手づくり漆器 ~うるし うるおい うるわし~

鳥取の漆職人がお届けします。

マイスター制度を確立すべき!!伝統工芸の育成保護も大切!

2009-02-01 10:34:12 | Weblog
新しい月を迎えました。どんよりした天気とまだ雪解けで湿った土を見ると、早く「春よ来い」と叫びたくなる気持ちです。

大阪のものづくりの職人達の作ったロケットが、見事に宇宙に飛び立ちました。
テレビで打ち上げの場面を放映してましたが、感極まって泣いていた方々もいましたね。 

日本の技術は、言うまでもなく世界トップの技術です。小さな町工場で働く職人の手仕事が支えている例が多いんですね。 戦艦大和のスクリューは、最後の仕上げは旋盤工が手で磨き上げて完成させたと聞いたことがあります。それから、砲弾も、不発弾を防ぐため、弾薬庫の部分に漆を塗っていたということも聞いたことがあります。NASAのスペースシャトルも、日本の技術無しでは飛ばないわけですね。

日本も、技能資格の試験を取らせて技能士と認定したり、更に卓越した技能の持ち主ならば、「現代の名工」として表彰されています。そういう方は、マイスターという名前だけの資格保持者ではなく、技術士としてリーダーになり、更には技術指導できる者として頑張って欲しいものです。
  
 加工貿易国家日本の将来は、これしかないと思うのですが・。時代の流れに流されて、伝統工芸の育成、保護も忘れてはなりません・・。後で後悔するのは国なのですから・・・。 教育は国家百年の計にあり。


ドイツと日本の比較 マイスター制度とは?
http://www.shou.co.jp/waza/myster.htm