out of curiosity #2

二つ目のブログに突入~!
ホッケー&山歩きで日光周辺に出没ちぅ!

白馬八方尾根・唐松岳 ~竜神様の住む池に~

2016-07-18 15:00:23 | 山登り in 長野県エリア

2016年7月11日(月)
八方池を見晴らす

 奥には左から、天狗の頭から鑓ヶ岳に続く尾根、鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳、その先少し低く平らに見えるのが小蓮華山、右に切れかかっている辺りが乗鞍岳、かな?
 前日10日の栂池自然園はこの写真右端辺りの山中にあったのだなぁ、と思う。
 写真にはベンチでザックをおろすやまとそばさん、湖畔を歩くyukoさんが写っています。w

 さて、登山レポ行きましょう。


 朝景撮影、朝ご飯を終え、支度も整い、いざ出発です。 見上げるとワクワク、浮足立ってしまうような空と景色です。


空と景色だけでなく、そこここにお花が咲き誇り、上を見たり下を見たり、それはもう大変です。w


イワシモツケは至る所で満開。


五龍岳が大きな姿を現し始めました。


photo by やまとそばさん
「八方尾根自然研究路」と名付けられたこのルートからは11峰の日本百名山が望め、
ここにしかない固有種の高山植物も見られるというのですから、そりゃ止まって座り込んでしまいます。


オオバギボウシなど


タカネナデシコ、キンコウカなど


どんどん登ります! 写真真ん中の一番高い所に階段が見えます。
「あそこに行くんだ?」って言う感じ。


photo by yukoさん
で、階段。 振り返るとこんな感じだったんだぁ~!
前と下ばかり見ていました。w


右を見れば、ヤマブキショウマと白馬三山


左を見れば、タテヤマウツボグサと鹿島槍ヶ岳。


photo by トレッキングさん
後ろを見れば、うわぁ! こんなに高くなった!


また左を見れば、遠くに鹿島槍ヶ岳、五龍岳。 お花はシモツケソウ、イワシモツケほかたくさん。


そしてまた右を見れば白馬三山と、ヤマブキショウマとか白っぽいのは何だろう?


そして正面に唐松岳山頂は見えている?
不帰ノ嶮がもう見えてきましたね!


どれが山頂?
雪渓が見える。 あの辺を歩いて行くのかな?o(^o^)o


すごい景色になってきました! 手前はコメツツジ。


で、第二ケルンとうちゃ~くっ!


photo by トレッキングさん
これはまだ顔が付いてないやつだよ~。w


クモマミミナグサ。 北アルプスにしかない特産種だそうです。


イブキジャコウソウ


キバナノカワラマツバ


photo by トレッキングさん
ようやく来ました八方ケルン。 顔がついてるやつ。w


そしてとうとう見えました! 八方池!!\(^O^)/
やまとそばさんと yukoさんは湖畔の方へ下りて行きます。
トレッキングさんと私はまず上の方から全体像を撮ってから降りて行きます。


八方池。 標高 2,060m。
全体像はこんな感じ。 一回目にしてこんなに良く見えて良いのでしょうか。
もう今年の運を全部使い果たしちゃったんじゃないかと思うほど。(^o^;
本当に美しくてどうしたらよいかわかりません。 もう、シャッターを押すだけの放心状態。w


湖畔に下りました。
わずかに風が吹いており、水鏡とは言えませんがそれでも充分です。
平日の朝7時50分ごろ。 向こう岸に見えた人はわずか一人。
今回この日に来られたのも本当に幸運でした。

八方池には竜神様が住むと言われ、人々は雨が降らないとここに雨乞いに来るのだそうです。
竜神様も今日はお休みで、ゆっくり寝てるのかな。
本当に良い天気だ。。。

撮影に夢中になっており、ふと見回すとやまとそばさんがいない。
あれ? もう歩きだしちゃった?


photo by yukoさん
いえいえ。 
やまとそばさんもここにすっかり馴染んでいました。w

みんな何を語るでもなく、同じような頬笑みを湛えて同じ方向を見ている。
不思議で温かい共通点。


photo by やまとそばさん
そんなひと時! ちょっとお邪魔してすみませ~んっ!w
15秒で終わりますからぁ~っ!!ヾ(≧∇≦)ノ"

さて、はよ山頂を目指しましょう。w



白馬八方尾根・唐松岳 ~雲の海~

2016-07-18 11:13:07 | 山登り in 長野県エリア

2016年7月11日(月)
八方池山荘上の展望台より夜明け(3:46a.m.)


