秋から冬にかけて、だんだん空気が乾燥すると、毎日の天気が気になってしょうがない。干し野菜の季節がやってきましたねぇ。
もともと家庭菜園で作った大根が余ると、切干大根を作るのが我が家の年中行事の一つ。自家製のってすごくおいしい。他の野菜でもできないかなあと思っていたところ、二年ほど前、何かの本で干し野菜なるものをみつけてついつい小躍りしてしまいました。
これがやってみると更におもしろい。きのこでもキュウリでも何でも薄く切ってザルに並べて干してみましょうってやつで、初めの年は、買ってきた野菜をかたっぱしから干したので、父から
「もう、いい加減にしろ!!野菜は生で食べるもんだ!!」と怒られたほど。
面白いのが雨の日で、干し野菜を作るベランダに風で飛んで忘れ去られた野菜たちが、現物大にもどってころがっていて、げっ!!って思うこともしばしば。
さて、写真は先月焼津の小浜で農家をやっている伊藤さんから買ったしいたけ。
「しいたけを買ってやー」という電話が来るとウキウキします。グローブのような大きなしいたけがビニール袋に山ほど入って200円ほど!いわゆる規格外。2袋購入。ひと袋は肉厚なのをオーブンで焼いたり炒めたり、いろいろな料理にして楽しみました。
もう一袋は干ししいたけに。肉厚の干ししいたけは香りもいいし、食感がまたしこしこして楽しいし、味も生のものとは全然違って抜群においしくなります。これをコトコト煮込みながらひとりでほくそえむ私って、もしかして安あがり?