鏡海亭 Kagami-Tei  ネット小説黎明期から続く、生きた化石?

孤独と絆、感傷と熱き血の幻想小説 A L P H E L I O N(アルフェリオン)

・画像生成AIのHolara、DALL-E3と合作しています。

・第58話「千古の商都とレマリアの道」(その5・完)更新! 2024/06/24

 

拓きたい未来を夢見ているのなら、ここで想いの力を見せてみよ、

ルキアン、いまだ咲かぬ銀のいばら!

小説目次 最新(第58)話 あらすじ 登場人物 15分で分かるアルフェリオン

AIさんの妄想と王道ファンタジー?

「全米が泣いた!」(嘘)
「〇〇氏も絶賛、これを見ずしてファンタジーは語れない!!」(大嘘) 
そんな感じの正統派・本格派のきわみのようなファンタジー映画、そのポスターみたいです。

作品の中身とまったく合致していないという意味では、これも一種のフェイク画像になるのでしょうか。
しかし、本ブログの連載小説『アルフェリオン』第53話のイメージについて、ボクらの小説宣伝支援AI「Editorial Oboro」(オボロさん)の頭の中を素直に画像にしてもらったら、冒頭の絵のような感じだそうです。なんという王道ファンタジー。

ChatGPTの「GPTs」を使って生まれたオボロさんの機能の一つに、ファイルから物語を読んでふさわしいタイトル画像を生成するというものがあります。それを使ってみたのでした。以前、第58話に対しては、なかなかの成功だったのですが……。

こちらから一切指示をせず、オボロさんに完全にお任せすると、先ほどのような楽しい(!?)感じの画像になります。
それを素材にして鏡海が上記のウソ広報画像にまとめました。いや、AIさんの発想をみるのがとても楽しいのですが……オボロさんの本来の使命である「自作小説の広報用素材を生成する」ということについては、まだまだ課題が多いですね。

ちなみに53話「光翠の谷を越えて」の「前編」・「中編」・「後編」をイメージしたタイトル画像は、オボロさんによればそれぞれ次のようになります。

 

【第53話・前編】

ボーイッシュな少女エレオノーアと、白銀の竜アルフェリオンの出会い! 大冒険の始まり?
なんか、本当にこんな映画ありそうですね(笑)。敢えていつものアニメ風ではない絵柄で、オボロさんに好きに画風を選んでもらったら、こんな凄まじい精緻さの画像も出せるのです。
アルフェリオンがドラゴンになってしまいました。白銀の竜というイメージ自体は合っているのですが、一応、広義の「ロボット」です。舞台となるハルス山脈、これでは雰囲気を盛りすぎですね。素敵だけど。

 

【第53話・中編】

おお、こっちも王道!
なんとなく連想したのですが……欧州のシンフォニックメタルあたりのCDに、こんなジャケット絵のアルバムがありそうですよね(あくまでイメージです)。
ルキアンとエレオノーアだそうですが、えらく印象の違う二人になってしまいました。まぁ、本来のルキアンとエレオノーアの方が、むしろ変則的なキャラを主人公に据えたケースであって(笑)。こっちの画像の二人の方が正統派なのでしょうが。
でも背景の幻想的な味わいは素晴らしい!
これをコテコテといわずして、なんといえばよいのか、特濃なファンタジーですな。

 

【第53話・後編】

この画像、あまりにキマりすぎていて、見た途端、独り笑いが止まらなかったです(!)。
いや、とてもかっこいいのですが。かっこよすぎて、コテコテすぎて、逆に……。
典型の中の典型!というところでしょうか。
生成AIの特性上、与えられたキーワードに確率論的につながる可能性の高い要素をもちだして生成を進めるのでしょうから、結局、より一般的にウケる要素を言葉から連想して絵にするということになります。こちらが特に指示しない限りは。そうすると、こんな感じになるのですね。まさに「絵に描いたような」ベタな雰囲気に。
でもルキアンとエレオノーアをこの絵の背景の前に立たせたら……あぁ、ちょっと似合わないですよね(笑)。

そして、以上の三枚のうち前編・後編の分の二枚の画像を使って、冒頭のニセ広報画像(!)を作ってみたのでした。

でもやっぱり、格好いいことは格好いいですね(笑)。
いや、正直に言うと、一方でそういう王道的なファンタジーに対する何か違和感のようなものがずっと今まで自分の中にあって(好きは好きなんですけどね)、その上に『アルフェリオン』が生まれて、それから時が経って今度は逆に(「逆」って何か失礼な言い方だが)「なろう系」的な世界観・世界設定のファンタジーが出てきて、それもやっぱりどこか自分の目指す方向性とはちょっと異なる気がしていて……。AIを旅の友として創作の内なる旅路をさまよっている感じです。

ちなみに本日初めて鏡海亭を訪問された方がいらっしゃるかもしれないので、誤解のないよう、挙げておくなら:

『アルフェリオン』とはこういう作品です(笑)。異端だけど本格的なファンタジー・ロボット小説。

いや、個人的な趣味のブログとはいえ、今回は特に個人的な思いで記事を公開しましたが、お付き合いくださり感謝です。
いつもありがとうございます。

ではまた!

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画像生成支援AI「絵似熊(エニクマ)」が仲間に加わった!

