手づくり漆器 ~うるし うるおい うるわし~

鳥取の漆職人がお届けします。

福島原発の廃炉の決断の遅さ!!

2011-03-31 07:37:32 | Weblog
昨日、やっと東電の会長が陳謝し決断した。

水素爆発であれだけ損壊した写真を見て、まだ使うつもりで復旧作業しているのかと疑問に思っていた。

連日放射能漏れが深刻な状態になっているのに、なぜもっと早く破壊した原子炉を密封するような作業に入らないのかと疑問を持っていた。


東電は、人の命に対して軽々しい価値観と安全管理をしていたようだ。


これからその杜撰さが明らかになってくると思うが、国民は原子力発電という未来のエネルギーとして、騙されてきた思いである。


国そして電力会社 政治家 地方自治体 企業が一体となって進めてきた原子力発電所。

これからも数基の原発建設を計画しているようだが、困難を極めることになろう。


今のままでは、安全どころか早く原発を撤退して欲しいと、原発のある県民は震える思いで願っているだろう。


東京都のほとんどの電源を、福島原発第1 第2で補ってきた。東京都はこれをどのように受け止めてきたのか?

危ないものは弱いところに押し付け、その恩恵だけ受ける・と違うのか?

福島原発はすべて廃炉にし、新しい原発は東京都に造るべきだと提案したい。


利益優先の企業論理が優先して、対応が後手後手になり大きな災害を引き起こしてしまった。

多くの犠牲者と避難民を出してしまった。そして、風評により農産物 水産物に大きな
損害を与えてしまった。

頭を下げれば済まされる問題ではない。


またして、企業の論理が国民を苦しめる羽目になった。
(JAL日本航空が、社内闘争の複線として、 ジャンボジェット機の墜落事故を起こし、520名の犠牲者を出した。1985年8.12)


安全管理だけは、責任持って政府がきちんと対策しなければならない。

 
権力闘争を繰り返してきた政治家の強欲と、安全保障対策に対する政治家の怠慢さがこの
2次3次災害を引き起こしたのかもしれない。






これからが ほんとうの復興

2011-03-30 15:27:44 | Weblog
今福島県は、苦しんでいる・。我慢している・・。

昨日 学生時代郡山にある日本大学工学部に通っていた卒業生が訪れた。

4年間お世話になった郡山市そして福島県が、被害にあって苦しんでいるのがたまらないと。

友人もたくさん被災した。 家もぐちゃぐちゃになった。

何とかしてあげたいが、何をして良いのかわからない。

水は送ってあげたと言っていた。

昨夜 郡山に住んでいる姉に電話した。10日ぶりだったが少し落ち着いているようだった。

家はぐちゃぐちゃになったが、浜通りの被害に比べればなんでもない!!と気遣って言っていた。


地元の人は、みんなそう思って我慢して生活しているようだ。


放射能汚染も、過剰に報道され困っていると・。地元の人たちは、福島県産の野菜をみんな買って食べているという。 

放射能の数値ばかりいって、本当の安全はどうなのか?正確な情報がなされていないので
混乱していると・・。


水も大丈夫のようだ・。「水送ろうか?」と言ったが、「大丈夫、ありがとう」と言って
こちらが励まされた。


サッカーの試合が昨日あった。 日本代表とJリーグ代表の試合だった。

選手達全員そしてサポーターの応援には、元気をもらった。


良い試合だった。心がこもった試合だった。

カズの千金に勝るシュートには、鳥肌が立ってしまった。

カズの「東北に届いた・・」というコメントは、多くの人たちに勇気と希望を与えたに
違いない!!


暗いニュースばかりが、流れるこの半月間・。

明るさを提供することも大きな貢献であるように感じた。

立ち上げれ 日本!!

政治家もこんな時、命かけて貢献するのがせめてもの国民に対して償いと、恩返しではないだろうか・・。


穏やかな春の朝

2011-03-29 08:23:16 | Weblog
温かい春の朝・。

サクラの芽は 大きく膨らんできました


鴨の兄弟が 気持ちよく泳いでいます(袋川)



日向ぼっこ




 放射能・・1秒でも早く原発の事故原因を究明して終息して欲しい。

 命がけで過酷な修復作業をしている作業員の方々には、ほんとに頭が下がる思いだ。
 280人から580人ほど作業に当たっているという。


 1日2回の食事。朝は1袋10枚入りのビスケット2袋に、野菜ジュース。夕食は、
 ワカメご飯や五目御飯、非常食用のご飯あるいいは缶詰、水は一日1.5リットル
 だそうだ。


 援助物資も、周りが放射線がかなり高いのでヘリコプターでの輸送は出来ず、東電の
 バスで輸送しているという。

  バスだったら大丈夫なのでしょうか???

 とにかく、5重の苦難を強いられている福島県民は、これにじっと耐え忍んでいる。

 はやくこの恐怖から救って欲しいものだ・・。




 





春の穏やかな日

2011-03-28 07:57:54 | Weblog
やっと春らしい日曜日になった。


昨夜の雪も消えて、田圃は雪解け水でいっぱいです。


梅の花が咲いていました。



田圃の畦のふきのとうもやっと顔を出していました。



はやく温かくなって欲しいです・・。


 昨夜の 金八先生 ファイナルスペシャル 感動して涙が出てしまいました。


 愛する心で人は変わるし その人の人生もすべて変わるんですね・・。


  金八先生 32年間お勤めお疲れさまでした。 お体をお大事に!!


