手づくり漆器 ~うるし うるおい うるわし~

鳥取の漆職人がお届けします。

川端サマーフェスタ

2011-07-31 08:47:56 | Weblog
鳥取市の中央にある川端銀座で、昨日サマーフェスタが賑やかに開催された。

地元の有志が、企画そして実行部隊で頑張った。

昭和20年代から昭和40年代前半まで、この界隈は鳥取で一番賑わったところである。

映画館も2軒もあり、飲食店も軒を並べていた。

現在は、Sマートを中心に昔ほどの賑わいはないが、ぼちぼち成り立っている。

年にいっぺんの夏祭りは、この界隈の人たちで賑わい交流の場になる。

この日の為に、県外からも帰ってくるという人もいる。


出雲大社が会場で、今年はフラダンスが披露された。

ハワイアンのダンスと音楽がなんともなまめかしかった。


昔懐かしい、ザ・ピーナッツのカバーで、懐かしのメロディーが響き渡っていた。


夏の暑いひと時、ほっと一息つけさせてもらった。

貧乏と貧しさは違う

2011-07-30 06:31:31 | Weblog
「鳥取は貧乏なところだけえ」という事を聞いたことがある。

事実貧乏なのだろうか?

私はそうは思わない。むしろ、豊かな地方だと思っている。

ほとんどの人が、持ち家である。そして、車も2台3台持っている。

土地も広い。マンションも2つ3つ持っている人も多い。

食材も豊富。海あり山あり、自然環境は抜群である。

生活に困り、ホームレスの人を見たことが無い。


では、なぜその人は「鳥取は貧乏ですけえ・・」と深刻に言ったのだろうか。


お金が無く生活が出来ないのを貧乏というなら、鳥取は当てはまらない。

この人は、「鳥取は貧しいけえ」と言いたかったのだろうと思う。

貧しいとは、精神的な部分でではないだろうか。


誇れるものが無い。自慢するものが無い。歴史的遺産が無い。文化が育たない。文化的香りがしない。

そういうものが「貧しい」と言ったのだろうと思う。

ある文化の団体に所属しているが、そこに所属している方々は大変な知性の持ち主達である。

だからこの会に参加することが楽しみである。自らを育ててくれると思うからである。

しかし、その輪がなかなか広がらず、浸透しないのも現実である。


土地柄というが、土地には人を育てる不思議な力がある。その土地に住んだことで、人生が変わる場合もある。

それは、先人が築いてきた貴重な目に見えない財産だからだ。

鳥取は、決して貧乏ではない。 しかし心の貧しさを感じるならば、一過性の将来性の無いことを考えずに、将来に誇りとして残ることを実行して行かなければならない。



 袋川土手の、桜の並木は大好きだ。毎日散歩で楽しませていただいている。

この桜は、ご存知のように昭和27年の鳥取大火で消失してしまった。が、その後匿名の
方から、鳥取市に毎年多くの桜の苗が送られて来た。

それが、現在の大きなみごとな桜になって、鳥取市民を和ましてくれている。この桜土手は、鳥取の誇れる名所となっている。

この物語の碑は、智頭橋 きなんせ広場の南側詰めに密かに建っている。









補助金からは何も生み出さない

2011-07-30 05:48:36 | Weblog
補助金は麻薬と同じだと言った人がいた。

ようするに、自分で稼いだお金じゃないから、使い方がいい加減になり、持続性が無く
その場しのぎになり、生み出す体力を欠落させてしまうということだ。

例えばだが、子供のことを考えてみたら良い。

親が何から何まで子供の為にと思ってやってては、その子供に生きる力が育つだろうか。

失敗しても自分でやり遂げる力が備わることが、もっとも大事ではないか。


地方自治体は、交付金頼りで運営されている。国家が豊かであれば、それに越したことは無いが、国家が一大事である時に、そういうことをして地方自治体が元気になるのだろうか?

