手づくり漆器 ~うるし うるおい うるわし~

鳥取の漆職人がお届けします。

イギリス王子挙式

2011-04-30 08:17:04 | Weblog
英国ウイリアム王子とキャサリンさんのご結婚を心からお祝い申し上げます。

「キャサリンさん」という呼びかたは、失礼に思うがこれで良いのだそうだ。

英王室にとって一般家庭から妃にお迎えになるのは、1660年のヨーク公(後のジェームス2世)以来約350年ぶりだそうだ。

話題のウイリアム王子は、故ダイアナ元妃とチャールズ皇太子のご長男である。

ダイアナ妃とチャールズ皇太子の離婚問題やダイアナ妃の交通事故死などで、全世界を
悲しませたニュースは記憶に新しい。

その子ウイリアム王子が、29日ウエストミンスター寺院で、英国民はもとより世界20億人の見守る中で挙式が行なわれた。

縁の深い日本からは、本来なら天皇陛下がご出席されることだったが、東日本大震災で国民が悲しんでいる時なので、出席はご辞退されたようだ。


皇太子様ご夫妻も、天皇陛下と同じく参加を取りやめになられた。


日本の皇室とイギリス王室との繋がりは深いようだ。

天皇陛下がまだ皇太子の時代、1953年エリザベス女王の戴冠式にご出席された。
終戦から間もなく、日本は世界から厳しい目を向けられていた時代だ。

天皇陛下は、1ヶ月半滞在され広く見聞されたようだ。しかし、当時学習院大学2年で出席日数が足りず進級できずに、聴講生で学生生活を終わられているという。

天皇陛下は、チャールズ皇太子と故ダイアナ元妃のご結婚式にもご出席されている。

このように、天皇家とイギリス王家の交流は深いものがある。


天皇陛下ご夫妻は、被災した方々のことを思い、一日も早い復興を祈られておられる中、宮城県の被災地を訪問され、ひとりひとりにお言葉をおかけになられておられるお姿に、目頭が熱くなった。


暗いニュースばかりが続く中で、晴れやかな華麗な英国王子の挙式に心から嬉しく思った。

これからも、お国の安寧と発展の為 末永く仲良くあってほしい。













漆の伝統と歴史

2011-04-29 08:34:19 | Weblog
伝統を重んずる京都、奈良。

伝統は、歴史の中で先人が培ってきた技術や文化を、今日まで継承されつつ息づいているのもだと思っている。

ローマは一日にしてならず。

まさに、その中に歴史が刻まれている。

漆と日本人の関係は石器時代からある。石器時代の終わりごろから縄文時代の晩期に、東北一円に亀岡文化圏という地域が広がっていた。
その地域の一部から、木製の椀、竹編みの容器に漆を入れたもの、土器に赤漆で文様を入れたものなど、非常にレベルの高い漆器群が発掘されている。この時代にも、日本各地で漆の木が自生していたのだろう。

中国では、紀元前16~11世紀ごろ 商(しょう)とか殷(いん)の時代に、すでに青銅器が造られていた。遺跡の中から、朱塗りの象嵌(ぞうがん)を施した器が発掘されている。 高度な文明が栄えていたのだろう。

中国湖南省長沙市において、紀元前2世紀から紀元後にかけての時代の、おびただしい漆器郡が発掘されている。

3世紀ごろから、日本は中国との交流から朝鮮との交流が盛んになってきた。

特に百済との交流により百済文化を移入してきた。


飛鳥時代になると、再び大陸との交流が盛んになり、仏教伝来とともに、漆工についても
大陸の技法を受け入れるようになった。

法隆寺が所蔵する飛鳥時代の仏教工芸品、玉虫厨子(たまむしのずし)は、この時代の
漆芸の代表作品であり、帰化人の手を借りなければ作れなかったとされている。

奈良時代には、隋 唐の文化を無条件に受け入れた。

漆塗りは、漆部司(うるしべのつかさ)の仕事であった。

漆の液は、調副物(ちょうのそはりつもの)として献納された。

8世紀末、平安京に遷都されてから遣唐使が廃止される9世紀末までは、金粉を蒔く技法が
進んだ。

乾漆月光菩薩半伽像。 宇治 平等院 。平泉 中尊寺 など。

              (佐々木 英著 漆芸の伝統技術から引用)


変遷する時代の中で、先人の限りない努力が感じられる。

次は、中世から。


    当店は 風評被害に苦しむ フクシマ を応援しています!!

