南島は、父島の南に位置する小さな島で、現在一度に上陸できるのが15人以内、ガイドと一緒でなくては上陸できないなど厳しく上陸が制限されています。アーチ状の岩の中をスノーケリングでくぐり抜け上陸しました。石灰岩でできた小笠原随一の景勝地で、世界的にも珍しい沈水カルスト地形の島です。ディカプリオの『ザ・ビーチ』を思わせる、本当に美しいビーチです。制限がいろいろとあるのは、不便なような気もしますが、あまりにも島自体が小さく、人間が気兼ねなく荒らしたら1週間で壊滅してしまうようなところなので、致し方ありません。モラルのない人がいるのは事実ですから。
和紙っ魚と書いて「わしっこ」と読みます。父島に移住した成瀬勉さんという方が和紙を使って、立体的なお魚のオブジェを作って売っていました。そのZizyこと成瀬さんが、今年の4月に亡くなられました。今回の父島行きの目的のひとつが、この成瀬さんにお会いすることだったので、すごくショックでした。亡くなったことも知らなかったというのは、親しくしていたわけでも、定期的に連絡を取っていたわけでもなかったからなのですが、5年前に伺ったときにチャーリー・ブラウンというお店で少しだけお酒をご一緒した思い出があります。和紙っ魚自体は、後継者の方が引き継がれていますが、作風は少し変わってしまっています。
8年ほど前に行ったときに購入したフエヤッコは、実家のテレビの上に飾られていますが、驚くべきことにほとんど焼けもなく、色あせも少ないのです。和紙の力なのか、Zizyの隠し技でもあったのか? とにかく、おみやげ品というよりも、アートだと僕は思っています。リアルでありながら、どこかユーモアを湛えたお魚たちの表情。享年71歳。まだまだ早すぎる死でした。
写真は、ホテルホライズンのロビーに陳列されている作品群。お店のホームページは休止中なので、興味のある方はhttp://www.ogasawara-channel.com/zizy/をご覧になってください。
8年ほど前に行ったときに購入したフエヤッコは、実家のテレビの上に飾られていますが、驚くべきことにほとんど焼けもなく、色あせも少ないのです。和紙の力なのか、Zizyの隠し技でもあったのか? とにかく、おみやげ品というよりも、アートだと僕は思っています。リアルでありながら、どこかユーモアを湛えたお魚たちの表情。享年71歳。まだまだ早すぎる死でした。
写真は、ホテルホライズンのロビーに陳列されている作品群。お店のホームページは休止中なので、興味のある方はhttp://www.ogasawara-channel.com/zizy/をご覧になってください。
小笠原では、現在アオウミガメの産卵、孵化の季節です。父島では、ペンションなどの並ぶ湾岸通りに隣接した浜にもウミガメは産卵に来ます。懐中電灯を向けたり、大きな声を出しただけで警戒してウミガメは逃げてしまいます。注意を呼びかけてはいるのですが、それも徹底せず花火を上げている高校生の姿も。
ウミガメの生態って、まだまだわからないことも多いようで、1回の交尾で4回ほどの産卵を行うそうです。その間、精子を貯めておく器官を持っているのだとか。一回の産卵で400~500個の卵を産みます。産卵に戻ってこれるのは、1/1000程度。孵化したカメは、一目散に浜から海に飛び込みます。その際に、時折浜を振り返って見るのだそうです。それは、浜の風景を目に焼き付けるためなのか。この仕草がとってもかわいいのだそうです。というか、胸を締め付けられる。とにかく、成長したカメは同じ浜の同じポイントに産卵に来るといわれています。写真は、海洋センター(通称カメセンター)で、生後2日の赤ちゃんカメ。
なお、この写真はセンターの方にお願いして、カメを手にとってもらっています。勝手につかんだりしないようにしてくださいね。
ウミガメの生態って、まだまだわからないことも多いようで、1回の交尾で4回ほどの産卵を行うそうです。その間、精子を貯めておく器官を持っているのだとか。一回の産卵で400~500個の卵を産みます。産卵に戻ってこれるのは、1/1000程度。孵化したカメは、一目散に浜から海に飛び込みます。その際に、時折浜を振り返って見るのだそうです。それは、浜の風景を目に焼き付けるためなのか。この仕草がとってもかわいいのだそうです。というか、胸を締め付けられる。とにかく、成長したカメは同じ浜の同じポイントに産卵に来るといわれています。写真は、海洋センター(通称カメセンター)で、生後2日の赤ちゃんカメ。
なお、この写真はセンターの方にお願いして、カメを手にとってもらっています。勝手につかんだりしないようにしてくださいね。
8月1日から6日まで小笠原諸島の父島に行っていました。現地には、インターネットカフェなどもあり、そこからアップしようと思っていましたが、そんな時間もなく、1週間のご無沙汰になってしまいました。
父島には東京の竹芝桟橋から小笠原丸という船に乗って25時間半。現地で3日滞在して父島から竹芝へ。船中2泊、現地3泊が1セットになっています。でも、これも来年からスーパーライナーオガサワラという高速船が導入され、事情も変わってくることと思います。高速船といっても、25時間半が17時間に変わるだけですが。
というわけで、この小笠原丸に乗るのはこれが最後という気持ちで乗ってきました。上の写真は煙突部分。下の写真は二見港に入港する小笠原丸。
父島には東京の竹芝桟橋から小笠原丸という船に乗って25時間半。現地で3日滞在して父島から竹芝へ。船中2泊、現地3泊が1セットになっています。でも、これも来年からスーパーライナーオガサワラという高速船が導入され、事情も変わってくることと思います。高速船といっても、25時間半が17時間に変わるだけですが。
というわけで、この小笠原丸に乗るのはこれが最後という気持ちで乗ってきました。上の写真は煙突部分。下の写真は二見港に入港する小笠原丸。