3:58a.m.


4:44a.m.


4:46a.m.


4:48a.m.


5:04a.m.


photo by トレッキングさん

 朝3時起床。 暗いうちから星景を撮れるかと勇んで外に出ましたが、うす雲がかかり星はあまり見えませんでした。
 なので、見晴らしの良い少し上の展望台までヘッデンを点けて登って行きます。 こういう時グループだといいですね。 一人では怖くて山荘前から動けませんから。
 少しでも星を撮ろうと試みますが、アタフタしているうちに水平線は紅くなり、オートフォーカスが効くほどになってしまいました。(^o^; 

 この日の日の出時刻が4時39分。 一番上の写真ほど明るかったわけでもないのですが、3時台から東の空は紅く色づいていました。 刻々と変わる空の色。 雲海の景色。 高い山肌の色。 何もかも捉えるには壮大すぎます。

 風も気温も穏やか、快適この上ない、しかもこの美しい景色の中での撮影に充分満足していました。

 さて! この日はいよいよ唐松岳山頂に向かうのです! 部屋に戻って支度をして、6時から朝ご飯。 5時ごろ撮影終了できましたので、準備には充分です。


こちら泊まったお部屋。 明るく広くてきれいです。 電気が点きます。


11日の朝ご飯です。
テーブルには早朝からお湯とお茶が用意されており、各自自由にサーモスにお湯を入れさせてもらえます。


ちなみにこちら10日の夕食です。
小鉢のお野菜も美味しくて、お汁にはイワシ団子(?)が入ってた!


photo by やまとそばさん
さぁ! 準備も整いしゅっぱ~つっ!!


photo by トレッキングさん
と、すぐにつっかえる。w 冬季「冬眠中」になる自動販売機と一緒に。


photo by yukoさん
背景に、鹿島槍ヶ岳、五龍岳が美しかったので。
でも、この後もっとどぉ~んと見えるようになるのですけどね。
では、本当に出発!!



白馬八方尾根・唐松岳 ~待ち合わせは雲の上~

2016-07-16 21:40:50 | 山登り in 長野県エリア

2016年7月10日(日)
八方池山荘から少し登った展望台より望む日暮れの白馬三山方面

 早朝から白馬、栂池辺りを散策し、みんなとの集合場所八方池山荘に向かいます。


 まずは黒菱第3ペアリフトに乗る。 ここまでの道が牧場通過、道幅狭し、とのことで緊張。 時間的には栂池で充分遊んでしまったので、駐車スペースはあるだろうと安心して行きましたが、登山後、もしくは途中にある温泉施設からの車が随分下りてきて、すれ違いに要注意!


山に上って行く道すがら、そして駐車場周辺にもお花がいっぱいで、もうここだけでも興奮する!w


温泉割引券着きリフト券セット購入して、いざ行かん!
(↑ こういう事をトレッキングさんが事前にちゃんと教えてくれる!)
乗ってるリフトの足元もお花がいっぱい! 景色もサイコ~!!


このペアリフトのクルクルがいいねぇ~!w


ちょっと歩いてクワッドリフトに乗り換え~!
途中からの景色。 


そしてクワッドリフトから。
一番左に見えるのが黒菱第3ペアリフト。
右のちょっと立派なのはアダムから上がってきた時、その後に乗るアルペンクワッドリフトでしょう。


photo by トレッキングさん
で、とうちゃ~くっ! トレッキングさんのお出迎え!w
さすがにクワッドリフトは設備も大がかり。


photo by トレッキングさん
八方池山荘には既にやまとそばさんが到着していました。
チェックインをして、荷物を置いてテラスで談笑。
ひんやりするほどのさわやかさ。 良い眺めだし、和むわ~。(*^o^*)


そして夕食。 す~ごく豪華で美味しかったです!
こちらの山荘、お風呂は入れるし、水道から水が出て、しかも飲用OKだし。
トイレは水洗だし。 電気がつくし、部屋にコンセントあるし。 これは山小屋ではなく旅館です。
翌日唐松岳登山中は、宿泊用の荷物はロッカーに置かせてもらえるので、本当に便利です。


さて、食後のイベント。 今月末お誕生日のやまとそばさんをお祝いして。


次、いつ会えるかわからないし。 仲間とお泊りの夜なんてそうそうないでしょ。

外もうす暗くなってきたので夕景撮りに向かいます。


なんとダイナミックな雲海が足元いっぱいに広がっていました!


photo by やまとそばさん
これはすごいっ!


