本日話のネタとして登場したのでまとめておきます。
オカルト第三弾として呼称している改造ですが、
方法を下記に書いておきます。(改造はくれぐれも自己責任で)
ついでに一緒に施工したら良いと思う物を赤で書いておきます。
(これは無くても問題ありません。あったら良いな程度です。)
1、ホームセンター等で、テレビのアンテナ線5~6mとシールテープ1個と
端子2-6(φ6の穴の空いた端子など)×4個、
アーシング用電線、接点向上剤を購入してきます。
(アンテナ線は太い方の5Cが良いです。)
(接点向上剤とはナノカーボンや銅グリスの事です。)
2、アンテナ線を4等分にして、周りのビニールの被服を剥きます。
カッターナイフで縦に切れ目を入れて裂くようにして剥がすと
楽に剥がれます。 剥いだらシールド線だけを緩めるようにすると
スポッと抜けます。これで準備が出来ました。
3、次にダイレクトイグニッションコイルをエンジンから外します。
(コルトの場合はM6のボルト1個でとまっているだけなので
外す時はナメないように注意して外してください。)
4、ダイレクトイグニッションコイルにアンテナ線から取り出した
シールド線を巻きつけます。
(注)巻きつける時は写真のようにプラグ側からコイル側へ
まっすぐに伸ばし、コイル側で90°曲げて、線を
押さえるようにしっかり巻きつけていきます。
5、下まで巻きつけたら一度縛り付けます。(解けない程度に)
ただしあまり縛りすぎるとエンジンホールに入らなくなるので
縛るのは1回程度が良いです。
6、合計4個巻き終わったら次はシールテープを巻きます。
写真はパジェロイオのモノですがやり方は同じです。
シールテープはコイル側から巻き始めて、プラグ側まで行ったら
もう一度コイル側まで巻き上げます。これで2重になるように
巻けたと思います。
巻けたらここはしっかりと縛り付けてください。
(固結びOK)
7、次にアースの処理をおこないます。
余っているシールド線側の長さをイグニッションコイル固定用の
M6のボルトまで届く長さにカットします。
(少し長いぐらいでOKです。)
8、カットしたシールド線の先に写真のように圧着端子を取り付けます。
(写真はシールテープ巻く前に圧着端子を付けましたが問題無しです。)
9、ここまでくれば後は組み付けのみです。
組み付け前にプラグの頭に当る接点に接点向上剤を散布します。
組み付けの際に固定ボルトとシールド線を共締めします。
(写真ではアーシングの線も一緒に共締めしています。)
写真のように各コイル毎にアース線を繋げてあげるのが良いです。
後はエンジンカバーをして終了です。
エンジンをかけてみてアイドリングが安定していればOKです。
以上で終了です。お疲れ様でした(^^
参考資料
パジェロイオ時代編
初期ノ○ジー化
ダイレクトイグニッションコイル分解
第三弾(改)人柱編
第三弾(改)レポート編
第三弾(改)のコツ
現在のコルト編
第三弾(改)その1
第三弾(改)その2
第三弾(改)その3
Q1. 終点の末端処理は?
上記方法でシールド線の処理は何もしなくても片側は隠れちゃうので
OKです。巻きつけられているので動かないですから♪
Q2. 絶縁材はシールテープだけでOKか?
シールテープ自体の耐熱温度は250℃以上です。
(材質がテフロンなので実質超耐熱素材)
しっかり縛り付けておけば外れる事は無いと思いますし、
例え外れても、ここはプラグホール・・・
アースがボディアースに触れても何も問題ないし、
剥がれたシールテープが万が一落ちても下はプラグ部分。
何も問題無いでしょう(^^
(プラグヘッドはソケット部分が完全にカバーしている為)
もちろんビニール絶縁テープなんて論外です。
ちなみに絶縁伸縮チューブの耐熱温度は約125℃です。
これじゃあ溶けてしまいます。
さらにハンダも同上に危険です。こいつが万が一溶けたら・・・
半田の溶解温度は中温タイプの標準で200℃前後。
エンジンはもっとも熱くなった状態で200℃近くなるそうです。
ですから半田はあまりお勧めできません。(万が一があるので)
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