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2016年8月8日(月)
モン・チェティフ山頂(Mont Chetif 2,343m)付近からモンテ・ビアンコ(Monte Bianco 4,810.9m)を望む
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モン・チェティフ山頂に到着し、お昼ご飯を食べ、少し先に立つマリア像の近くまでやってきました。 眼下に見える街がクールマイユールです。 未だイタリアに来た、と言う気持ちは湧いてきませんがここは確かにイタリアなのです。
その昔 15世紀~18世紀初頭にかけて存在したサヴォイア公国はフランスは地中海のニースからイタリア北西部、最北はスイスのレマン湖までを領土としていたため、もともとはシャモニーもクールマイユールも一つの国の中にあったわけですね。 しかしトンネルもない昔、モンブランを隔てての国内の統治ってどうしていたんでしょう。
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私が立っているマリア像のピークから、みんなのいるモン・チェティフ山頂を見ています。 左の草の着いている岩峰の最上部にみんながいます。 すぐ右に見える黒っぽい岩の針峰群がエギュ・ノアール・ド・プトレイ(プトレイの黒い針峰)。 その後方白く雪の着いた丸いピークがモンテ・ビアンコ山頂です。 こちらの山とあちらの山々の間には深い谷、ヴァル・ヴェニーが横たわっています。
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photo by Kさん
Kさんが山頂から望遠で私を撮ってくれました。 このような場所です。
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ひとつ上の写真の位置で私の後方(北東方向)にはヴァル・ヴェニーから続くヴァル・フェレがはるか遠くまで伸びています。 谷の先に見える山はフェレのコル辺りでしょうか。 イタリアースイス国境です。
高い山々は谷の奥からグランド・ジョラス(Les Grandes Jorasses 4,208m)、ダンデジュアン(Dent du Geant 4,013m)のある針峰群、その次が良く判らず、一番手前のピークの上にエルブロネル展望台(Gere Helbronner 3,466m)があります。
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カメラを左に振って、北西方向にモンテ・ビアンコ(Monte Bianco 4,810.9m)。 丸いドームのような山頂の手前に鋭角に見えるピークがクールマイユール・モンブランと呼ばれるピークかな? 中央やや右に下降する大きな氷河がブレンバ氷河。
ブレンバ氷河の右側に針峰がありますが、その中に山小屋があるそうです。 そこから夜も明けぬ氷の締まった時間に出発し、雪崩や落石を気にしながらブレンバ氷河を駆け抜けるように横断し、モンブランに登って行く。。。というルートもあるのだと白野さんがおっしゃっていました。 恐ろしやぁ~。
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更にカメラを左に振り、西南方向。 ヴァル・ヴェニーの奥にはコンバル湿原があり、そのさらに奥の山々はフランスーイタリア国境となります。
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アップにするとこのような感じ。 モンブランを中心にヴァル・ヴェニーからヴァル・フェレの両端はまさにフランス~イタリア~スイスの接点で、3国国境を同時に見ることができるこの位置は日本では体験し得ない、なんだかすごく異国な感じと、そこをたどり歩いてみたい気持ちがわき上がってきたのでした。
実はそんなツアーは現に存在しており、身体が動くうちにまたアルパインツアーさんのお世話になりたい気がするこの頃なのです。w
まぁ、他に行きたい国が無いわけでもないし、日本国内でも行きたい所はいっぱいなので、どうなるかはわかりませんが。。。
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photo by TL鈴木さん
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photo by Nさん
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下山します。
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とても壮大で美しくて感動したのですが、旅も終盤になり少しさびしい気持ちです。
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スキー場を抜け、ヴィエイユ小屋に戻りました。 2回の小屋泊最後の夜です。
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夕食の時間まで少し間があったので、外に出るとみんなでビールやワインを飲んでいました。
その輪に加わりおしゃべりをしていると、小屋の奥さんから次から次へと差し入れが。w
6日目でだいぶみんなとも普通に話せるようになってきて、楽しい分だけ、さびしいね。
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夕食です! さすがイタリアン。
この大皿のパスタが本当に大皿!w
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お肉も美味しかったなぁ。
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デザートに一人一個のリンゴ。 このボールに山盛り入っていたのに、一個になってから撮るとは。w
けど、この後に甘い物も出たんだっけ? もう忘れてしまった。(^o^;
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さて、日が暮れました。 空には煌々と月が。
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写真左の明るさは月の光です。 が、星は良く見える。
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天の川も良く見えている。
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山小屋の2泊とも星空に恵まれるとは、幸運なことだった。
この日も23:30 くらいまで撮影し、翌朝は 4:00a.m.起床(出発?)で朝景撮り。
もう最終日だ。 このくらいのムリは買ってでもするよ。w
マリア像があるところからの展望もすごいです。もはやどこがどこだかわからないけど、この景色を見て、カメラに収められたなんて、やっぱり素晴らしい。なかなか行けないところではあるけれど、こうやってツアーに参加すれば、安心して行かれるんですね!私も考えたくなってきた (≧∇≦)
人生は一回だけだしね、なんてね。
でも、日本ってやっぱりどこまで行っても日本だし、
周りの人を「どの国から来た人だろう?」なんて思う事も滅多になくて。。。
シャモニやクールマイユールにいると、
廻り中の人がみんな違う国から来た人のように感じるのですよ。
そりゃ、飛行機に乗ってアメリカから来た人もいるでしょうが、
なんか地続きの国々だとすごく感じました。
山でも旅行でも、行く場所は千差万別。
その中でどこを選ぶかと考える時、
なんとなく自分はその土地との縁のようなものを考えます。
もちろん純粋にそこに行きたいから、だけで良いのですが。
今回はこの旅行に良いと思う点だけでなく、
憧れや夢なども多数感じ、
何度かダメになりそうだったにもかかわらず、
結果行けることになったこと。
行かなければきっととても後悔しただろうし、
行った今、心から良い経験だったと思っています。