花見

桜ほど、日本人に愛され咲くのを待ち焦がれる花はないでしょう。

寒い冬をこらえて、じっとしながらつぼみを膨らませ、日差しが暖かくなったそのときを狙って、花が咲く。



ソメイヨシノは、なかなか派手な花びらをして、ぼんぼりのように鈴なりで花をつけます。


山桜は、まったくソメイヨシノとは違って派手さもなく、奥ゆかしさが漂っています。


私個人としては、そんな山桜が好きです。


やっと春を迎えた山の斜面に、山桜がところどころに咲いている風景は、ほのぼのとしていて大好きです。


今　土手の桜が満開です。

その花の下では、輪になって楽しそうに飲み食い、しゃべっている人たちで賑わっています。

ライトに映し出される夜桜は、いっそう心を怪しくさせます。


日本人にとって、待ちに待ち焦がれた桜の花。


散るまでのわずかな時を、楽しむだけ楽しみたいものです。