健康定食BLOG版

心も身体もほっとするオリジナルレシピを中心に、レストランや食材なども満載の食ブログ

揚げ出汁豆腐

2006-01-22 20:26:12 | 
久々のレシピです。豆腐を揚げるのは、なかなか大変なので、かつて失敗ばかりしていましたが、きちんと水切りをすればうまくいくとわかったのが最近。料理には、何もしないで待つという作業も必要なのです。こんなこともわからなかったなんて。本当に人間、いつまで経っても未熟なのです。

[材料]絹ごし豆腐1丁、大根適量、出し汁600cc、酒大さじ2、砂糖大さじ2、醤油大さじ3、みりん大さじ1、豚バラ肉薄切り100gほど(なくても可)。

[下準備]豆腐の水を切ります。パックから出して、皿に置き、下にたまった水をときどき切りながら、最低1時間は水を切ってください。昆布と鰹節で濃いめの出汁を取ります。出し汁が命ですから、ここはしっかり。煮立った出し汁に、調味料を入れ、準備完了。大根はおろします。

[調理開始]豆腐は6等分し、さらに水を切ります。油を180度まで熱します。片栗粉を皿に広げ、豆腐の6面に均一に片栗粉をまぶし、油に入れます。箸で入れるとへこみができるので、がんばって手で入れます。しっかり水切りしてあればはねることはありません。じっと、待ちます。いい焦げ色がついて、周囲が堅くなるまでひっくり返しながら揚げていきます。揚がった豆腐は油を切り、煮立った出し汁に入れすかさずバラ肉を投入、色が変わったところで、大根おろしを入れ暖まったらできあがり。

人間の可能性は限りないんです

2006-01-21 21:41:49 | 
御無沙汰です。なんだか、忙しすぎて、自分のBLOGも見ていませんでしたが、知らないうちに妙なコメントがいっぱいついていて、削除したらいいものかどうか、全部英語のサイトなので、それだけで疲れちゃいました。今日は東京地方も雪で、雪国の人には笑われちゃうと思いますが、電車も遅れていたり大変でした。おまけに風邪で、病院に行くにもタクシーも捉まらず、全部電車で移動して、つらかった。というと、意外にそうでもなくて、雪景色に少しだけ心うきうきしたり。

で、これは人間性の心理学の入門書です。面白かったです。『トランスパーソナル心理学入門』の本は紹介して、その後、いろんなトランスパーソナル心理学の本を読みあさったりしているのですが、こんなにストレートに心の中に入ってくるものはなくて、概論的に書いてあるのになぜか胸が熱くなったりもします。トランスパーソナル以前の記述だから、わかりやすいのかもしれませんが、扱っている内容はトランスパーソナルに他なりません。中でも成長体験に付きもののピーク体験のありようが、すごく具体的です。ピーク体験というのは、自然や自然の事物との合一感、自己が広がっていくと同時に、自己が消えてしまう体験。すごくわかりやすい例でいうと、風邪で高熱が3日続いたとします。4日目の朝、熱が引いてすっかりよくなった時。体が軽くて、見るもの聞くものが新鮮だったりしますよね。普通の日常が熱のある状態、熱が引いてすべてに対して新鮮な気持ちになったのが、ピーク体験って思います。その小さいのは、感動的な映画を見たり本を読んだりした後の生まれ変わった感覚とか。

この本のいいところは、そういった清らかな、きらきらした体験に裏打ちされたプラスのイメージばかりでなく、どろどろしたダークサイドにも目を向け、同じように貴重なものとして取り上げていること。「人間的な成熟もいわゆる精神主義的なものではなく、さまざまな欲求も、またどろどろした感情も含めてのものである。きれいごとではない内面の受容によって生命性の回復をみるケースは数多い」といったところとか。すごく理想の高い人の中にもくらいどろどろしたものがある。それを認めることからスタートできるっていうか。小さな本ですが、きっと宝物になってくれるはずですよ。

『人間の可能性と限界 真の自己を求めて』(水島恵一著 大日本図書 950円)

366日空の旅

2006-01-08 16:37:40 | 
現在、日本でもっとも生彩を放っている出版社はピエブックスだと思う。いつもうらやましいなと思うのが、これだけのカラーページで、これだけのボリュームで、よくこんな値段で出せるな、ということ。そのピエブックスの中でも、最近のおすすめは、この『かけがいのない地球 366日空の旅』。1年366日、一日ごとに美しい航空写真と、それにまつわるエコロジーなテキスト。写真だけを眺めるものよし、テキストを熟読するものよし。このボリュームで3990円。安いです。普通に暮らしていると、これらのシーンの一つも見ないで死んじゃうのかな、と思うと寂しい気もします。今年はアイスランドに行くぞ! って決めたんですが、どなたか先達がいらっしゃったら、お知らせくださーい。