out of curiosity #2

二つ目のブログに突入~!
ホッケー&山歩きで日光周辺に出没ちぅ!

秋田駒への旅 #1 ~6/27、6/28 雨がやむまで~

2015-07-02 23:44:45 | 山登り in 秋田県エリア

2015年6月28日(日)
男岳鞍部から馬場の小路を望む


 ムーミン谷(馬場の小路)、歩きたかったなぁ。。。
 「3日いれば一日くらい晴れるだろう。」そんな気持ちで臨んだ今回の旅でした。 予想通り天気予報は3日のうち一日、最終日のみ晴れる予報でした。 それでも気持ちは充分に行く価値があると思っていた。 なんにしても宿と新幹線を予約しちゃったら行くっきゃないし。(^o^;

 昨年、yosiさんの記事を拝見し是非訪れてみたいと思っていた秋田駒ヶ岳。 車で行くのはどうだろう? 時期的にチングルマの大群落を見るのであれば、梅雨空の中向かうのは必至。 車で移動だけに2日かけてしまっては中一日が晴れる確率は相当低いだろうなぁ。
 などとうっすら考えていたころ、甥が山形県へインターンに行ったり、自分が職場仲間との研修旅行(東北復興応援ツアー)の幹事になったりで、東北が身近になったきた。 さらに幹事の仕事でJRのびゅうに行く機会が増え、「新幹線で行ったらどうだろう?」の考えに行きつく。

 調べてみたら案外簡単なことで、会津駒ヶ岳の玄関口「アルパこまくさ」に行くのに最寄り駅は秋田新幹線田沢湖駅。 そこから羽後交通のバスでほんの30分強。 バスの便も「乳頭温泉行き」と「駒ヶ岳八合目行き(季節運行)」の2路線を利用できるので、さほど不便は感じない。 宿も一人で泊まれる所をネットで簡単に予約できた。
 更に、新幹線を利用すれば出発日から山に入ることができ、帰着日も一登りしてから帰ることができる。 3日の登山日を有して登れないことはあるまい!、だったのだが。w

 ではでは、秋田駒ケ岳への珍道中、行ってみよ~!

一日目 : 6月27日(土)
 朝くらいタクシーを使おうか、と思っていたが時間を調べたら始発のバスで間に合うので、自宅から最寄り駅へはバス利用。 問題なく乗車した中央線。 東京駅まで一直線。 新しくなった東京駅構内をおのぼりさんよろしく眺めながら、美味しそうなお弁当などに誘惑されそうになりながらも心配で、まっすぐに自分の列車のホームへ。

 今回の新幹線チケットは「何か割引価格の物などありますか?」とびゅうのお姉さんに伺うと「"大人の休日倶楽部"に加入すると今このチケットがお得ですよ。」と出されたのが、15,000円で東日本のJRが乗り放題。(一定期間ものです)新幹線も乗れて、指定席も6回までとれる。 これ、すごくないですか? 大人ってお得。 年に4回この手のチケットが販売されているそうです。

      

 盛岡駅で切り離された真っ赤なお顔のこまち号が無事田沢湖駅に到着。 田沢湖駅ではバス窓口であらかじめチケットを買う事もできるので、上高原温泉まで 670円。 バスはいったん田沢湖畔に寄り、乳頭温泉に向かいます。 天気は予報通り雨。

      

 それでも宿では荷物を預かってくれて、お風呂場で着替えもして良いと言う事だったので山に行こうと思ったのだが。。。仕事の電話は鳴るわ、風がビュービューうなり、雨も横殴りなので、やっぱりこの日は山はヤメにして、アルパこまくさで山のビデオを見たり、展示品を見たり、会津駒ヶ岳の本を買ったり。 「yosiさん達はどうしたかなぁ、無事下山したかなぁ。」と思いつつ駐車場を見ると車はなさそうなので、きっともうお帰りだろう、と自分も宿へ戻る。 天気は荒れ模様だが田沢湖も見えてきて、「明日はもしかしたら。。。」などと思っていた。

 今回の宿は田沢湖高原温泉の「ハイランドホテル山荘」さん。 アルパこまくさへは徒歩7分くらいで行けます。 チェックイン前から後まで、大変良くしていただきました。 
 2泊して、夕飯はちゃんと違う内容で出してくれましたよ。 朝食は7時からなので、2回ともいただかず山に行ってしまったのですが、その代わりおにぎり弁当を朝5時に作っておいてくれました。 前日18時くらいまでに頼んでおくと希望の時間に作っておいてくれるそうですよ。


二日目 : 6月28日(日)

      

 前日の天気予報では午後三時くらいまで曇り&小雨程度の予報だったので、早立ちが良いだろうと朝一番の8合目行きバス 06:01 に乗る。 アルパでは風もなく薄日も射すような天気だったけど、八合目まで上がると横殴りの雨。 避難小屋でレインウェアを着て、気合いを入れて外に出る。 歩いているうちに雨はやむかも、と思いながら。


 ザックに7Dとレンズは入れてあるけれど、それを出すことはなくとりあえずコンデジで下見程度に撮っておく。 風と雨は上に登るほど強くなる。 遠くの山肌に見える木々の葉が波のように揺れ動き、雨と霧が作る白の濃淡が流れてゆく。 大自然の中にいることは充分に感じられるけどね。


イワテハタザオ



チングルマ果穂
風が強くてみんな同じ方向になびいている。w



ムシトリスミレ

 見たいと思っていた花々はそこかしこに咲いており、眼を皿のように凝らさなくても容易に見つかる。 ただ、雨と風がひどくて花が傷んでいたり、何にしても7Dで撮影できないもどかしさ。 けど。 見れただけでいいじゃないか。 多分月曜日には良い条件で撮影できるはず。 そんな思いで阿弥陀池近くまで歩いてくると、雨と風は最高潮になっていた。

 朝同じバスで上がってきたパーティーも既に八合目方面に折り返してきた。 「どちらまで行かれましたか?」と聞くと「避難小屋で休んで帰ってきました。 大焼砂のタカネスミレとコマクサが見たかったのだけど。」と言って下山して行った。 


 私も避難小屋で休憩して今日は下山しよう。 午後はバスで乳頭温泉でも行ってみようか、などと考えていた。


 阿弥陀池南側のデコボコの木道を歩いて。 霧も深くて遠くまで見えたわけではないのだけど、この辺のチングルマは既に終わっていた感じ。 黄色に見える花は全てミヤマダイコンソウだと思っていたのだが、ミヤマキンバイやミヤマキンポウゲなどもあったのかな?


 そしてどんどん下山し片倉岳展望台手前ほどの所で「あ。 田沢湖が見える。」と思うと雨がやんでいるのに気付く。 雨はやんでもすぐ降りそうな空だし、濃い霧が押し寄せてくることもあり、まだ7Dを出そうとは思えなかったのだけど、しばらく考えようやく「カメラ出そうかな。」という気になってきた。


 振り返ると男女岳も見えてきて。。。7Dも出し、しばらく雨も降らなかったので「もう一度阿弥陀池まで上がってみるか。」と来た道を再び登り返していった。 だってまだ午前10時過ぎだったから。