鏡海亭 Kagami-Tei  ウェブ小説黎明期から続く、生きた化石?

孤独と絆、感傷と熱き血の幻想小説 A L P H E L I O N(アルフェリオン)

生成AIのHolara、ChatGPTと画像を合作しています。

第59話「北方の王者」(その1)更新! 2024/08/29

 

拓きたい未来を夢見ているのなら、ここで想いの力を見せてみよ、

ルキアン、いまだ咲かぬ銀のいばら!

小説目次 最新(第59)話 あらすじ 登場人物 15分で分かるアルフェリオン

第54話「御子の力」PR画像、そして例の二人による……。

連載小説『アルフェリオン』、突然、第53話でヒロインの座に躍り出たエレオノーア。
「そんなのありかのアルフェリオン」(笑)の面目躍如たるところですね。思えばナッソス城での戦いが始まって以来、ジェットコースター的な展開が止まらない『アルフェリオン』です。
 
そして先日終了した第53話に続き、第54話が近々始まります。
その第54話のPR画像、初公開です!
 
 
え、エレオノーアちゃん消えてしまうのか!?と衝撃の内容です。
PR画像に続いては、この間の物語に関し、例によってあの二人に語ってもらいましょう。
 
こんにちは、「道を踏み外した」人です(笑)。
いや、私が「お姫様」だ。
(詳しくは連載小説『アルフェリオン』第53話参照)
 
シェフィーア様、それをいうなら、「元」お姫様でしょう。
変態・吸血・動物虐待姫。それは国王陛下も縁を切りたくなりますね。
 
レイシアは相変わらず手厳しいな。。。
ところで、最近の連載小説『アルフェリオン』、ものすごい展開になってきたようだな。
実は私が姫であったとか。
 
元・姫の件はもう結構ですから。
 
あぁ、また別の機会に。
それで、あのエレオノーアというのは一体何なんだ。
第50話過ぎてから突然出てきて、たった1話でヒロインの座を鷲づかみ。
いや、けしからんことに、ルキアンの心まで鷲づかみに!?
 
そういえば、同世代のキャラとルキアンがいい感じになったのは、珍しいですよね。だいたい、子供やおば。。。いや、お姉さんの登場キャラには変に人気がありますが、同年代からはあまり相手にされていなかったですからね。
 
しかも、第53話、何気にものすごい事実がいくつも出てきてるんだが。
個人的に最も気になったのは、真の闇の御子は二人でひとりということだ。
しかも、ルキアンと対になる御子はもう存在していて、それはエレオノーアではないというではないか。
 
そこですか。。。(頭を抱える)
 
あぁ、そうだ。もし私がルキアンと対になる御子だったらどうしようかと。ワクワクして夜も眠れん。
 
その心配はまったく御無用です、シェフィーア様。
ルキアンの対になる御子は、血のつながった姉、普通の人間だった頃の名はエメレーアですよね。
しかも、シェフィーア様とは歳が全然合わないです。
 
うぅ。。。そこを言われると。
ただ、そうすると、エレオノーアがどんなに頑張っても、ルキアンのアーカイブにはなれないということか。
 
はい、ここで緊急速報です。
次回からの第54話では、エレオノーアの命が終わりを迎える、そうですよ。
さっき、鏡海さんがtwitterで宣伝していました。
 
何? いや、実は、第53話の最後のエレオノーアの言葉が、よくあるフラグ、いや、特大級の死亡フラグだと思ったんだが。決めました、宿命を越えておにいさんに着いてゆきます、一緒に行きます!と。大体、ああいうのは、結局一緒には行けない話になる。旅立ちの日に待ち合わせをしていても、いつまでも来ないパターンとか……。
 
シェフィーア様、嬉しそうな顔で言わないでください。それはさすがに鏡海さんに怒られますよ。
 
構わんよ。私に人徳を期待する方がおかしいぞ。
 
人には言えない過去を小説本編でバラされたので、開き直りましたね。。。
いつもいつも仕方のない人ですね、シェフィーア様は。
 
いや、どうも変だとは思っていたんだ。
物語の途中で、いきなり目立つ美少女キャラが出てきて、主要キャラと急激に親密になり、これからというときに退場していくというのは、よくある話だろう? その主要キャラが普段は非モテっぽい場合は、特にだ。
まぁ、ワールトーア編での流れから考えると、エレオノーアの登場と退場は、「聖体降喚(ロード)」の非道さをいっそう強く読者に印象づけつつ、主人公ルキアンに新たな決意をさせるエピソードとして、ありがちといえばありがちだ。
さようなら、エレオノーア、君の活躍は忘れない……。
 
勝手に殺さないでください。ひどいですね、新手のいじめですか?
 
しかし、エレオノーアの背負っている宿命、「ロード」で生み出された不完全な御子の身の上には、言葉を失った。だが、ロードを行っている張本人たちが、悪の組織ではなくて、この世界を守るために敢えて心を鬼に、ではなく、心を悪魔にして行っているという点は、救い難いな。
 
そうですね。ただ、ロードを行っている「僧院」について、たとえばマスター・ネリウスの場合には、本当は優しい性格の彼が敢えて残虐非道なことを行わなければならず葛藤を抱えているのが分かりますが、人の苦しむのを単純に楽しんでいるキャラもいますからね。
 
あはは。僕のことかな?
 
こやつのことだ。ヌーラス・ゼロツー。なんだかんだ言っても比較的善人の多い『アルフェリオン』の登場人物の中で、ファルマスと並んで飛びぬけて性格の悪いキャラとして一、二を争う(苦笑)。第53話でも、エレオノーアをルキアンの目の前でレイプさせようとして、山賊をけしかけたというとんでもない奴だ。
それなのに、今回は貴重な全身画像まで用意してもらっているとは、けしからんにもほどがある。
 
いや、僕だって犠牲者なんだよ。不完全な執行体だから、いつ死ぬかわからないんだよ?
 
これまで性別不明キャラだったのに、今回の全身画像で地味にばらしてますよね。女性だったと。
 
嫌われ役だったのに、どこかで急にキャラ変して、ヒロインの座を狙いだしたら困るな。
 
鏡海さん、そういうの大好きですからね(苦笑)。
 
 ◇
 
本日も鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございました。
 
「コスパ」ならぬ「タイパ」(タイム・パフォーマンス)がしばしば言われている昨今、それとは真逆の位置にある『アルフェリオン』をいつも応援いただき、率直に感謝です。冗長なストーリー展開と、必要以上に多い登場人物、どうでもいいところに関しても無駄に細かい描写など、でもそれが「贅沢」です。
 
創る側にとっても読む側にとっても、何かの投下に見合う効果を度外視したところに、創作のもつ「贅沢」さがあります。しかも、プロ以上にアマチュアにとって、そのパフォーマンス度外視はなおさらのことです。
ただ自らの満足と、それを一定理解してくださる読者様方のために、思うがままに描く。
人の生き死にや社会の行く末に直接は関係ないことに敢えて全力をつぎ込む。趣味だからこそ全力でいかせてもらう(笑)というところです。しかし、その一見無意味に見える行為のもつ何らかの豊かさが、人がより愉しく生きる、より自分の思うように生きることを、回りまわって支えることもあるかもしれません。
 
長くなりましたが、今後とも『アルフェリオン』をお楽しみいただけましたら幸いです!
 
ではまた。
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