けど、ちょっと無彩色。 焼けてくるかなぁ。 でも、開けた方向は東なのです。

と思っている間に。


photo by やまとそばさん
東側もいい色になってきました!


白馬三山方向。


月と八方尾根とyukoさん。


そして、暮れて行きます。
残念ながら星景を撮るには雲が張っており良い具合ではなかったので、
早寝をして翌朝3時から活動開始!
朝の空はどうだろう。。。



イヴの園 栂池を訪ねる #2

2016-07-16 00:49:07 | 山登り in 長野県エリア

2016年7月10日(日)
栂池自然園 浮島湿原

 栂池自然園を浮島湿原まで来ました。 八方尾根からの景色も気になり、浮島湿原を少し見てからすぐに八方池山荘に向かおうと思っていました。


 が、ここの池塘の中に浮島があるようなこの景色。 池塘を取り囲む様々な草や、ここでも彩りを添えるキスゲがきれいで、なかなか足が進みません。


 この向こうをもう少し行けば「展望湿原」で自然園の最深部。 行ってみたい気持ちもあったけど、今回はここまでで満足。 12時ごろまではここにいようかと思っていましたが、写真を撮りながら戻ります。 時間は10時半過ぎ。


遠くの景色や、丈の高い植物を撮っているとなかなか写らないのですが、
草の根元にはタテヤマリンドウがびっしり。


池塘の周り、赤っぽく見えるのはモウセンゴケ。
これだけあるので一生懸命探したけど、花は見つからずつぼみばかり。


こういう白い花はお手上げ。 
黄色はミヤマキンポウゲ? ウマノアシガタとどこが違うのだか。。。?


ハクサンフウロ


オトギリソウ


オオバミゾホウズキ


 わたすげ湿原に戻ってきた頃、空は真っ白。 もちろん高い山はとっくに見えなくなっていました。 
 11時ごろ。 トレッキングさんとyukoさんは山荘にチェックインしたと連絡が入ったので天気の様子を聞くと、あちらの山も雲に覆われていると。。。


ならば、いそいで八方に行かず栂池でもう少しお花の写真を撮ることにしました。


クロマメノキ


ホソバノキソチドリ














イワイチョウ


ワタスゲも少しは見られました。


この黒っぽいものは何だろう?


わたすげ湿原は往路で通らなかった方へ。





オオヒョウタンボク


オオバタケシマラン


タケシマラン


すると「風穴」がありました。 この岩の間から冷気が吹き出してきます。
涼しいを通り越して、冷たいのです!


栂池ヒュッテのあたりまで戻ってきました。
みんな美味しそうな各種ソフトクリームを食べています。
向こうの看板には「さるなしソフトクリーム」と書いてあります。
食べれば良かったかな。。。


 でも、なんとなく冷たいものは食べたくなかったので、山麓駅まで下りてきたところで、「とちみつプリン(だったかな?)」をいただきました。 クマちゃんの頭の上です。w これ、おいしかった~!
 栂池自然園までの「ゴンドラ+ロープウェイ+自然園入場券」を買う時にモンベルカードを提示すると200円のお買いものクーポン券がもらえました。 なので、このプリン、300円のところ、100円で頂きました~。 お得感たっぷり~!

 さて。 ここで午後1時半ごろ。 車に戻って荷物の整理をしてから黒菱第3リフトに向かいます。 リフトの駐車場まで結構走るらしいので、急ぎましょうか。


イヴの園 栂池を訪ねる #1

2016-07-15 13:01:27 | 山登り in 長野県エリア

2016年7月10日(日)
栂池自然園より(左から)白馬鑓ヶ岳(2903m)、杓子岳(2812m)、白馬岳(2932m)を望む

 いつもの皆と北アルプス・唐松岳に登ってきました。 待ち合わせは10日夕方、八方池山荘で。 登山は翌日11日決行!
 9日(土)、翌週のための仕事を片付け、夕方長野に向かい前泊。 10日(日)は朝からの時間を使って白馬周辺を楽しむ計画。 日曜早朝に起きると予報に反して空はどんより。 さて、どうするか。。。


