健康定食BLOG版

心も身体もほっとするオリジナルレシピを中心に、レストランや食材なども満載の食ブログ

楽園からの贈り物

2006-02-08 23:20:01 | 
ウクレレ主義

子どもにウクレレを
少年にウクレレを
青年にウクレレを
大人達にウクレレを
団塊の世代にもウクレレを

お年寄りにもウクレレを
健やかなる人にウクレレを
病める人にもウクレレを

善人にウクレレを
悪人なおもてウクレレを
すべての人にウクレレを


みんなでウクレレを弾きましょうというお誘いです。この世の中に、ウクレレを弾く人がひとりでも増えていけば、この世界は少しだけいい方向に向かうような気がします。

先日、あるイベントでご飯を食べた後に、僕がウクレレをぽろんぽろんとやり始めたら、ひとりの男の子が近づいてきました。彼は、僕には見向きもせずにウクレレの弦を触りたがります。どちらかといえば不作法なやり方で。でも、彼がウクレレに思い切り興味を示しているのがわかったので、僕はその男の子にウクレレを持たせてあげ、一番簡単なCのコードを教えてあげました。1弦の3フレットを薬指で押さえるだけの簡単なコード。最初は、それすらうまく音が出ないのですが、3度目か4度目にきれいな和音が出ました。ぽろろーん。彼は、僕に向かって笑顔を見せてくれました。それまで、どちらかといえば無表情なその男の子に浮かんだ、至福の笑顔。そして彼は僕に向かって、その笑顔のまま拍手をしたのです。僕は、ちょっと大げさと思われるかもしれませんが、泣きじゃくりたいのを我慢したほど感激しました。

彼の心の中に、ウクレレのコードが、素敵な和音が鳴り響いた瞬間だったのです。ハワイ生まれのコアの木が、薄いコアの木が生んだ響きが人の心を動かした瞬間だったのです。僕は、この瞬間のことをずっと心に留めていました。これが何を意味するのか? ということを。そして、この文章みたいなことを考え始めたのです。あまりにも、ナイーブ、あまりにもお馬鹿なアイディアなのですが、結構マジなんです。

いま、日本のウクレレ人口が、0.2%だとしたら、これを2%に、そして20%、いや60%くらいにならないかな、と思っています。ウクレレは、どんな仕事の人の趣味欄にも似合います。内閣官房副長官、趣味ウクレレ。一級建築士、趣味ウクレレ。音楽家、趣味ウクレレ。農家、趣味ウクレレ。ニート、趣味ウクレレ・・・。

ウクレレは、ハワイ生まれの楽器です。ハワイが楽園かどうかはわかりませんが、ウクレレが楽園生まれの楽器であることは確かです。これをお読みになったウクレレ趣味の方、どうか、この遠大にして壮大な夢の実現に力を貸してくれませんか?