商店街のイベントは、ほとんど補助金頼りのものである。しかし、その場限りのイベントで持続性が無く、必要なマンパワーが育たないという欠陥があった。

イベントに必要なものを自分達で調達しながらやり遂げることが、将来に対する布石のように感じるが、作文を書いて補助金を申請してやっている。

まさに麻薬に犯されているようだ。


一般企業では、こういうことがあるだろうか?事業資金は、自分の手で責任を持つのが
常識であり、出来なければ辞めるしか他は無い。

鳥取市の新市庁舎移転計画には、地元の企業が多く賛成している。

千載一遇の経済復興の決め手だと・・。

私は、一過性にしか過ぎないと思う。

このブログで書き続けているが、「鳥取の顔」がはっきりしないまま、そして市民の合意が得られないまま、12階建ての市庁舎を建築して、果たして思ったような経済効果が生まれるだろうか。

「身の丈」という言葉がある。 

鳥取にある文化や歴史やその他技術や自然や、誇りうる資源をもっともっと生かして、人間形成に力を入れる事のほうが、将来性があるように思う。

100億以上の膨大な借金を背負って、一部の業者の為に市庁舎移転を弄ばれては、市民として情けない。

鳥取市から移転したいと言う人も出てきている。

心が離れ、市民移動が始まることのほうが、大きな損害になると思う。

100人がこの鳥取を離れ、1人を呼び込む為に200万も300万も掛けようとする市政は、理不尽に他ならない。

誰の為の市政なのか? 補助金目当てで、活性化したためしが無いことを言っておきたい。

大震災でわかったことは、 行政頼りに任せていたことが、どれほど馬鹿を見る結果になったことか・・。

鳥取市は、今住民ひとりひとりが市政に対して責任を持っていくという、歴史的な動きが
生まれた。

この市民権を、権力の力で剥奪したら、鳥取市はまた行政に何も言わなくなって、黙って
陰でこそこそ言うような陰険な地域に逆戻りしていく気がする。

やっと芽生えた自立性を、鳥取市は大事に見守ってあげなければならない。













元気が出ない

2011-07-26 08:13:11 | Weblog
先が見えないほど、不安でストレスが溜まり元気が出ないことはない。

せっかく、なでしこジャパンがW杯世界チャンピオンになって、日本の元気が少しでも
盛り上がってきたのに、菅首相がこれに水を掛けてる。

円相場が77円台になって、アメリカの議会の影響をもろに受けている。

菅首相の、「脱原発」の唐突な思いつき発言で、日本の経済界が混乱を極めている。

災害復興を重点に政策を進めなければならない時に、エネルギー問題を持ち出し、充分な
議論もないままに、首相の権限で弄んでいる。

毎日暑いし、毎日どうにかしないといけない経済状況の中、菅首相によって弄ばれている
国民はなんと惨めなことか・。

元気が出ない。

福島県全域にわたって放射線に汚染された牛を出荷停止した。汚染された藁を食べた牛が汚染し、全国に汚染牛肉として広がってしまった。

政府の後手後手に回る対策は、目を覆わんばかりである。

もう、菅内閣の信用は失墜しているにもかかわらず、首相の座に居座っている事態に、日本中がストレス状態になっている。

史上最悪の菅内閣は、支持率史上最低の12%(7月14日)。民主党支持率10%(7月)

北朝鮮との関係が噂されている菅直人(元左翼系学生運動家)。革マル出身の枝野官房長官。左翼から右翼までごちゃごちゃの寄り合い所帯民主党の成れの果てがこのざまである。

空理空論政策が、いかに国民を不幸にさせたのか、このことを国民は忘れてはなるまい。


首相、幹事長が、民主党ばらまきマニフェストに謝罪。
 

もうこうなってくると、民主党政権は国民をペテンにかけ騙したということになる。

菅内閣は即刻退陣して、衆議院を解散して国民の真意を正さないといけない。

辞任した後で、菅直人は司法の手により国家反逆罪として検証もする必要性がある。









こだわりの漆塗りボールペン

2011-07-22 12:00:19 | Weblog
漆塗りのボールペンを作ってみた。

なかなか感じが良い・・・・・。


手になじみ、なんと言っても漆の感触は、心を癒してくれる・・。


拭き漆仕上げ 材質 欅  税込価格 4,725円



スタンダールを思い出す 赤と黒  税込価格 10,500円

シックな感じが似合うあなたに・・・・・・・


その他 黒 赤 根来などあります。



ネームも入ります。 レーザーでかっこいい筆記体 ローマ字 漢字 OK!!

