絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2017年2月19日(日)絵本ゆっくりコース・編集者 木村真先生の授業内容

2017-02-22 19:55:01 | 絵本ゆっくり塾
絵本ゆっくりコースは編集者の木村真先生、本日で今期2回目です。
各自の自信作(ダミー本)を持ってきてもらい、その講評を行いました。

◎絵本にはいくつかのルールがあります。
「動物」が主人公の場合、お話の中でその動物がどんな設定で動いているかにより展開が変わってきます。
・四つ足で歩いている
 生態に沿った展開にしないとおかしいです。食べる場面ではその動物が通常食べる物でないと辻褄が合いません。
・二足歩行(服を着ている等)
 擬人化しているので人がやるような事をしていても違和感はないです。アイスクリームを食べていてもokです。
このように、自分が作るものはどちらなのかを考えてその設定に沿って作って下さい。

◎人の心の動きをテーマにする場合
何気ない仕草や情景に人は共感します。背景の絵もしっかり丁寧に描いてあると、読み手はどこかで見たなぁと記憶を呼び起こし、感情移入しやすくなると言います。細かな描写が大きく関わります。

◎絵本のテーマが似てしまう場合
絵本は意外と範囲が狭くお話が似通ってしまうことも時々あるそうです。
作家へのオマージュやパロディとしてやることも有りですが、ただの盗作のようになってしまいますと大変です。
世に出るタイミングが偶然同じで偶然同じようなテーマだったことも現にあるそうです。
でも、先に出した方が通るので、いくら何年も温めてきたからと言っても言い訳になりません。
なかなか未然に防ぐことは安易ではないのですが、なるべく避けたいです。木村先生もこればっかりはね…と話されていました。

今日で木村先生の回は今期最後でした。
皆さん、今後も絵本制作をぜひ続けていって下さいね。続けていかないとその先も何もないです。
作っていくうちに絵本の読み方も変化してきて面白くなってくるのでは、と。

木村先生、今期も興味深い授業をありがとうございました!

(※お詫び…この度Macの不具合のために、ブログに写真を載せることが出来ませんでした。申し訳ありません)





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