国産漆の植栽活動のために、昭和51年(1976年)に日本文化財漆協会が設立されました。中心は漆聖 松田権六・伊藤清三で、文化庁の補助による漆樹の植栽活動でした。
このころは、経済成長真っ盛りの時でしたね。古い建物がどんどん壊され、ビルディングが地方にもどんどん立てられていくという時代でした。環境破壊も、どんどん進んでいった時だったと思います。
これは、植栽にとどまらず漆液の採取、漆掻技術者の養成、関連した道具製作の保護などのものでした。場所は、岩手県二戸郡浄法寺の国有林でした。
前述したように、日本全国で使われている漆の99%以上が輸入漆です。純国産漆は1%で、その中でも70%が浄法寺産の漆液なのです。驚きますね。
山林国家日本は終戦後、金になる木の植栽として杉や檜のような針葉樹を日本中の山に植えてきました。八頭郡の山は、どこもかしこも青々とした杉で覆われています。 わずかばかり、紅葉の季節になると色づいている山もありますが・・・。
現在、林業従事者の高齢化と外国材の大量輸入・後継者不足などで、これらの金のなる木は金にはならず、管理もなされないまま放置され、山が死んでしまっているといった状態にあります。山に生息する動物の生態系も変わってしまったですね・・。
漆は、植えるだけではいけないのです。それを管理するシステム(管理・育成)がないと生産しても経済には繋がらないからです。
*********** 展示会のご案内******************
◆ 暮らしの彩り展
2009.2.14(土)~15(日)
場所 鳥取ガスショールーム サルーテ
鳥取市片原5丁目503 TEL0857-30-2020
器屋うらの さんが出店します。會州堂の[杉わっぱ]も出ますよ。
◆ トットリプロ 「トリノス」展 鳥取からいいもの発信!!
2009.3.11(水)~18(水)10:00~18:00
場所 ギャラリー あんどう
鳥取市本町1-201 TEL0857-21-6155
家具 因州和紙 焼き物(国造)漆
このころは、経済成長真っ盛りの時でしたね。古い建物がどんどん壊され、ビルディングが地方にもどんどん立てられていくという時代でした。環境破壊も、どんどん進んでいった時だったと思います。
これは、植栽にとどまらず漆液の採取、漆掻技術者の養成、関連した道具製作の保護などのものでした。場所は、岩手県二戸郡浄法寺の国有林でした。
前述したように、日本全国で使われている漆の99%以上が輸入漆です。純国産漆は1%で、その中でも70%が浄法寺産の漆液なのです。驚きますね。
山林国家日本は終戦後、金になる木の植栽として杉や檜のような針葉樹を日本中の山に植えてきました。八頭郡の山は、どこもかしこも青々とした杉で覆われています。 わずかばかり、紅葉の季節になると色づいている山もありますが・・・。
現在、林業従事者の高齢化と外国材の大量輸入・後継者不足などで、これらの金のなる木は金にはならず、管理もなされないまま放置され、山が死んでしまっているといった状態にあります。山に生息する動物の生態系も変わってしまったですね・・。
漆は、植えるだけではいけないのです。それを管理するシステム(管理・育成)がないと生産しても経済には繋がらないからです。
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◆ 暮らしの彩り展
2009.2.14(土)~15(日)
場所 鳥取ガスショールーム サルーテ
鳥取市片原5丁目503 TEL0857-30-2020
器屋うらの さんが出店します。會州堂の[杉わっぱ]も出ますよ。
◆ トットリプロ 「トリノス」展 鳥取からいいもの発信!!
2009.3.11(水)~18(水)10:00~18:00
場所 ギャラリー あんどう
鳥取市本町1-201 TEL0857-21-6155
家具 因州和紙 焼き物(国造)漆