    ネーム代 1500円


愛用者の声

「最高ですよ。木目が見える漆塗りのボールペンがほしかったんですよ。契約の時、
 使います・・・」 40代男性


「 わ~~かっこいい。 あかとくろがいいわね~~」女性


 在庫がない時は、注文製作になりますので、ご了承下さい。


ご注文は 会州堂  0857-23-3917

          鳥取市 智頭街道








合唱コンクール

2011-07-21 12:47:09 | Weblog
鳥取市立美保南小学校(藤井健校長)は、学校改革のひとつとして自発的合唱を奨励している。

8年間継続している。

本日は、その合唱コンクールだった。 5年6年生が中心で、クラス対抗だった。


2月にも招待を受けて、鑑賞させたいただいたのだが、内容がレベルアップしているように感じた。

  課題曲(ビリーブ)自由曲を披露 

甲乙つけ難く、どのクラスも良い合唱をしていた。

表彰式

競争が目的ではなく、このことによってクラスがまとまり、生徒と先生、そして保護者がひとつになることが大事だと、藤井校長は熱く話される。



一昔前は、職場でもコーラス部があって、昼休みに集まって楽しんでいた時代もあった。

しかし、最近は忙しいのを理由に、そういう姿が見えなくなってしまった。

私の所属している、鳥取男声合唱団は創立12年目になった。団員数80名 実数60名の男だけの合唱である。

練習は月2回 午後8時から10時までの2時間。仕事が終わって、それぞれに集まってくる。

なかなか、音が合わなかったりする。忘れていることも多い。

それを補う為に、パートごとに分けたCDを活用している。

楽しいから、続ける。 18歳から80歳までの、年齢層がとてつもなく厚い団である。

ハモってくると、心が嬉しくなってしまう。男の心が、男達の歌声で癒される瞬間だ。


小学校から中学校 高等学校 そして大学 一般社会と裾野が広がることが理想だ。


福島県はコーラスの盛んな地域で、戦後からこの取り組みが始まっている。

現在では、この裾野が全国トップのレベルにある。

郡山市は、「がくと」(楽都)というシンボルネームをつけている。東北のウィーンと自負しているからだ。

鳥取市と郡山市の小学校が交流を始めているが、美保南小学校が先陣を切って、合唱なら美保南というシンボル的存在になるために挑戦してる。


スポーツのほうを優先しがちな学校が多いようだが、こうした芸術文化の教育にももっと心血を注いで欲しいものだ。

今日は、美保南小学校の皆さんに澄んだきれいな歌声をプレゼントして頂きました。


ありがとうございました。

















被災地福島についての講演

2011-07-20 06:57:22 | Weblog
昨日、鳥取市立美保南小学校(藤井健校長)で、5.6年生を対象とした、東日本大震災で
被害を受けた福島県郡山市を訪問した時の講演をした。

鳥取市では、一番児童数の多い美保南小学校は、5.6年生だけでも200名ほどいる。

多目的ホールで講演したが、プロジェクターを使い現場の写真を見ながら進めて行った。

小学生にどのように伝えたら良いのか数日悩んだ。

あるがままを話すだけでは、意味がないように思ったからだ。

まず、なぜ郡山市に行ったのか。鳥取市と郡山市はどんな関係にあるのか。

震災で、どのような被害を受けたのか? 被災した人たちは、どのように生活しているのか?

鳥取市の小学校と郡山市の小学校が、交流が始まっているが、これからどういう交流をしていけるのか?

こういう点を、ポイントに話をしていった。

生徒の皆さんは、真剣に一生懸命聞いてくれた。

鳥取市から1000kも離れたところで起こった大震災を、もう一度考えてもらう機会になったと思う。

140年昔(明治14年)に、鳥取から郡山に開拓の為に移住したという歴史がある。その歴史の絆が、鳥取市と郡山市の姉妹都市締結の理由であるという話もした。

いままで、関係なかった東北との関係もここで知ってもらった。


4ヶ月が経ち、ややもすると風化しがちな震災にしたくなかったので、なでしこジャパンのW杯世界チャンピオンの力の原点が、東日本大震災であったことも話した。

この復興は、10年かかるかも20年かかるかもしれない。しかし、ここにいる生徒達が
その頃には立派な青年になっているはずである。

その時に、この震災に対してどう向き合って生きていくかが大事なことであると思ったので、被害を受けて苦しんでいる人たちや悲しんでいる人たちのことを思うことは大事なことであり、その心が被災地に対する支援になると思うと締めくくった。

藤井校長先生は、美保南小学校からいろいろなことを実践、そしてその輪を広げたいと
思っておられる。

熱意あふれる藤井校長先生の意向にあった講演であったかどうか、気がかりだ・・・。
















東北に力を与えてくれた

2011-07-19 06:55:12 | Weblog
なでしこジャパンの快挙は、世界中を揺るがしている。

どの国も、なでしこジャパンを絶賛している。

被災地の岩手県は、DF岩清水選手の出身地。

岩清水選手は、延長戦後半ロスタイムに、ペナルティーエリヤの寸前で、ゴールめがけて
走りこんできたアメリカの選手にスライディング。かろうじてデフェンスしたが、反則で一発レッドカードで退場。

