鏡海亭 Kagami-Tei  ネット小説黎明期から続く、生きた化石?

孤独と絆、感傷と熱き血の幻想小説 A L P H E L I O N(アルフェリオン)

・画像生成AIのHolara、DALL-E3と合作しています。

・第58話「千古の商都とレマリアの道」(その5・完)更新! 2024/06/24

 

拓きたい未来を夢見ているのなら、ここで想いの力を見せてみよ、

ルキアン、いまだ咲かぬ銀のいばら!

小説目次 最新(第58)話 あらすじ 登場人物 15分で分かるアルフェリオン

外の世界、流界波止場の向こうはどうなっているの?

本ブログでの連載に向けて、構想中の小説『Kai's Blitz』!

上掲の今回のタイトル画像も、なかなか味のある雰囲気です。例によって、生成AIのChatGPTおよびDALL-E3さんの力を借りて画像を導着しています。主人公クナンの隣に、カイである「深夜の交差点に立つ白い女」が一緒にいるのもいい感じです。彼女(?)のクラスは「ミトス」(民間伝承や都市伝説などが実体化した存在)。クナンとのツーショットは初めてですね。いや、「深夜の交差点~」ではなくて、名前を付けてあげた方が……。

それはさておき、主人公クナンが最初にたどり着いた「流界波止場」の外の世界は、いったいどうなっているのか? そろそろ知りたいと思っている方もおられるかもしれません。その件、今回の記事で簡単にご紹介です。

 

クナンがお世話になる三番街を含め、流界波止場があるのは「夢里浜」(ゆりはま)という海浜地区です。
そして夢里浜地区は、「胡蝶市」(こちょうし)という街の一部です。

流界波止場には、基本的に危険な地域はありません。
夢里浜地区にはいくつかの危険ゾーンがあります。例の廃校、旧・夢里浜中学校跡もそのひとつです。

そして、現在、夢里浜地区は、胡蝶市内の他の地域と一時的に断絶しているも同然なのです。交通機関(車)で夢里浜から外部に移動できる唯一のルートに位置する、トンネルが使えないからです!


ここには、数日前からかなり強力なカイが居座っていて、これを何とかしない限りは通ることができません。
市内に至る他の経路として、一応、徒歩で抜けるルートはいくつかあるようですし、船を使うという手も考えられるにせよ。しかし自動車が出入りできないのは厄介です。ここをどうクリアするかが、当面の目標ですね。

それから、もう少し大きいレベルで、実は胡蝶市一帯も他の地域から現在隔絶されています。
こちらはさらに難問で、不可解な濃霧が結界のように市を取り囲み、これを抜けることが難しいのです。正体不明の非常に強力なカイが霧の中を徘徊していて、通ろうとする者の犠牲が絶えません。あるいは霧の中で何故か迷って行方不明になったり……。

この霧の原因を探り、それを排除するのが、おそらく主人公たちにとって、もう少し長期的なところでの目標ですね。
そして、唯一、霧がまだ比較的薄めで通り抜けられそうなルートは……。


やたらに膨大な数の(!)呪符による結界が張られ、ただの武装した民間人ではなく軍隊(?)のような人が警備する、この入り口の向こうです。これは、絶対入ったらダメなところですね…。

他にも、この竹林に入るゲートは、こんな異様な様相です。入ったらもう二度と出てこれない雰囲気ですが。

この不気味さマックスの竹林の道を突破しない限り、胡蝶市から外へはおそらく出られません。クナンや、コトネ女将たち波止場街の面々は、どのように乗り越えるのでしょうか。

 ◇ ◇

いつも鏡海亭にお越しいただきありがとうございます。

こうしてAIさんの力を借りて、画像で想像を膨らませていくと、『Kai's Blitz』の作品イメージも作者の頭の中で相当膨らんできました。いや、文字だけではなく絵の力も借りないと想像を膨らませられない小説の書き手って、どうなの!?という話もありますが。いいえ、単に作品を制作・公開するためだけでなく、その過程を作者本人もどっぷり楽しむためにですよ(笑)。それもまた、アマチュア作家の特権(?)ではないですか。

連載小説『アルフェリオン』でもすでに実施してきましたように――作品をただ公開するだけではなく、その舞台裏や公式ネタバレ(苦笑)なども含め、さらには今回のように設定の時点から、読者様方と一緒に作品を育てていくのが(かつての個人のサイトやブログがベースでの)ウェブ小説の醍醐味、独自の作品観かと個人的には思っています。
お付き合いいただけましたら幸いです。

ではまた!

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