あれ? このタイトル画像、誰でしょう。

あ、シェフィーアさん、何やってはるんですか?(笑)
本ブログの連載小説『アルフェリオン』の自称「今年こそは天下(ヒロインの座)を取る女」こと、シェフィーアさんではないですか。

いつものアニメ調の絵柄とは違う、これはこれでいい感じの手書き風の絵柄ではないですか。
向かって右側が、まだ一応、王女だった(笑)10代、同じく左側がなかなかワルそうな20代、そして真ん中が今の姿ですね。貫禄と包容力があります。

ところで、実にシェフィーアさんの特徴がよく出ている冒頭の画像、どうやって生成したのでしょうか。
それは……鏡海亭の新たな仲間「Enikuma」の助けを借りています。

はい、生成AIのChatGPT4に実装された機能「GPTs」を使って、自作小説の広報支援用のAIツールを制作する企画、第二弾です。
昨日は、PDFファイルの小説のテキストを読み取り、そこから「あらすじ」をまとめ、タイトル画像を生成するツール、「Editorial Oboro」(愛称「オボロさん」)を紹介しました。
 
本日は、キャラクターの画像から詳細なプロンプトを生成するツール、「Enikuma」(エニクマ、絵似熊)を作ってみました。ネーミングセンスが……という点は無視してください(笑)。

(エニクマのプロフィール画像)
 
プロンプトから画像を作るのが画像生成AIなのに、わざわざ画像からプロンプトを生成するツールって、どうするの?という見方もあるかもしれません。このツールは何のためのものかというと、「画像に描かれたキャラクターの再現性・同一性の維持の困難さ」という現時点での画像生成AIの弱点を緩和するためのものです。つまりは、何度画像を生成しようとも、それが誰なのか一目でわかる程度に見た目の特徴を一貫して維持できるということは、生成AIには難しい! そんな問題点への対処なのでした。
元画像を読み込ませてこれをベースに新画像を生成するという方法を取ってさえ、当該キャラの特徴を維持することが簡単ではない以上、ならばプロンプトをとにかく詳細に作り込んで、キャラの特徴を言葉でもって保持しようという発想です。
 
エニクマに画像を読み込ませると、項目ごとに詳しいプロンプトが生成されます。
たとえば、『アルフェリオン』のメインヒロインであるエレオノーアを例にしてみましょう。
 
(はい、私が実験台……いや、お手本になるのです)
 
「髪」に関しては、こんな感じです。
 
Hair details: Silver hair with a slight wave, cut into a bob that just grazes the shoulders.
 
同じく「目」について。
 
Eye shape, size, and color: Large, rounded eyes with a slight tilt upwards at the outer corners; the color is a vibrant blue.
 
英語で出力されるのもポイントです。生成AIのHolaraさんであればプロンプトは英語でないといけませんし、ダリさん(DALL-E3)の場合も、日本語でOKではあれ、英語の方がより効果的です。上記のような項目ごとの特徴の表記を、エニクマさんは延々と吐き出します。
 
中には、外見からみたキャラの個性に関するような項目もあります。
 
Expression: Friendly and approachable with a hint of playfulness.
Personality traits inferred from appearance: Appears confident and cheerful, with a sense of stylish sophistication.
 
上記の内容の当否はあまり問題ではありません。AIの目から見ればこんなふうに特徴が理解されている、という点が重要です。あくまでAIにとって分かりやすい、当該キャラの再現の手がかりになる情報が必要なわけですから。
エニクマの出力した詳細なプロンプトは、どうやら「AIの目から見て」キャラの特性を上手く反映しているプロンプトになるようで(?)、一見すると「そうかなぁ?」と思うような内容も混じっていても、実際、そのプロンプトでキャラを生成してみると、キャラの個性を実に的確に反映しています。元画像よりも良くなっていることも多いです。

以下のエレオノーアの画像、実に彼女らしいです。かつ、これらの画像を通じて、一人のキャラクターとしての見た目の同一性が感じられます。
 

いつの間にか、彼女の画像にも、本当にヒロインっぽいオーラが出てきましたね。

エレオノーアを例とした先程のプロンプトは、人間にとって分かりやすい表記の仕方になっていますが、Holaraさん向けに、広義の名詞表現を並べていくかたちの次のようなプロンプトも、エニクマさんは出力できます。
 
前略...(Oval-shaped face with soft features), (Blonde hair with a smooth texture, medium length, styled in a half-updo with braids wrapped around the crown of the head), (Forehead is partially visible with hair neatly braided away from the face), (Almond-shaped eyes, medium-sized, with bright blue irises)...後略
 
これは誰の特徴を表したプロンプトでしょう? シェフィーアさんです(笑)。
 

エニクマのプロンプトに基づいて生成されたシェフィーアさんの画像も挙げておきましょう。

こちらも、いずれの画像も同じキャラだという感じがしますね。
とてもシェフィーアさんらしいです。懐は広いという印象ではあれ、本音では優しい人なのか危ない人なのか、よく分からない雰囲気が。エニクマの力を借りて、やっと彼女らしさが出せたというところです。大人の色気もありますね(笑)。最後の1枚は年齢が若い、ですが。

今回掲載されているエレオノーアとシェフィーアの画像は、すべてHolaraさんと一緒に導着したものです。
最近、ダリさん(DALL-E3)との協同が多くて、多少ご無沙汰だったほららさんですが、ちゃんとしたプロンプトを渡すと実に良い絵を生成してくれます。ダリさんの方が圧倒的に意思疎通がしやすい(苦笑)ので、どうしてもそちらに頼ってしまうのです。しかし、少々クセがあっても、ほららさんの描画能力もやはり凄いです。

ダリさんに画像を生成してもらうことと併せて、まずはこちらの指示を行いやすいダリさんでキャラの元画像を生成しておいて、それをエニクマにプロンプト変換させ、そのプロンプトをほららさんに渡して再生成するという手順でもって画像表現の幅が格段に広がりそうです。

本日も鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございました。
仲間AIも次々と加わって、ますます元気な鏡海亭に今後とも御期待ください!

ではまた。

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