これで終わりかと思いきや、終了のホイッスル。そして、PK戦にはいった。 

岩清選手は、祖父や祖母が岩手県で生活している。「良い知らせを東北に送りたい」と自分のブログに書いていた。

決勝の試合は、祖父祖母は公民館で村の人たち100人近くと観戦していた。

「よく頑張ったね、と声を掛けてあげたい」と祖母は目頭を押さえた。

仮設住宅で暮らす女性は、「娘のような選手たちの一生懸命な姿に元気をもらいました」
と涙ぐんだ。

選手達は準々決勝の前、全員で被災地の映像を見たという。

「復興に立ち上がる人を見て力になった」FW丸山選手。

「被災地を案じながら、気持ちをひとつにして戦ってくれた。日本代表にありがとうって
言いたい」被災地の女性。

なでしこは、一時も東日本大震災を忘れてはいなかった。

最後まで、「自分達が出来ることは W杯で金メダルを取ることが、日本を元気にすることだ」という選手全員の気持ちがぶれなかった勝利であった。

閉会式の後、世界中から寄せられた東日本大震災への支援に対して感謝する横断幕を掲げて会場を行進する姿に、目頭を押さえてしまった。

開催国ドイツも、なでしこジャパンの活躍に惜しみない拍手を贈っていた。
















なでしこ W杯優勝!! 

2011-07-18 08:45:48 | Weblog
 世界を驚かせそして感動を与えたなでしこジャパン。

 まだ興奮がさめ止まない。

 夜中からこの試合を絶対見ようと起きていた。ちょっと眠いが・・・。

 興奮の120分。 4万6千の満員の観衆も総立ちで応援していた。

 延長戦2-2。決まらず、そしてPK。

 世界チャンピオンに挑む姿は、勇敢でありやはり「やまとなでしこ」だった。

早いパス回しから、アメリカを翻弄させ、隙を見てサイドに振り、コーナーまで持ち込み、ゴール前にあげる。そして、突っ込む。

なでしこの戦略を、なかなかやらせてもらえなかったが、それでも取られたら取って返すという鉄則を見事実行した。

アメリカのすさまじいパワーの炸裂を、鉄壁の守りで勝ち抜いたこの価値は、計り知れないほど大きい。

夢にまで見た「黄金のトロフィー」。澤が高々と天に向かって掲げると、会場全体が地響きのような声援とともに鳴り響いた。 天空からは黄金の花吹雪、そして3000発の祝福の花火が、ドイツフランクフルトの夜空に鳴り響いた。

みごとMVPに選ばれた澤選手は、「優勝するシーンしか想像できなかった。」と言った。

日本にとっては、女子リーグに参戦して30年目になる。その間、どれほどの苦労の道のりがあっただろうか。

今 紛れもなく、ワールドカップで金のトロフィーを手にすることが出来たのだ。

優勝候補のドイツを破り、ヨーロッパの強豪スウェーデンを破り、そしてランキング1位のアメリカを破り、堂々の優勝を果たしたなでしこジャパンは、世界一になったのだ。

FIFA会長もなでしこを絶賛。「36年間でこれほどの衝撃はない」と。

そして、世界中からも多くの祝福を受けた。


まだ、実感が涌かないでいるが、男子がなかなかこのレベルに入れなかったことを、なでしこはやってのけたのだ。

震災で苦しむ被災者の方が 元気になり復興の活力になればという、選手全員の思いが
優勝への限りない力になったのだろうか。

日本全体の気持ちが、なでしこに乗り移ったのかもしれない。

 とにかく おめでとう!!











首相 孤立

2011-07-15 06:40:23 | Weblog
またもや、首相が党や内閣とも相談なしに「脱原発」を世界中に発信してしまった。

辞任前の首相が、日本国をかき乱しているとしか思えない。

菅首相の断末魔なのか・。

官房長官も、「首相の希望と思い」と苦しい言い訳。岡田幹事長も、「首相の発言だ」という。

民主党内でも、「党が了承したものではない」と反発拡大。

民主党の最大の支持団体連合の古賀会長も、「党内や閣内で論議されていない。政策とは
呼べない」と厳しく批判。

次から次に、一人歩きしている菅総理。

「信なくば立たず」とあるが、信はすでに無くなっている菅首相。

もはや、一国の首相の体を有していない。

一刻も早く辞任してもらって、新体制で復興政策を立て直して欲しいのだが、無駄な貴重な一日が今日も過ぎようとしている。