おばが遊びに来ました。なんでも、孫に魚河岸シャツを新調してあげるんだとか。
おばは面白い人で、魚河岸シャツを作る時には必ず我が家で作ります。もともと母から作り方を教わったので、分からないところを教えてもらえるというメリットはあるんでしょうが、それよりなにより、一人だと、やる気がうせるんだそうです。
確かに、一人だと面倒くさくなる時があります。もともと針仕事は好きなほうなのですが、特に自分の物を作る時などは、いつ出来上がってもいいので、細かなものなどは、途中で飽きて放りっぱなしということも多々あります。
そこで、私もこの際一緒に針仕事をすることにしました。普段使いのバッグを冬に作ったはいいのですが、キルティング生地で作ったのでもう今の時期では使えません。以前作ったものは少し小さくて使いづらいし、この際新しく作ることにしました。
夏なので、珊瑚の色がいいんじゃないかと思い、麻の布にブルーと、赤と、ピンクの糸でで刺し子をしてみました。簡単な作りのバッグですが、夏らしいかわいらしいものができました。
やっぱり、おしゃべりをしながらだと針仕事も楽しいし、やる気が出ます。効率は、イマイチ悪いですがそこはお遊びなので目をつぶるとして、なかなかいいものだと思いました。
そういえば、東京などではニットカフェなるものがありますよね。ニット好きの人たちが集まり、お茶やお菓子、おしゃべりを楽しみながら一緒に編み物をするというもの。同じ趣味の友達にも会えるし、情報交換もできるのだとか。
何せ、手芸なんて、一人でやるのが普通。私など、作品が出来上がっても、なかなかそれを見せて感想を言ってくれる相手もあまりいない状態。ニットはやりませんが、刺し子など、同じようにみんなで作りながらおしゃべりをする場所がこの辺りにもできるといいなあと思います。
さて、おばの話です。孫の魚河岸シャツ用に買ってきた手ぬぐい、なんと、握り寿司の柄でした。それもお店で一時間も粘って悩んだ末に選んだ柄だとか。カラフルなのですが、これをセンスのいい柄かどうかと言われれば…私なら、着こなせません!でも、ちっちゃい子が着たら、案外可愛いのかもしれませんね(笑)!