福知山市やくの町。丹波漆を植栽し、生産組合を設立しています。
生産と、漆の普及と指導もしています。
京都という大きな市場が、丹波漆を需要としているので、現在行政は
大きな力を入れています。
文化財や芸術品の宝庫、京都。その規模は、計り知れないものがあります。
国産漆の生産は、その文化財を保護維持していくためにも日本にとって大きな
責任があります。
全体需要の、99%が中国産に頼っている現状は異常というしかありません。
1%の内訳を見ると、岩手県浄法寺産の漆が半数いっているようです。
鳥取も以前は佐治漆の産地であったという記録は、過去のもの。殆どの人
からこの記憶は消し去られているのです。
知っているものが、この記憶を呼び覚ますことは、大事な使命かも知れません。