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2015年6月29日(月)
タニウツギ
アルパから八合目までのバス通りにはタニウツギのピンクがとてもきれいだった
出発前から唯一晴れマークの着いていた月曜日。 「最終日は大丈夫。」とこの日を楽しみにしていたのだが、前日土曜日辺りから天気予報も変わっており、午前中からだんだんと曇りマークが増えていた。
当日の朝の予報では朝から午後3時くらいまでが曇りマーク、その後が晴れマークと言う事で、自分が下山するころに晴れるのは何とも悔しいが、それほど悪いことにはならない、むしろ回復傾向、ということで意気揚々と朝一のバスに乗って八合目に着いたのだが。
まぁ、確かに雨は降っていない。 風も弱くただ霧で真っ白なだけ。w 風が弱いのはなんとも嬉しい。 「きっと歩いているうちに霧は晴れてくるだろう。」と思いつつも、「上の方がひどいんだろうな。」ということは3日目ですからなんとなく気付いていた。
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ムラサキヤシオ
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ベニバナイチゴ
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ガクウラジロヨウラク
ウラジロヨウラクにガクのあるものとない物があることは、やまとそばさんに教えていただきました。
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大きなカタツムリ
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マルバシモツケ
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ノウゴウイチコ゛
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マルバシモツケのつぼみ
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ミヤマウスユキソウ
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チングルマ果穂
もういい加減しずくまみれのお花は飽きた~。(ToT)
というか、やはり阿弥陀池に近づくにつれ、霧はどんどん濃くなり。 雨は降っていないのだが、充分体中、カメラ中濡れてしまうような霧と、そして恐れていた強風が吹きまくっていた。
とにかく避難小屋へ避難。 既にいた人、その後もどんどん来る人たち。 レインウェアをびっしょりにして、自然とこの先どうするか、という話題になっている。 予報が回復傾向だったので、靴を脱いで二階で休んで時間を稼ぐという人たちもいた。
わたしも少し座って休み、その後、後から来た人に席を譲り、戸口近くで外を眺めながら一時間くらいそこで様子を見た。 馬場の小路に下りて行ってもきっと深い霧の底だろう。 昨日のクマたちと鉢合わせしてもイヤだし。
近くにいた人が「焼森の方から登ってきた。 大焼砂から馬場の小路を回って来る予定だったが、風が強すぎて大焼砂は断念し、横岳から阿弥陀池に下りてきた。 が、横岳から15分くらい大焼砂方面に歩けばコマクサは見られる。 そのくらいなら大丈夫。」とのことだったので、今回はムーミン谷は諦めて、横岳に登り帰ることにした。
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ミヤマキンバイ
本当に残念だったが、あの風と霧では仕方ない。 前日に少しでも見られたことを幸運と思い、再訪を楽しみにしておこう、と思った。 というか、毎日の風と雨、霧で「もーーっ! やだーーっ!! あったかい温泉につかってもう帰る!」って思っていたかも。w
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稜線に上がれば本当は北の男女岳の方から南のムーミン谷まで見渡せるのだろうなぁ。
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ホソバイワベンケイ、っぽい物の頭がきれいに赤くなっているので「何だ?」と思って撮っておいた。 後から調べるとホソバイワベンケイは雌雄異株で、雌株は受精すると子房が赤くなるのだそうだ。 対して雄株は淡い黄緑色の小さな花を密集させるそうなのだが。。。
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おぉっ! これだ、これだ。
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上の写真、ミヤマダイコンソウの根元を拡大するとこんな感じ。 きっとこれがホソバイワベンケイの雄株だと思う~。
なんて写真を撮りながら、横岳に着くまでも結構な風。 そして横岳から国見温泉方面、大焼砂への道に入るとこれがまたいっそうバージョンアップ。 馬場の小路の谷底から吹き上げてくるような強風と、それに乗ってくる濃い霧。 ほんとに不思議なのですが、雨ではないし、明らかにしずくとは言えないのにびっしょりに濡れる。 風は尋常ではなく、前に進むのによろけるほど。
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そんな中なんとか本当に15分ほど進むと大焼砂らしい砂礫の斜面が見えてくる。 もはや谷底の方向に身体を向けることはできない程の風と霧なのだけど、タカネスミレやこまくさが群生しているのはそちら方面。
霧がなんとか薄くなった時に、手すりにつかまりながらさっと撮った数枚。 霧の濃い時にレンズを向けたら一瞬でソフトフォーカスになってしまうのだもの。
そしてもう少し進めばコマクサがたくさんある風景も見えたのですが、「もう無理~。(ToT)」という状態で。。。
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ふと見ると柵の外に咲いたひと株。 天使のようだ~(ToT) 身体で風と霧をよけながら撮りました。