            會州堂 Kaishudo  智頭街道

              0857-23-3917














ドイツからの贈り物

2011-04-28 16:22:21 | Weblog
ドイツは、暖かかったようだ。

広々とした平原で、夜空を見上げると、北斗七星が大きく見えたようだ。

W字のカシオペア座も、日本より大きく見えたようだ。

月も、日本の月の大きさよりやや大きいようだ。

運良く、流れ星も見たという。

願い事が叶うように・・。


ハンブルグは、緯度が鳥取より高いところにある。

夜も9時ごろでも明るいという。

朝は5時ごろから明るくなるようだ。


東日本大震災については、大変心配してくれたという。


お土産にもらったチーズをつまんでコーヒーを飲んで、ひと時ドイツに行った気分に浸ってみた。



堀江被告 実刑判決

2011-04-27 09:19:50 | Weblog
逮捕から5年3ヶ月。 実刑2年6月が確定した。

旧証券取引法違反に問われた最高裁の判決は、堀江被告の上告を棄却した。

ライブドアは、当時やりたい放題、言い放題、堀江はいたるところに顔を出し、六本木ヒルズ族という流行語までつくった。

「人の心は金で買える。」「違法でなければ何でも出来る」という不遜な言葉を残し批判を買った。

当時の近鉄バファローズ買収にも名乗りをあげ、ニッポン放送株をめぐりフジテレ
ビと激しい株奮奪戦を繰り広げたこともあった。

堀江は、自分のしたことが社会にどういう影響を与え、どういう被害をもたらしたか反省の色がないようだ。

収監されたら、本を2000冊読みたいそうだ。

なんとも、困ったものだ。今度は収監中に勉強して、検察をやっつけたいようだ。


法事国家である日本に住んでいる限り、諦めたほうが良いのではないだろうか。

あなたの自己中心的発想は、リビアか北朝鮮なら通じるかもしれないが、
日本では通用しないようだ。


菅首相も、これだけ批判を浴びているのだから、自らの器や能力を悟ったら良いのではないだろうか。

身内からも、「言い訳ばかりしている」と首相としての器でないと批判を浴びている。


これ以上首相の座に居座れば、震災の復興は遅れ、堀江の何百倍の損害を国に与えることになる。


とにかく、人間として一番大切なことは、自分の非を認め、誤ることの出来る心を持ち合わすことではないだろうか。

はやく、退陣の決断することを願ってやまない。







田中好子さんの死

2011-04-26 08:16:54 | Weblog
ここ数日、なにか晴れぬものが心を覆っている。

昨日、田中好子さんの告別式があった。

きれいで、魅力的だったスーちゃんが亡くなったのだ。

今でもなにか映画のワンシーンじゃないかと思っている。


私は、キャンディーズの時より、女優の田中好子さんが好きだった。

年齢も同じようだし・・好感が持てた。


特に母親役を演じる田中好子さんは、心がこもった演技をしていた。


多くのファンに囲まれ、スーちゃんは天国に行ってしまった。

肉声のメッセージが、涙を誘った。

「天国で被災された方々のお役に立ちたいです・・」振り絞った消え入りそうな声は、
参列者の心の中に永遠に刻み込まれた。

死の寸前まで、闘病と戦っていたスーちゃんに、心からご冥福をお祈り申し上げます。


智頭の百年桜

2011-04-24 14:59:52 | Weblog
久しぶりに家に帰った。

庭の桜が満開だった。


数々の思い出を刻んだ 百年桜である。
今年もちゃんと咲いてくれた。

東日本大震災のこの年。この記憶を刻んでくれただろうか・・。


花びらは 山桜の花びらで美しい。



梅の花も咲いていた。 春爛漫の日和だった。


畑の草むしりをして、美味しい空気を胸いっぱい吸い込んで帰ってきた。

竹内市長の器に疑問

2011-04-23 06:34:57 | Weblog
今鳥取市がざわめいている。残念ながら、リーダーとしての竹内市長についてもいろいろ
取りざたされているようだ。

そんな暇があれば、もっと本来の仕事に専念して欲しいものだと思う。
国家一大事の時に、やることは山ほどあるはずだ。


アメリカ大統領リンカーンは 南北戦争(1863.11.19)で、 人民の 人民による  人民の為の政治 という有名な演説をした。

これが、後の世界に民主主義政治の基本理念になった。


竹内市長の良からぬ噂は有名だ。

火のないところに煙は立たず・・。

理由があるから噂話が生まれる。それが、中傷する為の噂話であれば程度が低い。


菅直人首相は、一国のリーダーとして、党のリーダーとしても失格の烙印を押されている。

人民から離れてしまったリーダーは、リーダーとして存在価値を有さない。


福島の被災地を訪問した菅首相に、「もう帰るんですか!!」と訴えた被災地の方の悲痛な声は、「あなたはホンとに私達を守ってくれるんですか?」という声だったのだろうと
思った。菅首相は、被災地めぐりをしたという結果を残したいだけだったのかもしれない。20分ほどでさっさと現場を去ろうとしていた。


だから、心が伝わらなかったのである。


いつも国民のことを考え行動していれば、もっと行動は早くなるし、的確な対策を打っているはずである。


緊急対策時に、このような失態をし続けてきた菅首相には、首相としての器はすでに無くなっている。



もし、鳥取に緊急事態が発生したと仮定したら、もっとひどい結果をもたらすような予感がする。


竹内市長の市政も、人民からかけ離れているように感じるからである。

ホンとに我々市民を守ってくれるのだろうか?