 白馬に向かい谷あいの村を車で走って行くと、急に現れた神々しい頂。 思わず車を停めて「晴れるかな!?」と。

 しかし、その後高い山々の雲が晴れることはなかったのだけど、予定していた「青鬼の棚田」には行ってみようと向かう。 が、山を上り始めると「道路災害のため立ち入り禁止」の立て看板が。。。
 時間はまだ6時前。 他に気になっていた撮影スポットをチェックし、もう一カ所気になっていた場所へ向かってみる。


 それは短大生の頃、友人たちと作った小さなスキー同好会で何度か合宿でお世話になった宿、「くぼた荘」。 
 当時は普通の作りの大きなお宅、という本当の民宿という感じだったのに、随分立派になっていました。 お食事どころまで併設したみたいです。
 あの頃みんなで泊まりに行った時「周りは可愛いペンションがたくさんあるのに、うちに来てくれてありがとう。 うちはただの民宿だからせめて今日は女の子らしいケーキを焼いておいたわよ。」と可愛い美味しいケーキをご馳走してくれました。 料金も学生料金で安くしてくれて、お腹いっぱい鍋ものとおかずをいただきました。 あの頃の友たちと、また泊まりにいけたらいいなぁ、と思います。


 山も出ないので早朝撮影が思うようにいかないまま栂池へ。 やっぱりここもこんなです。 高い山に登るわけにもいかないので、せめて栂池自然公園に行ってお花くらい見たいと思ったのですが、あの雲の中に入って行って見られるのでしょうか。


日曜日だし、天気は良い予報だったのですが駐車場はガラガラ。
どこかに無料駐車場があったのかな? ゴンドラ始発まであと30分あるから?


で、「栂池パノラマウェイ ゴンドラリフト・イヴ」
いやぁ~、うれしいねぇ! アダムは乗ったことあるけど、多分イヴは初めて!


イヴに乗れたのは嬉しいのだけど、やっぱり上は白いよねぇ。。。


はい。 乗車7分で白い世界に突入。。。


けど、栂池自然園に着いたらこんなに晴れていました!
これなら高い山は見えなくても快適にお花を見られるねぇ!


右も左もわからぬまま、まずは「みずばしょう湿原」を右回りで行ってみる。 
なんか山に近そうだから。w
雲の合間から見える山々の一端。 すごいものが隠れている雰囲気。


ヒオウギアヤメ


クルマユリ


オタカラコウがきれいねぇ、などと撮っていると。
あれ。 雲切れてきてない?


おぉぉ~! 切れた~っ!!


うわぁ~! 素晴らしい~!!\(^O^)/
これだけで、もう来た甲斐があったわ!、と。


自然園を取り囲む山々からはあちこち滝が流れ落ちている。


素敵な小路だぁ~。
右手前は小蓮華山(2766m)らしい。
山が見えるうちにまた見晴らしの良い所に出るかなぁ。。。と歩いていると。


出たぁ~!(^◇^)
「わたすげ湿原」に出ました。
わたすげは見えないけど、キスゲがいっぱい!!
ここで見られたわぁ~、キスゲ。 うれしいっ!!





さらに歩くとこんなに素敵なフィールドを抜けて行く。
空といい、山といい、花といい、まさに楽園だ。


ちょっと前に yukoさん、トレッキングさんから連絡が入る。
「栂池に来るかも」という話だったのだけど、「風がないから八方池の水鏡を狙います。」と。
確かにそれもありだなぁ。。。けど、私はすっかり自然園の風景に魅了されていました。


「浮島湿原」までは行ってみよう、と楠川を越えます。


すると木道足元に。
おぉ! キヌガサソウ! 初めて見た!


大きいんだなぁ。 きれいだなぁ。
まるで地上のスイレンだぁ。。。


うわぁ! こんなにたくさん!
紅いのもあるんだ! と思ったら、多分これは終盤なのですね。w
けれどこの後さらにたくさんの群落を見ることができ、
本当にうれしかった。


オオバタケシマラン


スノキとか?


ゴゼンタチバナ





イブキトラノオ


で、浮島湿原。
ここはさっと見て、私も早めに八方池山荘に向かおうか、と思う。
とりあえず、すぐそばに浮島のある湿原が見えた左方向へ。

つづく