本当はもっといっぱいあったのだろうけどね~。
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横岳への帰りは若干登り。 風の強い中けっこう辛いです。w
けれど、横岳から焼森まで少しの間低いけれど木々の中を通ります。
風も和らぎ、こんなにたくさんのコミヤマハンショウヅルに出会えてうれしくなる。
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そして八合目から横岳に向かうこのルートはシャクナゲコースとも呼ばれており、本当にたくさんのハクサンシャクナゲが見られます。
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焼森に近くなると再び登山道は砂礫になり、風、霧が強くなったため焼森山頂の写真は無し。 あ、横岳山頂の写真も載せてませんね。 一応撮ったのだけど、焼森は本当に撮ってもいない。w
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焼森から八合目に下る登山道沿いの砂礫地にもたくさんのタカネスミレとコマクサが見えましたが、遠いし、撮る気力なし。 実はこのために望遠レンズはザックに入っていたのですよ。 けど、あの風と霧じゃレンズ交換する気にもなれず。
でも一番近くに見える花を、一応標準レンズで。 そしてこれはトリミングです。 これも霧の少なくなった時を狙ってね。
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その後コバイケイソウの道を通り、またシラネアオイも見られたし、たくさんのベニバナイチゴの真っ赤な花やその他の花も見ながら、八合目に到着しました。
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靴底を良く洗って帰ります。
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バスに乗ってアルパに着くと、田沢湖のあたりに陽が射している。 とうとう山で晴れることはなく、景色を見渡すこともなかったなぁ。
予定より早いバスに乗れたので、泊まっていたハイランドホテル山荘さんに預かってもらった荷物を取りに行き、温泉にもゆっくり入れていただき、そして羽後交通のバスに乗って田沢湖駅に向かいました。
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田沢湖駅に向かう途中、バスの窓から撮った一枚。 初めての青空かな。w
毎日お天気が悪かったことは残念だったけど、何にせよ電車で案外簡単に行けることがわかり、実際に行ってみて本当に良かった。 山も一番行きたかったムーミン谷を踏破することができなかったのは残念だったけど、山の概要はわかったし、更には国見温泉方面も、乳頭温泉方面へのルートも大変興味があり、是非行ってみたい!
新幹線に乗るとお隣の駅、雫石は快晴で岩手山やその他の山も良く見えた。 やまとそばさんの鳥海山の記事も良かったなぁ。 あ。 小岩井牧場にも行きたかったんだ。。。
帰って来てから再び、yosiさんの昨年と今回のレポ、やまとそばさんの6年前と今回のレポを拝見しました。 「ここからはこういう風景が見えたのだな。」と改めて見返えしました。
なかなかお天気の良い日に当たるのは至難の業、と言う気がします。w が、また是非行ってみたいと思います。
写真を見ながらレンズにとってはかなり過酷な条件でレンズ内に湿気が入っているだろうなと良いレンズほど心配に成ります。
3日かけて行ったのに霧と風で思うように行かなかったのは帰りの新幹線で疲れがどっと出たでしょう。
駒ヶ岳も田沢湖駅に向かう途中のバスの窓から撮った写真が一番良かったりして。。
そう言えば私は、ゴールデンウィークに小岩井農場の一本桜を見たくて行ったのに今年は早くに咲いて終了、私の東北三大桜見物はすべて葉桜でした。
後半はカメラをいつもの身体の前に着けているケースに入れて、
撮る時はタオルにくるんで風下の被写体をさっさと撮るようにしました。
まぁ、それでもやっぱり行けたこと、見れたことの嬉しさは代えがたいもので、
秋田新幹線に乗れたことも嬉しかったし。w
電車は自分で運転するよりやっぱり楽だなぁ、とも思いましたよ。
小岩井農場の一本桜、行ったのですね!
私もいつか見てみたいと思いますが、
ちょー人気スポットですよね。
喧嘩沙汰も絶えないとか。w
宮澤賢治の世界にちょっと触れられたら、
それだけでいい気もします。
行ってみたいなぁ~。
天気予報を見ながら一日は青空の下で撮れるのでは~と思っていたのですが・・・。
山の天気は難しいし、この時期の秋田駒~ガスが舞い始めるのも早い~。
Laylaさんの3日間の経験は、後でまた行かされるでしょうね~。
また来年~タカネスミレやチングルマを見に来てください~って、秋田駒が言ってますよ~♪
でも今回秋田駒ケ岳に行ってみて、遠くても新幹線でスイッと行けて、
到着駅からもバス一本ならとても楽、と言う事がわかりました。
そんな山が他にもあるだろうと思うし、
現地でレンタカーを借りればもっと行動範囲は広がるな、
といろいろ模索しております。
まぁ、とりあえずはムーミン谷のチングルマ、タカネスミレ、コマクサ、
がまともに見られるまでは通ってしまいそうです。w
乳頭山へ続くあちこちも、魅力的ですしね。
やまとそばさん御用達の三又温泉にも行ってみた~い!
初回は地形の複雑さで良く分からず、2回目にして全体が見えてきました。
ここは凄いですよ、いいところです。
で、また行くんでしょ(笑
いい所はみんな金曜日で終ってしまいました。w
ウソウソ。
昨年のyosiさんの記事が原動力ですし、
yosiさんも土曜日大変でしたよね。
ご無事で何よりでした。
そして yosiさんも今度は乳頭山回りでしょ?w
って、次は私も連れてって~、って
一応立候補しておきます(^_^;)
クマさんには会いたくないけどね。
新幹線でスイッと行けちゃいますから、
是非一緒に行きましょう!
八幡平や白神山地、そっちの方も行ってみたいなぁ~。