相撲史に関心・興味のある方どうぞ

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二日目で2人とも…

2015-02-19 21:11:35 | 日記
現在執筆中の拙稿「全敗力士が消えた星」<上>
篇━前日迄の全敗者数が複数〔と云っても3人以上
の場所はない。〕なのが明治前期〔元~十六年〕に
8場所━。

明治二年冬場所は二日目、中入り前に両國が白星を
得て、中入り後に尾上が白星で幕内全敗が消えた。
両者とも幕下が相手だった。

 翌三年春場所も二日目、中入り前に幕尻の箕島が
白星、中入り後に田子ノ浦が白星で全敗が消えた。
両力士とも相手は幕下“二桁”である。

 四年冬場所も二日目、中入り後の取組で荒馬が
白星を得ると、その2番後、鯱ノ海も白星で全敗が
いなくなった。

 七年春場所も二日目、中入り前に鬼ヶが白星、
中入り後に鷲ヶが幕下16枚目の嶋田川から白星で
全敗が消えた。

 今夜は中途半端だが、これにて失礼したい。
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61年前の読切り「人國記」

2015-02-19 12:43:32 | 日記
相撲協会機関誌と銘打つ『相撲』の昭和二十九年
九月号“読切り”「…人國記」より━。

 横綱初代の明石志賀之助には異論もあるようだが、
彦山光三氏ほどの「飽くなき」考証家も、どうやら
初代(但し彦山先生は決してこの“代”の字を使わ
ない。横綱“第一人目”である)を明石と決めた
らしいから、安心して栃木県(下野の國)の巻冒頭に
この名を引用しよう。寛永元年(将軍は三代家光)は
同じ寛でも、谷風・小野川時代の寛政(将軍は十一代
家斉)よりも遥かに古い。〔中略〕七尺五寸、四十九貫
というのは少し怪しいが、ともかく本朝勧進相撲の
家元で、素晴らしく強くそして人品コツ柄、ともに
堂々と立派な力士であつたようである。いくら詮索
してもワカらぬと相場がきまつた以上、なるべく
エラそうに、華々しく書いた方が読む方でも楽しい
であろう。〔後略〕

 今上天皇は125代とされているが、初代の神武天皇
を実在人物とする学者は殆どいないであろう━初代
だけではない…。
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