鏡海亭 Kagami-Tei ネット小説黎明期から続く、生きた化石? | ||||
孤独と絆、感傷と熱き血の幻想小説 A L P H E L I O N(アルフェリオン) |
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・画像生成AIのHolara、DALL-E3と合作しています。
・第58話「千古の商都とレマリアの道」(その5・完)更新! 2024/06/24
拓きたい未来を夢見ているのなら、ここで想いの力を見せてみよ、 ルキアン、いまだ咲かぬ銀のいばら! |
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ワールトーア編 PR画像に関して、裏話?
連載小説『アルフェリオン』、本日は、前回公開したワールトーア編PR画像の舞台裏を紹介します。
まず、このように、本来は悲壮な「狼狩りの男」の伝説。
魔法の楽器を使って呪歌を操る「音魂使い」の話です。
昨日公開した上記のスライドを編集する際、必要な素材をHolaraさんにお願いしました。Holaraさんの想像力は逞しく、ボツになったにせよ、私の想定を超えたものがたくさん出てきましたので(笑)特別に公開です。音楽家と、彼を追う狼・・・というシチュエーションで生成をお願いしたのですが。
いずれもユニークですが、あの伝説本来の切ない雰囲気とは、似ても似つかないですよね(苦笑)。でも、画像《導着》のプロセスにて、AIからのこういう想定外の「提案」も含めて、楽しめます。
◇
続いては、ワールトーア編に登場する重要人物、二人の画像です。
一人目は、前回もアップしたネリウス・スヴァン。マスター・ネリウスですね。
このネリウスを含め、「月闇の僧院」のメンバーは、今の世界を「あれ」から守るという大きな目的のためなら、敢えて多くの犠牲者を出すことも厭いません。ただし、「僧院」のトップである「ザングノ」の他の面々、具体的にはコズマスやカルバが目的のためにはそのような非道を平然とやってのけるのに対し、ネリウスは葛藤しているのですよね。苦しみながら、自分たちの大義のために必要であれば敢えて「悪」にもなる。そこがネリウスの人間臭さ、決して肯定はできませんが、惹きつけられるところもあるかもしれません。
ルキアンに対しても、ネリウスには情が残っています。幼年時代の(今はその記憶は封じられているようですが)ルキアンも、ネリウスのことが好きだったのでしょうね。幼き日の師であり、父親のような存在だったのかも。
これに対し、二人目、カルバ・ディ・ラシィエンは魔道士としてのルキアンの師であり、しかもこれまで娘のメルカやソーナと、そしてルキアン自身とも、共に普通の人間(?)としての生活を送っていたにもかかわらず、いまや「僧院」の使命のためなら、ルキアンのこれまでの信頼をすべて裏切るような発言も平気で行いました。
これがカルバ先生です。
見た目にはネリウスの方がコワモテという設定ですが、冷酷に徹しきれないネリウスに対し、カルバは温和な紳士のような顔をして、やることはえげつないです。もっとも、それは、決して私利私欲のためではないのですが・・・。
カルバ先生、お嬢さんが悲しみますよ!
こんな純真な子を捨て去ってまでも、人類が自らの手で歴史を紡げるよう、「あれ」と戦うことは必要だというのでしょうか。
『アルフェリオン』という物語では、どんなに不当なことをしているようにみえるキャラであっても(「僧院」は勿論、神帝ゼノフォスでも、反乱軍でも、パラス騎士団でも)、皆、基本的にはそれを敢えて必要だ、あるいは正しいと判断しているからこそ行っているのですよね。そこが悲しい。人の争いは、善対悪の戦いというよりもむしろ「主観的な善対善」であるからこそ救いがないという、シャリオさんの言葉が胸に響きます。
◇
今後、ますます目が離せないワールトーア編に御期待ください。
いつも鏡海亭を訪問いただき、応援いただき、感謝です!
ではまた。
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