物の縫い子さんの勉強をしていたことがあります。毎日毎日針と布と格闘する日々。不器用な私は爪も針で貫通するありさま。あんなに苦しい思いをしたことは、後にも先にもなかったかもしれません。

テレビ番組などで職人さんを紹介するときには、いかにも「匠」という感じの方が優雅に作業をこなしていますが、そこに到達するまでの道のりは、本当に厳しいんだということを、身を持って知りました。だから、職人と名のつく方全て、手放しで尊敬してしまいます。

デザイナーやアーティストではないので、職人さんが名を残すことはめったにないですが、私たちの生活を支えているのは、そんな職人さんたちなんだろうなあと思うと、グッときます。

だからこそ、お友達のそんなエピソードを聞くと、他人事ながら胸が熱くなってしまいます。沢山の白装束に囲まれた息子ちゃまの真剣な顔がまた凛々しかったこと。記憶に残るお祭となりました。

さあ、御神子も準備が整いました。

いよいよ馬が駆け抜けます。流鏑馬もかっこよかった!でも…カメラマンの腕がよくなかったため、写真はピンボケばかり。残念!!

一息ついて、父と母のもとへ戻ると、母は若ーいボーイフレンドと蜜月中でした。

一体だあれ?と母に聞いてみました。

浜松から遊びに来て、お母さんとおばあちゃんと、お祭り見物に来たんですって!おしゃべりの楽しいかわいい男の子でした!!

 

 

 

 

 


打ち合せです!

2014年08月12日 | 日記
生憎のお天気。荒祭関係者の皆さんもさぞやがっかりでしょうね。

さて世間はお祭りだというのに、今日は在来作物について。

古くから種が受け継がれている在来作物。それだけにまちの歴史にも深く関係しているものがあります。つる屋でお話を聞かせていただいたものの中にも、面白いものがありました。

来月、静岡新聞様が焼津の在来作物についての記事を書いてくださいます。どの作物についてなのかは、今は内緒!!当日までのお楽しみ。

今日は静岡新聞様と打ち合せでした。

どんな切り口の記事になるのか、ワクワクドキドキです!!みなさん、楽しみにしていてくださいね。

在来作物の打ち合わせのはずなのに、野菜全般の話から果ては八百屋さんの話まで。1時間以上つきあわせてしまいました(笑)。

打ち合わせが終わって、ふと気が付いてみると、のどがカラカラ!家に帰っての1杯がたまりませんでした!ちなみにお酒は飲めません(笑)。
 

かめのドレッシング教室

2014年08月10日 | 日記

結びの会様でのお料理教室です。

助産師 森木さんの企画「親子の時間」の中で、小さなお料理教室を開くことになりました。

かけがえのない親子。赤ちゃんにはお母さんやお父さんのぬくもりの中で成長してほしいとの思いから開かれるこの企画、生活の中に生かせるだっこやおんぶを提案してもらえるそうです。

確かにねえ、おんぶやだっこって重いんですよね。うちのお嫁ちゃまが「信じられます?この子、お米の袋と同じ重さなんですよ」とフーフーやっていたのを思い出します。お父さん、お母さんって大変。でも、だからこそ、親もわが子のぬくもりを感じることができるんでしょうね。

私はおんぶ編のお手伝いです。野菜を使ったドレッシングを使って、色々な素材を食べ比べしよう!という企画、親子で楽しんでいただけるといいなあ。

興味のある方はぜひどうぞ!

詳しくは結びの会様のHPでhttp://surugamusubi.eshizuoka.jp/d2014-08-05.html