もしかして、敵前逃亡でもするんじゃないか? など良からぬ考えを抱いてしまう。


竹内市長のあの笑顔の中に、心が感じられないのである。

市民を自分が守るんだ!!という思いが、不思議なまでに伝わってこないのだ。


この度の、市庁舎移転問題に経済界までもが揺らいで来ている。


今までにない、大規模な住民投票になる可能性が大きい。


竹内市長の足元までもが揺らぎ始めたということは、計画に無理があり人民と心がかけ離れているからに他ならない。


人の心が読めない掴めない竹内市長は、ホンとに市長として適した器なのだろうか?


もう一度、市民に問いかけても異論はない。



















福沢諭吉 学問のすすめ

2011-04-22 06:24:08 | Weblog
天は人の上に人をつくらず 人の下にひとをつくらず

福沢諭吉の、有名な学問のすすめ(明治5年出版)である。

その中で、このように言っている。

政治は国民の上で成り立っており、愚かな人の上には厳しい政府ができ、優れた人の上には良い政府ができる。法律も国民の行いによって変わるもので、単に学ぶ事を知らず無知であるのに強訴や一揆などを行ったり、自分に都合の良い事ばかりを言う事は恥知らずではないか。法律で守られた生活を送っていながら、それに感謝をせず自分の欲望を満たすために法律を破る事は辻褄の合わない事だ。


そして、福沢諭吉 心訓 には

心訓
一、世の中で一番楽しく立派な事は、一生涯を貫く仕事を持つという事です。
一、世の中で一番みじめな事は、人間として教養のない事です。
一、世の中で一番さびしい事は、する仕事のない事です。
一、世の中で一番みにくい事は、他人の生活をうらやむ事です。
一、世の中で一番尊い事は、人の為に奉仕して決して恩にきせない事です。
一、世の中で一番美しい事は、全ての物に愛情を持つ事です。
一、世の中で一番悲しい事は、うそをつく事です。


世の中で一番悲しい事は、うそをつく事です。

うそは、人の心を傷つけ 信用をなくさせ人と人との絆を断ち切ってしまう。

そこあるのは、疑心暗鬼であり不幸である。


政治を司る人は、この福沢諭吉先生の言葉をもう一度かみ締めて欲しいものだ。


 この心訓は、なぜか我が家のトイレに額に入って飾ってある・・・。



市庁舎移転問題 住民投票

2011-04-21 06:37:01 | Weblog
すでに 長野市庁舎問題がクローズアップされてきた。

私たちは、長野市民会館と市役所第一庁舎の建て替えに反対します
http://nagano-machidukuri.eco.coocan.jp/shiminkaikan/?p=328

この問題は現在も進行中。 悪い意味で、非常に鳥取市に似ていると思った。


鳥取市は、速やかにこの問題を白紙に戻して、もう一度真摯な態度になって計画しなおしたら良いのではないかと思う。


今日の読売新聞 地域面に大きく掲載されている。

前 商工会議所会頭 八村氏「住民投票で判断を」

やはり、賛成派の商工会議所も大きくぐらついているらしい。

新築陳情反対 49社退会届!!


やはり、この市庁舎移転計画には多くの疑問と多くの無理がある。


今まで、鳥取市民は行政の言うなりになってきた。

考えることや意見を言うことを嫌ってきた。

意見を言うと頭を叩かれ、足を引っ張られ、仕事にも影響するというのが理由だ。


鳥取は、縁戚関係の繋がりが非常に強い地域である。

理由は問わず、親戚関係があれば就職もそれなりに決まってきた歴史がある。


本音を思っていても、親戚筋に関係者がいると黙ってしまう。

こうした歴史が、脈々と流れてきたようだ。


もうこうしたしがらみは、鳥取市民の手で断ち切って行かねばならないのではないだろうか。


この度の八村前商工会議所会頭の行動は、勇気ある行動と評価したい。


合併特例債をもらいたいが為に、市民の住民権までも奪おうとする無謀な計画は、鳥取市はすべきではない。

誰がメリットがあって、誰が損をするのか?

メリットの大きい人が、この疑問だらけの計画を強引に押し切ろうとしているとしか思えない。

一番損をするのが、市民ということになる。


地方交付税を頼りっきりにしている地方自治体は、自らの手で産業を興すことをもっともっと考えないといけないのではないだろうか?

少ないお金で、大きな利益を生み出す方法をもっと考えたほうがよろしいのではないでしょうか?

余りにもデミリットが大きい、リスクの大きい事業のように思えてしょうがない!!