鏡海亭 Kagami-Tei ウェブ小説黎明期から続く、生きた化石? | ||||
孤独と絆、感傷と熱き血の幻想小説 A L P H E L I O N(アルフェリオン) |
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生成AIのHolara、ChatGPTと画像を合作しています。
第59話「北方の王者」(その1)更新! 2024/08/29
拓きたい未来を夢見ているのなら、ここで想いの力を見せてみよ、 ルキアン、いまだ咲かぬ銀のいばら! |
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さよなら、真のヒロイン?
連載小説『アルフェリオン』、先日更新の第54話(その3)では、エレオノーアがまさかの……!!
消滅……。そんなのないですよね。
幸せに包まれた場面から、突然に終わりが来るとは。
本当に消えてしまいました。
「消える消える詐欺」(?)などと言われていたエレオノーアですが、ルキアンの腕の中で実際に消滅して……。
でも最後には「わたしは、あなただけのために咲く花です」と言い残し。もう、堂々のヒロインではないですか!(涙)
以前に出てきたヴァイゼスティアーの花の伝説が、エレオノーアの想いとあんなふうにかかわっていて、そして最後の「あなただけのために咲く花」につながっていたとは。
まるで、Holaraさんにも感情があるのではないか(ないです!)と思い込みそうなほどの、エレオノーアの最期に対する生成AI渾身の一枚です。
ちなみに、これは採用画像です。
以下、例によって、惜しくも採用されなかった生成画像をご紹介です。
まず1枚目。
これだと、ちょっと、気持ちが真っすぐすぎる感じなのですね。
エレオノーアは純粋そうでいて、いや、実際とてもピュアで、しかし、それでいてあれでもかなり屈折している女の子ですから。
2枚目。これは、ちょっと気持ちの強さが足りない気がします。難しいです……。
そして、最後まで迷った1枚。でもこれは、色々と作為的すぎるんですね。
しかし、いずれの絵についても、Holaraさんありがとう、です!
それから、第54話(その3)では、エレオノーアの影に隠れて、ヌーラス・ゼロツーの心情の描写が従来から大きく踏み込んだ感じですね。一気に人間臭くなったというのか……。これまでは「ゼロツー」という記号同然の名前で呼ばれていた、しかも性別不明だったキャラが、ここにきて「エリス」という本来の名前まで明かされる点も、なんともです。
今回、エリスとエレオノーアが、とても対照的に描かれていました。エレオノーアが可哀そうであるのは勿論なのですが、しかし「ゼロツー = エリス」だってよく考えてみれば悲劇的だという。むしろ皮肉にもエリスの惨めさが際立って……。まわりの人たちの想い、優しさに包まれていたエレオノーアとは違って、エリスの場合、誰も助けてもくれなければ、大切に想ってもくれないのですよね。それなのに強がって、悪女ぶって、「愛をちょうだいよ」と師のネリウスを面白半分に誘惑するエリスの姿は、痛々しく、哀しかった。ヒロインの一世一代の場面に、あれをぶつけてくるとは、作者もなかなか悪いですね(苦笑)。
いずれにしましても、本日も鏡海亭にお越しいただき、感謝申し上げます。
次の第54話(その4)が大変気になりますが、引き続き、お楽しみに。
ではまた!