 ※ お詫び  誤字や脱字が目立っています。お許し下さい。

      上杉鷹山で  石田光成 誤 → 石田三成 正解 です。





苦しみも悲しみもみんな一緒だ!!

2011-03-27 08:05:39 | Weblog
あれから16日が過ぎました。

そして、悪夢から徐々に目が覚めてきました。

救出と復旧で、日本中が騒然となりましたが、日本中で東北の被災地、関東の被災地の方々に対して支援の輪が広がっています。

寒さの中耐え忍ぶ人たち。苦しみ 悲しみに打ちひしがれて、必死に生きようとしている人たち・。

私達も一緒です。 その苦しさ 悲しさは一緒です。


この思いを一緒にして、どうぞ強く生き延びてください。


必ず支援の手は、皆さんのところへ届きます。


不自由な生活かと思いますが、みんなで助け合って生きてください。

必ず、ふるさとは復興します。


日本の底力で、必ず短期間に復興します。








一日でも早い復興を!!

2011-03-26 07:38:10 | Weblog
 小学校の道徳の時間を思い出す。

昨日書いた二宮金次郎はじめ野口英世、湯川秀樹、キューリー夫人、シュバイツアー。

どの人も、世のため人のために生涯を捧げた人である。

そして、郷土の義人や偉人。 

郷土のために生涯を捧げた人達である。

先生は、本に書いてないことまで教えてくれた。

その話を聞いて、「そんな人になりたいなあ」と思ったことがある。


この度被災した住み慣れた地から多くの人が様々な場所に疎開している。


誇りうる地、思い出多い「ふるさと」は、地震と津波でだめになってしまった。


今国は全力で復興に取り組んでいるようだ。

世界中からも、応援が絶えない。

日本は必ず 蘇る!! 必ず被災地は、元のように復興する!!


被災した多くの人達はこの地を見捨てたわけではない。

復興したら、又戻って来たいと思っている。


遊びなれた、心がしみこんだ、自分たちの「ふるさと」が、一日も早く復興して欲しい・。












二宮金次郎の教え

2011-03-25 09:27:15 | Weblog
小学校の校門をくぐると、柴を背負って着物を着て本を読んでいる少年の像があった。

今は探さないとそんな光景に出会わなくなった。

通称 二宮金次郎 偉は 尊徳(たかのり)。 1878~1856 69歳没

神奈川県小田原市で生まれる。5歳の時に暴風雨に合い、家も畑も全部流されるという被害にあう。

14歳で父を亡くし、2年後母を亡くす。その後、伯父に預けられ、大変な苦労をする。

荒地を開墾し、田畑を作り収入を得る。見事に家を建て直し、その裁量を買われて、小田原藩家老服部家の財政建て直しを頼まれる。見事にそれを成し遂げ、その後も多くの経営改善に成功する。

その方法は、報徳志法といって、後の農村の規範となった。

とこのような尊徳の生涯であり、功績である。


報徳思想というのをわかりやすく言うと、

自分の利益や幸福を追求するだけではなく、この世の全てに感謝し、これに報いる行動を取ることが大事である。それが、社会と自分のためになる。


そして、その教えは
1 至誠(しせい) 真心であり、生き方の全てを貫いている精神

2 勤労  人は働くことによって生産物を得ている。働くことによって知恵を磨き、自      己を向上させるもの 
3 分度(ぶんど)
      自分の置かれた立場をわきまえ、それにふさわしい生活を送る。
      収入に応じた生活を設定し、その範囲内で生活する
4 推譲(すいじょう)
      節約によって余った分は家族のために蓄える、他人や社会のために譲る事に      より人間らしい幸福な社会が出来る

5 積小為大(せきしょういだい)
      小さな努力の積み重ねが、やがて大きな収穫や発展をもたらす
      小事をおろそかにする者に、大事が果たせるわけがない
6 一円融合(いちえんゆうごう)
      すべてのものは互いに働き合い、一体となって結果が出る。
      いろいろなものの徳が融けあってひとつになって育つ


ホントに身に沁みる 教えです。

二宮金次郎さんは、だた本を読んでたんじゃないんですね。

学校でも、もう一度こうした教育をしたら良いのではないでしょうか?

   まさに温故知新 !!






      
       










上杉鷹山の生活

2011-03-24 09:29:54 | Weblog
権力を握ったり、お金が入るとすぐに人は贅沢になったりする。

政治家はまさにその典型である。


上杉鷹山は、その辺が違った。

藩の財政を立て直すという、大きな使命を背負った鷹山は心していた。

自らがその手本になった。

服装は殿様が着るようなものではない、質素な木綿の着物だった。

食事は、まさに一汁一菜。 軽い食事であった。まさに藩の手本となっていた。


贅沢は一切禁止。しかし、みんなが殿様に付いていった。


亡くなる前も、体調に気づかってご馳走をだそうとしたが、一切断ったと言う。
最後まで そば そうめん 豆腐だったらしい。


贅沢して、糖尿病になる人とは訳が違う・・。